近日上映予定
キム・ギヨン傑作選BOX発売記念 キム・ギヨン リターンズ
2020/12/12 ~ 2020/12/18
昨年、映画ファンたちを狂乱の渦に巻き込んだキム・ギヨンが帰ってくる。
『殺人蝶を追う女』も!
■料金(一本立て、入替制)
一般:1400円/シニア:1200円/学生:1200円/会員:1000円
※ポイント鑑賞はできません
上映予定作品一覧(全7本)
『玄海灘は知っている』
『高麗葬』
『殺人蝶を追う女』
『水女』
『火女’82』
『死んでもいい経験』
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『下女(111分/35mm)』
- 上映スケジュール
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公開:1960年
監督:キム・ギヨン
出演:キム・ジンギュ、チュ・ジュンニョ、イ・ウンシム、アン・ソンギ、オム・エンナン
妻が倒れたため、家政婦として若い娘を雇ったピアノ教師のトンシクは、彼女に誘惑され関係を持つが…。ブルジョア家庭を地獄の底に叩き込む下女の狂気が、階段と窓を使った効果的なショットで炙り出される。近年再評価が進み、世界を瞠目させたキム・ギヨンの最高傑作。熱狂的ファンであるマーティン・スコセッシを中心としてレストアされた版で上映します。
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『玄海灘は知っている(117分/デジタル)』
- 上映スケジュール
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公開:1961年
監督:キム・ギヨン
出演:キム・ウンハ、コン・ミドリ、イ・イェチュン、イ・サンサ
太平洋戦争中、日本軍に徴用された朝鮮人青年ア・ロウンの体験を、実話に基づいて描く。凄まじい差別と軍隊イジメ、戦火の中の恋、そして戦争の不条理。息もつかせぬ怒涛の展開と伝説のラストシーンは、観る者すべての魂をわしづかみすること必至!キム・ギヨンの代表作にして『下女』と並ぶ傑作。(画像・音声の欠落部分が数か所あり字幕説明がついている)
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『高麗葬(110分/デジタル)』
- 上映スケジュール
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公開:1963年
監督:キム・ギヨン
出演:キム・ジンギュ、チュ・ジュンニョ、イ・イェチュン、ソヌ・ヨンヨ、キム・ボエ
母の再婚で山間の寒村にやってきたグリョンと十人の義理の兄弟との確執を軸に、貧困と飢餓、目をそむけたくなるような人間の本質を暴力的にさらけ出した禍々しい傑作。障害者になり差別されるグリョン、水場を独占する悪党兄弟、姥捨て山に向かうグリョンの母、そして村を支配する邪悪なムーダンとキャラが立った登場人物、素晴らしいセットも見もの。(復元版だが中間部二箇所欠落部に字幕説明あり)
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『殺人蝶を追う女(117分/デジタル)』
- 上映スケジュール
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公開:1978年
監督:キム・ギヨン
出演:ナムグン・ウォン、キム・ジョンチョル、キム・ジャオク、パク・アム、イ・ファシ、キム・マン
低予算早撮りで監督本人も全く中身を覚えていなかったという一本。そのせいかギヨンのエロスとタナトス的嗜好が露わになった奇怪なイメージが横溢している。何度殺しても生き返る本売り老人、二千年前のガイコツ美女との丸い煎餅まみれの性交、「腹が減るから死にたい」主人公も最後には…。過剰でぶっ飛んだギヨン・ワールドの極北をお楽しみください!
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『水女(97分/デジタル)』
- 上映スケジュール
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公開:1979年
監督:キム・ギヨン
出演:キム・ジョンチョル、キム・ジャオク、イ・イルウン
ベトナム帰りの傷痍軍人チンソクは吃音の妻と結婚、彼女の実家の竹を使った事業で成功する。しかし生まれた息子もまた吃音で…。障害、不倫、虐待など人間の業を描いた“女シリーズ”の一作。パク・チョンヒ大統領によるセマウル(故郷改革運動)映画のためか、ラストで息子が突然「児童憲章」を流暢に読み上げ、それが母親の吃音をも治癒させてしまうという強引な展開に。呆然自失の異形の物語。
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『火女’82(122分/デジタル)』
- 上映スケジュール
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公開:1982年
監督:キム・ギヨン
出演:キム・ジミ、ナ・ヨンヒ、チョン・ムソン
『下女』の二度目のセルフリメイク作品。ストーリーやセットの作りも第一作とほぼ同じだが、現代的な女性映画として再構築されている。甲斐性のない夫に代わって養鶏場経営に成功した妻と粗野な家政婦が親しくなっていく前半から一転、男と家庭をめぐる女同士の闘いへ。ガラスと時計を使った画面構成も印象的な一作でブラックな笑い満載。お約束のネズミも登場します。
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『死んでもいい経験(99分/35mm)』
- 上映スケジュール
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公開:1990年
監督:キム・ギヨン
出演:ユン・ヨジョン、ヒョン・ギルス、キム・ビョンハク
子供が産めないことから夫とその両親から無理やり離婚された若妻と、事故で一人息子を失って以来、夫を憎みながら夜な夜な若い男を買う妻が偶然出会い…。女の狂った情念の暴走が引き起こす、常識を超越した異様な展開から目が離せない! キム・ギヨンの遺作にふさわしいサスペンスの怪作。
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