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近日上映予定

  • 追悼特集 森崎東党宣言!

  • 2020/11/21 ~ 2020/12/11

森崎東(1927-2020)
長崎県島原市生まれ。京都大学法学部卒業後、『時代映画』誌の編集を経て、56年松竹京都撮影所に入社。助監督業の傍ら、テレビの仕事も手掛ける。65年、京都撮影所閉鎖に伴い、大船撮影所脚本部に移籍。野村芳太郎監督作などの脚本に参加。後に山田洋次監督作で多くの脚本を共作した。69年『喜劇 女は度胸』で監督デビュー。新宿芸能社「女シリーズ」に代表される喜劇の他、黒澤明『野良犬』のリメイクなど多くの作品を送り出したが、『街の灯』を最後に松竹を解雇される。74年以降はフリーの監督・脚本家として活躍した。2013年『ペコロスの母に会いに行く』が遺作となった。
 社会への怒りと生きる歓びと感涙をごちゃまぜに描き“怒劇”と呼ばれる作品群を生み出した撮影所世代最後の鬼才・森崎東。本特集では映画作品に加え傑作の呼び声も高いドラマ作品も上映! 未ソフト化作品多数!!

特別上映▶『喜劇・女売り出します』協力:国立映画アーカイブ
料金:1200円均一/ポイント鑑賞不可

トークショー付上映▶
料金:1500円均一/ポイント鑑賞不可/招待券使用不可

  • 上映予定作品一覧(全22本)

喜劇・女は度胸
喜劇・男は愛嬌
喜劇・女は男のふるさとヨ
喜劇・女生きてます
生まれかわった為五郎
女生きてます・盛り場渡り鳥
藍より青く
野良犬
街の灯
喜劇・特出しヒモ天国
黒木太郎の愛と冒険
ロケーション
生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言
女咲かせます
夢見通りの人々
ラブ・レター
ニワトリはハダシだ
ペコロスの母に会いに行く
喜劇・女売り出します
田舎刑事 第三話 まぼろしの特攻隊
天皇の料理番 第一回 カツレツと二百三高地
帝銀事件 大量殺人 獄中三十二年の死刑囚
  • 『喜劇・女は度胸(90分/35mm)』

  • 喜劇・女は度胸(90分/35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1960年
    監督:森崎東
    出演:花沢徳衛、清川虹子、渥美清、河原崎建三、倍賞美津子、沖山秀子、有島一郎、春川ますみ、中川加奈、大橋壮多、佐藤蛾次郎、久里千春
    脚本家・森崎東の40歳を過ぎてからの監督デビュー作にして大傑作。山田洋次原案で喋りっぱなしの渥美清登場となると寅さんを連想させるが、最後をさらう清川虹子、瑞々しい倍賞美津子、毅然とした沖山秀子と女たちの強さが圧倒的。対する男たちの情けなさが笑いと涙の中で沁みわたる。そして歴史に残るフェンス越しのキス!
    ©1960松竹株式会社

  • 『喜劇・男は愛嬌(87分/35mm)』

  • 喜劇・男は愛嬌(87分/35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1970年
    監督:森崎東
    出演:渥美清、倍賞美津子、寺尾聰、沖山秀子、中川加奈、桜むつ子、佐藤蛾次郎、浜村純、花沢徳衛、財津一郎
    マグロ漁から貧乏長屋へ帰ってきたオケラの五郎こと渥美清は、鑑別所から出たばかりの倍賞美津子を金持ちと結婚させる計画をたてるが…。集会が宴会となり、唱歌が猥歌になり、ダンプカーが長屋に突っ込んでくるアナーキーさ。「お前が全て悪いんだい!」と渥美を皆で指差す先には傾いた天皇の御真影が。これぞ反骨の森崎東。
    ©1970松竹株式会社

  • 『喜劇・女は男のふるさとヨ(91分/35mm)』

  • 喜劇・女は男のふるさとヨ(91分/35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1971年
    監督:森崎東
    出演:森繁久弥、中村メイコ、倍賞美津子、緑魔子、河原崎長一郎、伴淳三郎
    ストリッパーたちが共同生活する新宿芸能社を舞台にした喜劇女シリーズ第一弾。擬似家族は森崎の重要テーマで、芸能社の母さん・中村メイコが“娘”のため肥溜をヤクザのバーに放り込む序盤からテンションマックス。下手でも懸命に踊る緑魔子(お金がなくて片目だけ整形している!)、倍賞美津子のたくましさが素晴らしい。君が代の件のキレ具合が圧倒的な傑作!
    ©1971松竹株式会社

  • 『喜劇・女生きてます(90分/35mm)』

  • 喜劇・女生きてます(90分/35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1971年
    監督:森崎東
    出演:森繁久弥、左幸子、久里千春、佐々木梨里、安田道代、吉田日出子、久万里由香、橋本功、原田あけみ、佐藤蛾次郎
    喜劇女シリーズ第二弾。新宿芸能社を舞台に、短大卒のインテリ・吉田日出子、やくざのヒモ橋爪功がいる安田道代、頭の少し足りないポチ(真理アンヌの妹)の三人の踊子の人生を描く。電車で小市民に怒鳴りまくり、遂には家を徹底的に破壊するデストロイヤー・橋爪が凄い。
    ©1971松竹株式会社

  • 『生まれかわった為五郎(87分/35mm)』

  • 生まれかわった為五郎(87分/35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1972年
    監督:森崎東
    出演:ハナ肇、緑魔子、財津一郎、殿山泰司、都家かつ江、北林谷栄、三木のり平
    国民的テレビ番組「ゲバゲバ90分!」のキャラクター・為五郎をハナ肇が演ずるシリーズ第五弾。今作はセールスマン財津一郎とホステスの緑魔子の恋愛が中心」。茨城弁で「あたす、鳥目なんがでず」と部屋で電球の紐をおろおろと変なポーズで捜す緑魔子がカワイイ! ヤクザから足を洗いたい緑の親が殿山泰司、母が北林谷栄という凄い一家なのもいい。
    ©1972松竹株式会社

  • 『女生きてます・盛り場渡り鳥(89分/35mm)』

  • 女生きてます・盛り場渡り鳥(89分/35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1972年
    監督:森崎東
    出演:森繁久弥、中村メイコ、川崎あかね、山崎努、なべおさみ、春川ますみ、浦辺粂子、財津一郎、南美江、藤原釜足
    シリーズ第四弾。色情狂の母の影響で男に触られると蕁麻疹が出るスリ・川崎あかねと、吃音の山崎努の運命の恋を描く。母を演じる春川ますみの存在感が凄い。山崎努の通訳として付いてくる藤原釜足も出色。子供を連れた川崎が新宿芸能社に戻るため横断歩道を渡るラストシーン。傑作!
    ©1972松竹株式会社

  • 『藍より青く(94分/35mm)』

  • 藍より青く(94分/35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1973年
    監督:森崎東
    出演:松坂慶子、三國連太郎、千景みつる、佐野浅夫、赤木春恵、大和田伸也、尾藤イサオ、田中邦衛、殿山泰司、財津一郎
    山田太一原作のテレビドラマの映画化。敗戦のきざしが見えはじめた昭和19年の天草の漁村を舞台に、校長の娘・松坂慶子と網元の長男・大和田伸也の純愛を描く。徴兵される男との結婚に父・三國の反対に二人は立ち向かえるのか!? 松坂慶子初主演作。
    ©1973松竹株式会社

  • 『野良犬(104分/35mm)』

  • 野良犬(104分/35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1973年
    監督:森崎東
    出演:渡哲也、芦田伸介、松坂慶子、赤木春恵、中島真智子、緑魔子、佐藤蛾次郎、田中邦衛、殿山泰司
    刑事(渡哲也)の拳銃が奪われ、数日後その拳銃を使った殺人事件が起こる。渡は野良犬のように犯人を求め街を彷徨うが…。黒澤明監督の同名作品の再映画化。森崎版は沖縄返還に浮かれる1973年の京浜地方を舞台に、被差別者の復讐劇として再構築した。渡と芦田伸介のバディものとしても素晴らしい。
    ©1973松竹株式会社

  • 『街の灯(91分/35mm)』

  • 街の灯(91分/35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1974年
    監督:森崎東
    出演:堺正章、栗田ひろみ、笠智衆、森繁久弥、吉田日出子、財津一郎、谺のぶ子、高沢順子、田中邦衛、フランキー堺、研ナオコ、三木のり平
    アプローチ屋の堺正章はエロ老人・森繁ご依頼のアイドルに瓜二つの美少女に出会う。なりゆきで九州への徒歩旅行に出た二人は…。整形外科医・フランキー堺とモナリザになるはずが整形失敗した研ナオコのカップル、ラブホに連れ込まれたり銀行強盗したりする笠智衆と、豪華俳優陣が凄いことになっている。マチャアキのファッションにも注目!
    ©1974松竹株式会社

  • 『喜劇・特出しヒモ天国(78分/35mm)』

  • 喜劇・特出しヒモ天国(78分/35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1975年
    監督:森崎東
    出演:山城新伍、池玲子、芹明香、カルーセル麻紀、絵沢萠子、森崎由紀、藤原釜足、川谷拓三 、下条アトム
    墓場の裏に建つストリップ小屋“A級京都”のストリッパーとヒモたちのドタバタを笑いと涙で描いた傑作であり、その祝祭的作品世界への評価は高まるばかり。元ホームレスのアル中ストリッパー・ローズを演じる芹明香の魅力爆発!渡瀬恒彦、名和宏、室田日出男、深作欣二、工藤栄一もカメオ出演!!アルトマン的ともいうべき群像劇。
    ©東映

  • 『黒木太郎の愛と冒険(110分/35mm)』

  • 黒木太郎の愛と冒険(110分/35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1977年
    監督:森崎東
    出演:田中邦衛、財津一郎、倍賞美津子、伴淳三郎、清川虹子、小沢昭一、三國連太郎、緑魔子、杉本美樹、岡本喜八、麿赤兒
    若者たちと一緒にATGで撮った作品で、森崎お得意の“奇人変人長屋もの”だが雰囲気は暗め。スタントマンの黒木太郎(田中邦衛)を中心に、極貧聾唖夫婦(杉本美樹&岡本喜八)、猫を20匹も飼うオールドミス(緑魔子)と底辺の人間の生きざまが凄い。妻役の倍賞美津子も素晴らしいが、ゲスな元警官役の財津一郎も最高!
    ©1977東宝

  • 『ロケーション(99分/35mm)』

  • ロケーション(99分/35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1984年
    監督:森崎東
    出演:西田敏行、大楠道代、美保純、柄本明、加藤武、竹中直人、アパッチけん
    トラブル続きのピンク映画撮影隊はロケ先の宿の女中・美保純を主人公に仕立て、彼女の里帰りの道中に撮影することになるが…。現実と映画の境目が曖昧になり、過去と未来が混じり合う映画内映画の二重構造のみならず、幻想的に映し出される東北の夏も心揺さぶる。森崎ベストに挙げる人も多い超傑作。
    ©1984松竹株式会社

  • 『生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言(105分/35mm)』

  • 生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言(105分/35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1985年
    監督:森崎東
    出演:倍賞美津子、原田芳雄、平田満、泉谷しげる、片石隆弘、竹本幸恵、久野真平、小林トシ江、左とん平、上原由恵、梅宮辰夫、小林稔侍、殿山泰司、乱孝寿
    旅回りのヌードダンサー、“原発ジプシー”と彼ら相手の娼婦、出稼ぎフィリピン女性…。はみ出し者たちが抱える社会的問題をラディカルに問いつつ、コメディ、アクション、メロドラマあり息をも付かせぬ面白さに溢れた奇跡の一本。底辺に行きる彼らのヴァイタリティー溢れる姿は人間賛歌そのもの。
    ©1985松竹株式会社

  • 『女咲かせます(93分/35mm)』

  • 女咲かせます(93分/35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1987年
    監督:森崎東
    出演:坂慶子、役所広司、平田満、川谷拓三、田中邦衛、柄本明
    父親仕込みの泥棒・松坂慶子が貧乏チェロ弾き・役所広司に惚れてカタギになろうと決意。最後の大仕事10億円強奪を企てるケイパー・コメディ。衰退した長崎の炭鉱島の衰退と貧しさが根底にあるものの、やはり鉱夫仲間たちの宴会と労働歌が元気をくれる。冒頭からラストに至るまで、時折響くチェロの音色も美しい。
    ©1987松竹株式会社

  • 『夢見通りの人々(95分/35mm)』

  • 夢見通りの人々(95分/35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1989年
    監督:森崎東
    出演:小倉久寛、南果歩、大地康雄、西川弘志、笑福亭仁鶴、すまけい、原田芳雄
    大阪の狭い商店街の人々の恋、争い、笑い、哀しみ、そして死を90分に詰め込み、人生の喜怒哀楽を描き切った群像劇の傑作。一人一人が抱える情感が溢れ出し、商店街に生きる人々を愛さずにはいられない。森崎十八番のはみだし者たちの共同体を描いた作品で、オリヴェイラの『階段通りの人々』を彷彿とさせる一作。
    ©1989松竹株式会社

  • 『ラブ・レター(108分/35mm)』

  • ラブ・レター(108分/35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1998年
    監督:森崎東
    出演:中井貴一、山本太郎、耿忠、根津甚八、柄本明、倍賞美津子、大地康雄
    裏ビデオ屋で働く中井貴一は中国人との偽装結婚を気軽に引き受けるが…。不法入国、嘘の結婚、偽物の指輪、そして彼女がやらされた仕事。全てがフェイクだった日本で一人ぼっちで生き死んだ娘の愛だけが本物だったのか。ワンテイクで収められた中井貴一の手紙のシーンは圧巻。山本太郎の眉毛全剃りのチンピラ役も見られる。泣かせるために撮ったと森崎も語っている切ない作品。
    ©1998松竹株式会社

  • 『ニワトリはハダシだ(114分/35mm)』

  • ニワトリはハダシだ(114分/35mm) 上映スケジュール
  • 公開:2003年
    監督:森崎東
    出演:浜上竜也、原田芳雄、倍賞美津子、加瀬亮、石橋蓮司、余貴美子、李麗仙、岸辺一徳、柄本明
    知的障害を持つ少年・サムが警察の汚職事件に巻き込まれ、別れて暮らす家族や養護学校の先生が彼を助けんと大奮闘。在日朝鮮人、障害者、権力腐敗などの問題をてんこ盛りにしてエネルギッシュに駆け抜けるいつもの森崎節が炸裂。暴力刑事・塩見三省にボコられ投げられる加瀬亮も見もの。
    ©SHIMAFILMS

  • 『ペコロスの母に会いに行く(113分/デジタル)』

  • ペコロスの母に会いに行く(113分/デジタル) 上映スケジュール
  • 公開:2013年
    監督:森崎東
    出演:岩松了、赤木春恵、原田貴和子、加瀬亮、竹中直人、大和田健介、松本若菜、原田知世、宇崎竜童、温水洋一、穂積隆信、渋谷天外、春風ひとみ、根岸季衣、長澤奈央、大門正明、佐々木すみ江、正司照枝、島かおり、今井ゆうぞう、長内美那子、志茂田景樹
    認知症の母と介護する息子の日々を描いた岡野雄一のマンガを、自らも同じ病に侵されつつある森崎が映画化。「本当に深刻なことは喜劇でないと描けない」との森崎の信念通り、悲惨にならぬようユーモラスに描いている。赤木春恵の88歳にしての初主演映画でもあり、キネ旬の年間ベスト1を獲得した。
    ©2013『ペコロスの母に会いに行く』製作委員会

  • 『喜劇・女売り出します(89分/35mm)』

  • 喜劇・女売り出します(89分/35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1972年
    監督:森崎東
    出演:森繁久弥、市原悦子、夏純子、米倉斉加年、久里千春、荒砂ゆき、岡本茉莉、中川加奈、西村晃、財津一郎、小沢昭一
    森繁の財布を掏ったことから新宿芸能社に連れてこられた夏純子は手品ストリップで人気者に。しかし、かつての兄貴分(米倉斉加年)が取り返しにやってきて…。脚本に掛札昌裕が入ったせいか、いつもと異なるテイストの喜劇女シリーズ。全く笑っていない米倉が常につぶやく「笑わせるぜ全く!」というセリフには、そう思わなければヤッテいられない人生の辛さ哀しさがある。
    ©1972松竹株式会社

  • 『田舎刑事 第三話 まぼろしの特攻隊(95分/デジタル)』

  • 田舎刑事 第三話 まぼろしの特攻隊(95分/デジタル) 上映スケジュール
  • 公開:1979年
    監督:森崎東
    出演:渥美清、高峰三枝子、西村晃、宇都宮雅代、信欣三、浜村純、赤塚真人
    土曜ワイド劇場で放映された「田舎刑事」シリーズ第三話。特攻隊員が桜の木の下で女学生と交わる“マリアもの”と呼ばれるブルーフィルムを作り続ける西村晃と、その謎を追う刑事・渥美清。戦争に憑りつかれた男を演じる西村晃(実際に特攻の生き残りだった)のベスト・アクトか。早坂暁と森崎東による超ド級の作品であり、歪んだ精神が生んだ犯罪を描いたフィルム・ノワールの傑作。
    ©テレパック

  • 『天皇の料理番 第一回 カツレツと二百三高地(47分/デジタル)』

  • 天皇の料理番 第一回 カツレツと二百三高地(47分/デジタル) 上映スケジュール
  • 公開:1980年
    監督:森崎東
    出演:堺正章、檀ふみ、山口いずみ、目黒祐樹、近藤正臣ナレーション:渥美清
    1980年に放送された全19話のうち森崎が演出した第一話。明治末期、手に負えない劣等生の堺正章が、偶然に軍隊の厨房でカツレツを食べさせてもらい、料理人になることを決意。親も妻も反対する中、上京するまでを描く。堺の軽妙な演技に渥美清のナレーションが重なり、戦争の暗い影が近づく世相の中にもコミカルな味わいが素晴らしい一作。
    ©テレパック

  • 『帝銀事件 大量殺人 獄中三十二年の死刑囚(137分/デジタル)』

  • 帝銀事件 大量殺人 獄中三十二年の死刑囚(137分/デジタル) 上映スケジュール
  • 公開:1980年
    監督:森崎東
    出演:仲谷昇、橋本功、田中邦衛、中谷一郎、小松方正、戸浦六宏
    原作・松本清張、脚本・新藤兼人、演出・森崎がによる「帝銀殺人事件」の真相に迫る実録ドラマ。異様な毒殺事件を追う刑事・田中邦衛が直観で犯人と決めつけた画家・仲谷昇を追い詰め、自白させるまでを描く。731部隊関係者の捜査を打ち切らせるGHQ、拷問に近い取り調べなど、冤罪の可能性を強く示唆しているが、その経緯を淡々を描いているところが恐ろしい。
    ©松竹株式会社

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