• 俳優が監督するとき

• 2019/03/09 ～ 2019/03/29

映画監督に進出した俳優たちの作品を上映！

※『お吟さま』(協力：国立映画アーカイブ)は特別上映、料金1100円均一です

• 上映予定作品一覧（全20本）

『慟哭　(114分)』

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『嫁ぐ今宵に　(89分)』

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『叛乱　(115分)』

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『黒い潮　(113分)』

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『泥だらけの青春　(92分)』

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『心に花の咲く日まで　(109分)』

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『乳房よ永遠なれ　(110分)』

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『月は上りぬ　(102分)』

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『あやに愛(かな)しき　(108分)』

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『愛情の決算　(112分)』

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『夜の鴎　(100分)』

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『倖せは俺等のねがい　(91分)』

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『硫黄島　(88分)』

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『鹿島灘の女　(93分)』

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『コレラの城　(96分)』

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『怪盗Ｘ 首のない男　(84分)』

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『遠い一本の道　(110分)』

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『親鸞 白い道　(140分)』

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『広場の孤独　(107分)』

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『お吟さま　(101分)』

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• 『慟哭　(114分)（デジタル）』

• 上映スケジュール
• 公開：1952年

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  監督：佐分利信

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  出演：佐分利信、木暮実千代、阿部寿美子、丹阿弥谷津子、三橋達也、南寿美子、千田是也、徳大寺伸、三宅邦子、笠智衆

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  妻を亡くした劇作家の杉守は、劇団研究員の文子の猛烈なアプローチを受け新作のヒロインに抜擢。過去に関係のあった劇団の看板女優に、文子の演技指導を託すのだが…。佐分利は、阿部寿美子演じる野心的な新人女優にときめく杉守を演じている。キネマ旬報十位となった監督五作目で、日本版『イヴの総て』と言われる。

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  ©国際放映

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• 『嫁ぐ今宵に　(89分)（16mm）』

• 上映スケジュール
• 公開：1953年

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  監督：斎藤達雄

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  出演：島崎雪子、斎藤達雄、細川ちか子、山内明、坂本武、沢村貞子、芦田伸介、清水将夫

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  小津の常連・斎藤達雄が、結婚をめぐる父娘のドラマという小津的テーマに挑んだ一作。自身が監督・脚本・主演を担当している。リストラされた父と病弱な母のため恋人との結婚を諦める娘と、就職したと嘘をつき赤線で湯タンポ貸しをする父。互いに思いやる家族がいじらしく、周りの人々の温かさが涙を誘う珠玉のホームドラマ。

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  ©国際放映

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• 『叛乱　(115分)（デジタル）』

• 上映スケジュール
• 公開：1954年

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  監督：佐分利信

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  出演：細川俊夫、清水将夫、山形勲、安部徹、鶴田浩二、菅佐原英一、島田正吾、辰巳柳太郎、木暮実千代、津島恵子、香川京子、藤田進

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  二・二六事件が起こるに至った社会情勢や陸軍内部の状況、そして青年将校たちの心理を克明に描いた一作。逆賊の汚名を被せられ処刑を待つ青年将校役の細川俊夫、丹波哲郎、鶴田浩二らの演技が素晴らしい。撮影中に病に倒れた佐分利の後を阿部豊監督が引き継ぎ製作された、二・二六事件映画の決定版！

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  ©国際放映

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• 『黒い潮　(113分)（16mm）』

• 上映スケジュール
• 公開：1954年

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  監督：山村聰

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  出演：山村聰、津島恵子、左幸子、滝沢修、東野英治郎、河野秋武、信欣三、安部徹、柳谷寛、清水元、伊沢一郎、石黒達也、小笠原章二郎、田島義文、下元勉、芦田伸介、下條正巳、武田正憲、山田晴生、浜村純、高島敏郎、進藤英太郎、夏川静江、沢村貞子、石山健二郎、千田是也、青山杉作、小川虎之助、御橋公、中村伸郎

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  秋山国鉄総裁の謎の死を巡り、他紙が他殺報道一色に染まる中、毎朝新聞の速水は自殺説寄りの立場を取るが…。ジャーナリストの良心とサラリーマンの悲哀に苦悩する記者を山村聰が演じる。真夏の編集部のうだるような暑さを再現した木村威夫の手腕が光る、下山事件の映画化の中でも傑作と呼び声が高い山村聰監督第二作。助監督は鈴木清順。

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  ©日活

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• 『泥だらけの青春　(92分)（16mm）』

• 上映スケジュール
• 公開：1954年

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  監督：菅井一郎

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  出演：三國連太郎、乙羽信子、高杉早苗、山内明、石黒達也、植村謙二郎、加東大介、清水一郎、柳谷寛、志摩桂子、三鈴恵以子、十朱久雄、下條正巳、大町文夫、殿山泰司、清水元、三島雅夫、小杉勇、滝沢修、伊藤雄之助

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  貧乏劇団の役者が映画スターに昇りつめ、慢心の果てに転落するという業界内幕もの。野心的な男を、当時映画会社を転々として五社協定違反俳優第一号となった三國連太郎が演じる。十朱久雄、加東大介、小杉勇、滝沢修、伊藤雄之助らが友情出演した菅井一郎初監督作で、脚本を新藤兼人、演出監修を吉村公三郎、音楽を伊福部昭が担当している。

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  ©日活

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• 『心に花の咲く日まで　(109分)（35mm）』

• 上映スケジュール
• 公開：1955年

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  監督：佐分利信

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  出演：淡島千景、芥川比呂志、丹阿弥谷津子、杉村春子、仲谷昇

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  都営住宅で暮らす夫婦と赤ん坊。失業した夫の代わりにミシンで生活を支える妻だったが…。貧乏ゆえのケンカもするが、小さな楽しみと前向きな明るさで苦労を乗り越える夫婦の姿を、愛情込めて描いた一作。美青年と駆け落ちしたものの、情緒不安定で毎日愚痴をこぼしにやってくる杉村春子が笑えます。

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  ©KADOKAWA 1955

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• 『乳房よ永遠なれ　(110分)（デジタル）』

• 上映スケジュール
• 公開：1955年

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  監督：田中絹代

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  出演：月丘夢路、葉山良二、織本順吉、川崎弘子、大坂志郎、安部徹、森雅之、杉葉子、北原文枝、木室郁子、田中絹代、坪内美詠子、飯田蝶子、左卜全

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  女流歌人であり母であるヒロインが乳癌に倒れる姿を描いた田中絹代監督第三作。短歌仲間の森雅之への秘めた愛、病気が進行し乳房切除してからの葉山良二との最後の恋を、月丘夢路が優雅かつエロティックに演じる。田中絹代の最高傑作にして、ビクトル・エリセの白紙委任状のセレクションに唯一選ばれた日本映画。

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  ©日活

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• 『月は上りぬ　(102分)（16mm）』

• 上映スケジュール
• 公開：1955年

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  監督：田中絹代

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  出演：笠智衆、山根寿子、杉葉子、北原三枝、安井昌二、三島耕、佐野周二、増田順二、小田切みき、田中絹代、汐見洋

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  三姉妹の恋愛を軸に描くホームコメディで、三女・北原三枝のお茶目な演技が見どころ。笠智衆や佐野周二といった男優陣がわきを固め、舞台となっている奈良の風物も楽しめる。小津安二郎が長年温めていた脚本を田中絹代第二作目の監督作品として提供された心温まる佳作。

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  ©日活

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• 『あやに愛(かな)しき　(108分)（16mm）』

• 上映スケジュール
• 公開：1956年

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  監督：宇野重吉

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  出演：田中絹代、信欣三、東野英治郎、小沢栄、山田五十鈴、吉行和子、奈良岡朋子、菅井一郎、芥川比呂志、東野英治郎、フランキー堺

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  妻が精神病を発病し亡くなるまでの日々を綴った上林暁の小説を新藤兼人が脚色、宇野重吉が監督した。精神病と文学者の困窮という重いテーマを夫婦愛と隣人愛の温かみで包んだヒューマニズム溢れる佳作。病状の変化をリアルに演じた田中絹代、文学青年くずれの小説家役の信欣三に加え、山田五十鈴らの豪華な脇役、友情出演者の登場も見どころ。

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• 『愛情の決算　(112分)（35mm）』

• 上映スケジュール
• 公開：1956年

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  監督：佐分利信

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  出演：佐分利信、原節子、三船敏郎、小林桂樹、千葉一郎、田中春男、堺左千夫、内田良平、八千草薫

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  子持ちの戦争未亡人・勝子は亡夫の上官だった楢崎と再婚するがうまくいかない。そんなとき、楢崎の部下だった大平と再会し…。無能で無気力で無口、遂に妻から三下り半を突きつけられる楢崎を佐分利、社会に出て恋愛し美しくなっていく勝子を原節子が演じる。三船敏郎と原節子の大人の恋愛映画にして、戦後日本人の変化を描く社会派ドラマ。

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  ©TOHO CO.LTD.

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• 『夜の鴎　(100分)（35mm）』

• 上映スケジュール
• 公開：1957年

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  監督：佐分利信

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  出演：佐分利信、新珠三千代、佐野周二、高堂国典、桜むつ子、田崎潤、佐原健二、久慈あさみ、那須勝利、大川昌幸、河内桃子、北条美智留、佐田豊、笈川武夫、清水一郎、夏川大二郎

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  次々に夫を事故で亡くし悲しむけい子は、妻に捨てられ子どもを抱えて困惑する画家・林に同情し…。いつも誰かを愛し、尽くすことに喜びを見出していく女性を演じる新珠三千代が美しい。デザイナーの妻に徹底的に馬鹿にされ捨てられる林を、佐分利が嬉々として演じている。

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  ©TOHO CO.LTD.

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• 『倖せは俺等のねがい　(91分)（16mm）』

• 上映スケジュール
• 公開：1957年

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  監督：宇野重吉

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  出演：フランキー堺、左幸子、高野通子、草山英明、毛利充弘、進藤三則、滝沢修、清水将夫、北原文枝、武智豊子、伊達信、草薙幸二郎、梅野泰靖、福田秀実、柳谷寛、星野和正、神谷千史、高田敏江、中原早苗、大塚美枝子、神崎キヨ、佐野浅夫、辻村真人、波多野憲、寄山弘、中野孝治、天草四郎

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  戦後の貧しい時代。結婚間近の男女のもとに、親と死に別れた子供四人がやってきて…。 民芸の宇野重吉監督作ということで、滝沢修、清水将夫、草薙幸二郎、大滝秀治などの顔ぶれが登場。フランキー堺と左幸子の明るいキャラクターと、子供たちの存在が心を温かくさせる昭和のホームドラマ。脚本は新藤兼人。

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  ©日活

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• 『硫黄島　(88分)（16mm）』

• 上映スケジュール
• 公開：1959年

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  監督：宇野重吉

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  出演：大坂志郎、小高雄二、芦川いづみ、山内明、芦田伸介、佐野浅夫、渡辺美佐子、小夜福子

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  終戦から六年。新聞記者は日記を取りに硫黄島に戻るという帰還兵に出会い…。地獄の硫黄島から生還した男への取材と証言から描かれる、戦闘シーンのない反戦映画。男が語る玉砕戦と、生き残った者たちが経験する極限の精神状態が凄まじい。記憶から逃れられず、生きている自分が許せない帰還兵を大坂志郎が熱演。

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  ©日活

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• 『鹿島灘の女　(93分)（35mm）』

• 上映スケジュール
• 公開：1959年

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  監督：山村聰

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  出演：江原真二郎、水木襄、春丘典子、山本幸子、小笠原慶子、谷本小夜子、鈴木暁子、岡野耕作、清村耕次左卜全、殿山泰司、加藤嘉、山村聡、杉村春子、沢村貞子、利根はる恵、中村是好、花沢徳衛、柳永二郎

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  鹿島灘の漁村から水郷地帯へ出稼ぎにゆく季節労働者たちの人間模様を、若者の恋を交えて描く。農漁村の逞しい生活、もはや根絶した日本の原風景を、山村聰が高らかに謳いあげた傑作。山村は相続争いに揺れる豪農の主人を演じる。母娘役で杉村春子と沢村貞子が出演しているのも見もの。

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  ©東映

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• 『コレラの城　(96分)（35mm）』

• 上映スケジュール
• 公開：1964年

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  監督：丹波哲郎、菊池靖

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  出演：丹波哲郎、南原宏治、花沢徳衛、鰐淵晴子、三島雅夫、河野秋武

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  江戸時代初期。砂金の密貿易でお取潰しになった九州竜ノ口藩ではコレラが蔓延。しかし、死の街と化した城下には砂金につかれた者たちが集まってきて…。腹に一物ある奴らが宝を求めて争うアクション大作。松竹と丹波哲郎のさむらいプロの共同製作で、アクションシーンは丹波哲郎が、ドラマ部分は共同監督の菊池靖が担当したという。

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  ©1964松竹株式会社

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• 『怪盗Ｘ 首のない男　(84分)（35mm）』

• 上映スケジュール
• 公開：1965年

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  監督：小杉勇

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  出演：宍戸錠、松原智恵子、川地民夫、山本陽子、深江章喜

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  都筑道夫原作の映画化で“ファントマ”から“黄金の7人”まで目くばせも効いた怪作。怪盗ブラックジョー（宍戸錠）を、私立探偵＆女性記者コンビ(川地民夫と山本陽子)、しょぼくれ警部(宍戸の２役)が追う! 付け頬、付け鼻に付け出っ歯で変装しまくる宍戸の悪乗り、山本陽子と松原智恵子のお色気、木村威夫の変な美術など見どころ満載！

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  ©日活

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• 『遠い一本の道　(110分)（35mm）』

• 上映スケジュール
• 公開：1977年

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  監督：左幸子

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  出演：井川比佐志、左幸子、市毛良枝、前田昌明、今井和子、市毛良枝、長塚京三、西田敏行、殿山泰司

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  労働運動に立ち上がった国鉄職員・市蔵とそれを応援する家族の姿を描く。高度成長期の合理化・機械化の波の中、人員整理されていく仲間たちとの連帯が熱い。左幸子が国鉄労働組合の資金援助によって監督した作品で、記録映画の巨匠・瀬川順一によるＳＬ等の映像はさすが。

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• 『親鸞 白い道　(140分)（35mm）』

• 上映スケジュール
• 公開：1987年

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  監督：三國連太郎

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  出演：森山潤久、大楠道代、泉谷しげる、ガッツ石松、小松方正、緑魔子、宮下順子、小沢栄太郎、蟹江敬三、丹波哲郎、三國連太郎、若山富三郎、フランキー堺、麿赤児、中村嘉葎雄

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  カンヌ審査員賞を受賞した三國連太郎企画・製作・脚本・監督作品。浄土真宗開祖、親鸞上人の半生を描いた怪作で、生き地獄の世の中を自らの道を求め教えを説いて歩く善信（親鸞）の姿が凄まじい。妻役の大楠道代のほか、緑魔子、小沢栄太郎、フランキー堺、若山富三郎、麿赤児、中村嘉葎雄を始め豪華な俳優たちの友情出演多数。

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  ©1987SHOCHIKUKINEMA TOKYONICHIEI

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• 『広場の孤独　(107分)（デジタル）』

• 上映スケジュール
• 公開：1953年

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  監督：佐分利信

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  出演：佐分利信、津島恵子、菅佐原英一、高杉早苗、千田是也

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  スターリン死去の報に沸く冷戦下の日本に、動乱利権屋のティルピッツが入国し、右翼と左翼の衝突を画策。その暗躍に、日産新報外信部副部長の原口（佐分利）と妻が巻き込まれ…。原作者の堀田善衛の他、武田泰淳、片山哲（社会党書記長）など、多くの政治家、文化人も出演し、佐分利の監督としての格を見せつけた社会派大作。冒頭15分ほど画面と音声の乱れが続きますことをご了承の上、ご覧ください。

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• 『お吟さま　(101分)（35mm）』

• 上映スケジュール
• 公開：1962年

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  監督：田中絹代

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  出演：有馬稲子、高峰三枝子、富士真奈美、仲代達矢、笠智衆、伊藤久哉、中村鴈治郎、南原宏治、岸恵子

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  利休の養女お吟の悲恋の物語。田中絹代の六本目にして最終監督作で、ただひたすらに高山右近(仲代達矢)を慕うお吟の視点から、彼女の数奇な半生を描く。利休役の中村鴈治郎がさすがの存在感を発揮するほか、にんじんくらぶの岸恵子が一場面のみ出演するなど、豪華な顔ぶれがそろっている。脚本・成沢昌茂、撮影・宮島義勇などのベテランが参加し重厚な物語を紡ぎだしている。

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  ©1962松竹株式会社

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