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近日上映予定

  • シネマヴェーラ的大映女優祭 小西康陽とシネマヴェーラ渋谷によるセレクション

  • 2017/11/04 ~ 2017/12/01

角川シネマ新宿「大映女優祭」連動企画。
小西康陽さんが偏愛する女優たち、意外な他社女優たちが続々登場。超レア作品もあります!

小西康陽セレクション
★自分にとって、映画を観る最大の楽しみは、美男・美女、あるいは怪優・奇優の顔をとっくりと眺めることなのです。とくに美人の女優さんの顔を食い入るように見つめること。これは映画館の暗闇の中だからこそ出来る楽しみだと思うのです。
★さて、大映の女優さんというと、やはり三益愛子さん、京マチ子さん、山本富士子さん、仁木多鶴子さん❤︎、若尾文子さん、中村玉緒さん、藤村志保さん、野添ひとみさん、八潮悠子さん❤︎、江波杏子さん❤︎、叶順子さん、安田道代さん、渥美マリさん、関根恵子さん、南美川洋子さん、なんていうところが代表でしょうか。
★でも自分が好きなのは、ちょっとズレていて、田宮二郎と結婚した藤由紀子さん❤︎、TVシリーズ「プレイガール」に出ていた高毬子さん❤︎、いつも二番手、三番手ながら凄い美人の三木本賀代さん❤︎、そして何より作曲家・浜口庫之助と結婚した渚まゆみさん❤︎、といったところ。彼女たちはせっかくの出演作品でも、ほんのちょっとしか出番がないものもあって、けれども、その「ちょっと」が嬉しい、そういうお気に入りの俳優、女優というのは、きっとどなたにもいるはずだと思います。
★今回はそんな贔屓の女優さんの出演作品から、まだ観逃しているものを中心にリクエストしました。とくに渚まゆみさん、三木本賀代さん、さらに松岡きっこさん、と大好きな女優さんが揃い踏みの『性犯罪法入門』は内藤由美子支配人、「名画座かんぺ」のむみちさん、角川・五影雅和さんなど各方面にちょっと無理を言って掛けていただく運びとなりました。
★たぶん出来の良いのも悪いのもあると思いますが、そこは「映画は大映」のキャッチフレーズの通り、撮影・装置・美術・照明・脇役、見どころは必ずあるのでは。この秋も劇場の最前列に陣取る予定です。(小西康陽)

シネマヴェーラ渋谷セレクション
★この秋~冬、各名画座で大映作品が連続上映されます。当館セレクションでは他社女優の出演作をピックアップ。新東宝から来た万里昌代と大空真弓の他、田中絹代、高峰秀子、有馬稲子、司葉子、杉村春子など他社イメージが強い女優が勢ぞろい。特別上映作品では原節子が登場!

※11月4日(土)13:00トークショー付上映『夕やけ小やけの赤とんぼ』(ゲスト:渚まゆみさん、聞き手:坪内祐三さん)は料金1500円均一です。トークショー後の上映『複雑な彼』も入替なしでご覧いただけます。
※特別上映『幸福の限界』『わたしの名は娼婦』『或る女』『悲しみは女だけに』は入替制1本立て上映・料金1100円均一です。

  • 上映予定作品一覧(全32本)

夕やけ小やけの赤とんぼ
雪の降る街に
駿河遊侠伝 破れ鉄火
乞食大将
復讐の切り札
銭のとれる男
複雑な彼
脱獄者
夜の縄張り
怪談おとし穴
秘録おんな蔵
尼くずれ
出獄四十八時間
性犯罪法入門
西城家の饗宴
西陣の姉妹
千羽鶴

満員電車
かげろう笠
歌麿をめぐる五人の女
可愛いめんどりが歌った
男の銘柄
嫉妬
B・G物語 易入門
囁く死美人
裏階段
無法松の一生
幸福の限界
わたしの名は情婦
或る女
悲しみは女だけに
  • 『夕やけ小やけの赤とんぼ(16mm)』

  • 夕やけ小やけの赤とんぼ(16mm) 上映スケジュール
  • 公開:1961年
    監督:島耕二
    出演:渚まゆみ、前田賢一、和波孝禧、片山明彦、三宅邦子、千田是也、中条静夫、、山田耕筰
    母が再婚したことをきっかけにグレたヨシ子は、盲学校から流れてきた「夕やけ小やけの赤とんぼ~♪」を聞き…。これが映画初主演となる渚まゆみが、盲学校の子どもたちに生演奏を聴かせるため奔走するヨシ子役を熱演。不朽の童謡「赤とんぼ」をモチーフに、作曲者・山田耕筰自ら出演した感動作。タイトルバックは藤城清治。【小西康陽セレクション】

  • 『雪の降る街に(16mm)』

  • 雪の降る街に(16mm) 上映スケジュール
  • 公開:1962年
    監督:村野鉄太郎
    出演:高原巧、山崎努、小桜純子、川口浩、三津田健、渚まゆみ
    秋田の雪深い街。高校野球のエース・信夫の家をプロ野球選手の辺見が訪ねてくる。信夫は辺見の妹・久美子に一目で恋するが、彼女は信夫の兄・一郎に惹かれ…。雪深い街を舞台に、都会から来た娘をめぐる兄と弟の相克を『雪の降る街を』のメロディに乗せて描いたドラマ。スキーの選手生命を断たれ屈折した一郎を山崎努が演じる。【小西康陽セレクション】

  • 『駿河遊侠伝 破れ鉄火(35mm)』

  • 駿河遊侠伝 破れ鉄火(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1964年
    監督:田中徳三
    出演:勝新太郎、藤由紀子、水原弘、大辻伺郎、浅香光代、谷啓、山本礼三郎、五味龍太郎、片岡彦三郎、中田ダイマル、中田ラケット
    次郎長が大親分として売り出す前日譚を描く勝新=次郎長シリーズ第二弾。大政・小政ら子分の登場あり、藤由紀子演じるおちょうとの祝言ありの賑やかな一作。多くの登場人物のエピソードをテンポよくまとめた隠れた傑作。クライマックスの大乱戦では、伊福部音楽にのって勝新が斬って斬って斬りまくる! 【小西康陽セレクション】

  • 『乞食大将(35mm)』

  • 乞食大将(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1964年
    監督:田中徳三
    出演:勝新太郎、藤由紀子、藤巻潤、城健三朗(若山富三郎)、田村正和、丸井太郎、五味龍太郎、島田竜三
    主君のため心ならずも敵を騙し討ちにした後藤又兵衛(勝新)は、ついに命に叛いて城を飛び出し…。戦国時代、数々の戦歴をあげた武将が自分の良心を貫き通した姿を描いた大佛次郎原作の二度目の映画化作品。勝新が命を救う鶴姫役の藤由紀子の美しさが心に残る。勝新と若山富三郎との一騎打ちもあります。【小西康陽セレクション】

  • 『復讐の切り札(35mm)』

  • 復讐の切り札(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1966年
    監督:瑞穂春海
    出演:田宮二郎、高毬子、江波杏子、待田京介、長谷川待子
    風雨の台湾海峡の船上、ダイヤ密輸を見破られ船長を手にかけた四人の船員。それから五年、今では名士となった四人の前に船長の息子・田宮二郎が現れ…。老作家、ソバ屋、奇術師、殺し屋と変装を重ねながら父の仇を狙う田宮の前に立ちはだかる巨悪とは!? 謎の女を演じる高毬子の映画初主演作。【小西康陽セレクション】

  • 『銭のとれる男(35mm)』

  • 銭のとれる男(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1966年
    監督:村野鉄太郎
    出演:田宮二郎、藤巻潤、佐藤慶、高毬子、江波杏子、水谷良重
    昼はレーサー、夜はトランペッターとして人気絶頂の田宮二郎の栄光と挫折を描く波瀾万丈のドラマ。慢心が過ぎて落ちぶれた田宮がたどり着いたガソリンスタンド。そこで出会う清純な乙女に高毬子。ピアニスト役の佐藤慶、非情な女実業家役の水谷良重の存在感が光る。【小西康陽セレクション】

  • 『複雑な彼(35mm)』

  • 複雑な彼(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1966年
    監督:島耕二
    出演:田宮二郎、高毬子、佐野周二、中村伸郎、若山弦蔵、滝瑛子、渚まゆみ、佐山真次、佐伯勇
    高毬子が恋したCAの田宮二郎は、井戸掘り、ボクサー、バーテン、カメラマンと多彩な経歴を持ち、スパイ容疑で現在執行猶予中という“複雑な彼”だった。原作は安部譲二をモデルにした三島由紀夫の小説。サンフランシスコとリオでロケを敢行。白いスーツでキメた田宮に加え、渚まゆみのスチュワーデス姿もお楽しみに!【小西康陽セレクション】

  • 『脱獄者(35mm)』

  • 脱獄者(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1967年
    監督:池広一夫
    出演:丹波哲郎、藤巻潤、待田京介、長谷川待子、渚まゆみ、加藤嘉、金子信雄、内田朝雄
    弟が属する暴力団にハメられて投獄された剛腕警部補・丹波哲郎は、弟を更生させるため脱獄を企てるが…。前半のギャング映画テイストが後半一転、手持ちキャメラによるセミドキュメンタリー・タッチに。丹波のカッコいいアクションが見ものの傑作サスペンス。加藤嘉、金子信雄、待田京介、内田朝雄、渚まゆみと脇役陣も豪華。【小西康陽セレクション】

  • 『夜の縄張り(35mm)』

  • 夜の縄張り(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1967年
    監督:村野鉄太郎
    出演:田宮二郎、野添ひとみ、成田三樹夫、久保菜穂子、江原真二郎、松岡きっこ、北原義郎、中条静夫、内田朝雄
    汚い手でクラブの経営者となった田宮二郎は、強請のネタを追ううち裏組織と対立することになり…。夜の銀座を舞台に、貧乏から成り上がろうとする男の栄光と挫折を描いたピカレスク・ドラマ。成田三樹夫が裏組織の殺し屋を演じるほか、元フーテンのホステス役の松岡きっこが重要な役割を演じる。【小西康陽セレクション】

  • 『怪談おとし穴(16mm)』

  • 怪談おとし穴(16mm) 上映スケジュール
  • 公開:1968年
    監督:島耕二
    出演:成田三樹夫、渚まゆみ、船越英二、見明凡太郎、平井岐代子、三条魔子、田中三津子、福原真理子、津山由紀子、早川雄三、橋本力、片山明彦、佐伯勇、谷謙一、遠藤啓平、大山健二、南方伸夫、渥美マリ、夏木章、新宮信子、木島進介、 河島尚真
    社長秘書の成田三樹夫は、社長令嬢と結婚に邪魔な恋人を殺す。その後、会社では幽霊が出るとの噂が…。深夜のオフィス・ビルに響き渡るタイプライターの音など、現代的なホラー・テイストが効いた一本。ミッキーを容赦なく追い詰める渚まゆみの鬼気迫る熱演が凄い! そっくり設定の『囁く死美人』と見比べるのも一興。【小西康陽セレクション】

  • 『秘録おんな蔵(35mm)』

  • 秘録おんな蔵(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1968年
    監督:森一生
    出演:安田道代、田村正和、長谷川待子、三木本賀代、浜田ゆう子、菅井一郎、江守徹
    吉原に売られた米問屋の一人娘・安田道代は父を殺した仇たちに出会い…。苦界に沈んだ女の復讐譚に絡めて、「おんな蔵」や「踏み合い」など廓のしきたりが紹介されていくのも興味深い。安田道代を助ける女衒に田村正和、廓に馴染めず自ら死を選ぶ武家の出の遊女に三木本賀代。森一生の演出が冴える秘録シリーズ中の傑作。【小西康陽セレクション】

  • 『尼くずれ(35mm)』

  • 尼くずれ(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1968年
    監督:池広一夫
    出演:安田道代、三木本賀代、小林直美、しめぎしがこ、中谷一郎
    春光尼(安田道代)と知り合ったトルコ嬢の三木本賀代は、ヤクザに追われる仲間たちを引き連れ尼寺に逃げ込んだ。増大する生活費を稼ぐためヌードモデルを引き受けた安田は…。美人でカッコよくてヤクザ相手に啖呵もきれるヒロインに安田道代がドンピシャ。「姿は尼だが、中身は凄い!!」というばちあたりなキャッチコピーもイカす。【小西康陽セレクション】

  • 『出獄四十八時間(35mm)』

  • 出獄四十八時間(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1969年
    監督:森一生
    出演:峰岸隆之介、安田道代、長谷川明男、松岡きっこ、戸浦六宏、神田隆、松村康世、須賀不二男、水原浩一
    無実の罪でムショ入りした警官・峰岸隆之介が出所。自分を陥れた暴力団組長が四十八時間後に拳銃密輸をすると聞き…。限られた時間で復讐を果たすため疾走する峰岸、フーテン美女の松岡きっこ、仇を狙う安田道代。全てが絡み合い焦点の時間に向って収束していく。森一生・宮川一夫コンビによるハードボイルド・アクション。【小西康陽セレクション】

  • 『性犯罪法入門(デジタル)』

  • 性犯罪法入門(デジタル) 上映スケジュール
  • 公開:1969年
    監督:帯盛廸彦
    出演:松岡きっこ、三木本賀代、渚まゆみ、長谷川待子、山東昭子、E・H・エリック、杉狂児、佐賀潜
    浪人生を誘惑した四人の女、顧客を性接待した貿易商社部長、美人局にひっかかった夫、妻と舅の不倫…。ダイヤの指輪を狂言回しに性が氾濫する現代風俗をオムニバス形式で描き、それらの違法性について実在の弁護士・佐賀潜がいちいち解説してくれる性犯罪法律入門映画!? 角川が埋もれた大映作品を発掘するKADOKAWA CINEMA DIG(KCD)第六回上映作。【小西康陽セレクション】

  • 『西城家の饗宴(デジタル)』

  • 西城家の饗宴(デジタル) 上映スケジュール
  • 公開:1951年
    監督:鈴木英夫
    出演:菅井一郎、千秋実、三條美紀、中北千枝子、若山セツ子、小林桂樹、殿山泰司
    元海軍大佐・晋作(菅井一郎)一家のドタバタを描く。戦死した次男の妻を再婚させたと思ったら、芸能ブローカーに騙された次女・若山セツ子のため会社の金を横領するはめになった晋作は…。前半のホームドラマから一転、後半一気にサスペンス風味を増したと思ったら、とんでもない展開に! 鈴木英夫監督、新藤兼人脚本、木村威夫美術による怪作。【シネマヴェーラ渋谷セレクション】

  • 『西陣の姉妹(16mm)』

  • 西陣の姉妹(16mm) 上映スケジュール
  • 公開:1952年
    監督:吉村公三郎
    出演:宮城野由美子、三浦光子、津村悠子、田中絹代、宇野重吉、日高澄子、進藤英太郎、東山千栄子、菅井一郎、三橋達也、柳永二郎、近衛敏明、殿山泰司、南部彰三、葛木香一、上田寛
    西陣織の大店大森屋の主人が莫大な借金を残して自殺し、残された妻と三人の娘たちに金の取り立てが…。鬼のような高利貸・菅井一郎に啖呵を切る芸者役の田中絹代の堂々たる演技はさすが。没落して行く旧家の人々を情け容赦なく追い詰める新藤兼人の脚本が素晴らしい傑作。【シネマヴェーラ渋谷セレクション】

  • 『千羽鶴(35mm)』

  • 千羽鶴(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1953年
    監督:吉村公三郎
    出演:木暮実千代、乙羽信子、木村三津子、杉村春子、清水将夫、森雅之、英百合子、菅井一郎、進藤英太郎、相馬幸子、加賀周子、殿山泰司、大美輝子
    森雅之をめぐって、亡き父の愛人だった二人の女(杉村春子と木暮実千代)が繰り広げる愛憎劇。いつもの優柔不断ぶりを発揮する森雅之、溢れるお色気を抑えられない木暮実千代もはまり役だが、何といっても木暮への恨み妬みを体現して余すところがない杉村春子の演技に圧倒される。宮川一夫による映像も素晴らしい傑作!【シネマヴェーラ渋谷セレクション】

  • 『雁(16mm)』

  • 雁(16mm) 上映スケジュール
  • 公開:1953年
    監督:豊田四郎
    出演:高峰秀子、田中栄三、小田切みき、浜路真千子、東野英治郎、浦辺粂子、芥川比呂志、宇野重吉、三宅邦子、飯田蝶子、姫路リエ子、宮田悦子、山田禅二、町田博子
    妻ある男に騙された過去を持つ高峰秀子は、年老いた父のため高利貸し・東野英治郎の妾になる。そんなとき、窓から大学生を見かけ…。妾と帝大生、女と男、封建制と近代が交差する明治の東京で、恋する高峰秀子が疾走する! 若い高峰に執着する東野と嫉妬の鬼と化す古女房・浦辺粂子の修羅場も見もの。【シネマヴェーラ渋谷セレクション】

  • 『満員電車(35mm)』

  • 満員電車(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1957年
    監督:市川崑
    出演:川口浩、笠智衆、杉村春子、小野道子、川崎敬三、船越英二、潮万太郎、山茶花究、見明凡太郎、伊東光一、浜村純、入江洋佑、袋野元臣、杉森麟、響令子、新宮信子、葉山たか子、半谷光子
    就職難の世の中、「座席がないと分かっていても電車には乗る」と割り切ってビール会社に就職した川口浩だが…。溢れかえる人間、決まりきった生き方。父親は母親が狂ったと言い、母親は父親が狂ったと言う。狂っているのは社会か自分か? 奔走する川口をブラックかつシニカルに描いた風刺コメディーの傑作。【シネマヴェーラ渋谷セレクション】

  • 『かげろう笠(35mm)』

  • かげろう笠(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1959年
    監督:三隅研次
    出演:長谷川一夫、香川京子、新珠三千代、中村鴈治郎、香川良介、田崎潤、舟木洋一、荒木忍
    助けた盲目の姫・香川京子を連れて江戸へ向かった風来坊の長谷川一夫。香川の眼の治療代を稼ぐため働き始める長谷川だったが…。香川の眼が治るときが別れのとき。『街の灯』や『ローマの休日』を思わせる身分差男女の切ないロードムービー・ロマンス。【シネマヴェーラ渋谷セレクション】

  • 『歌麿をめぐる五人の女(16mm)』

  • 歌麿をめぐる五人の女(16mm) 上映スケジュール
  • 公開:1959年
    監督:木村恵吾
    出演:長谷川一夫、淡島千景、中田康子、淡路恵子、野添ひとみ、山本富士子、毛利郁子、春川ますみ、美川純子、矢島ひろ子、倉田マユミ、山茶花究、清川玉枝、見明凡太郎、河津清三郎
    裏長屋に住む喜多川歌麿(長谷川一夫)と彼をとりまく女性たちを豪華キャストで描く。花魁・毛利郁子、長屋の娘の春川ますみと野添ひとみ、浪人の妻・淡島千景、茶屋の女・淡路恵子、芸者・山本富士子、腰元・中田康子と何故か七人の女が登場。五人の女とはいったい!? 溝口版とはひと味違う娯楽時代劇としてお楽しみください。【シネマヴェーラ渋谷セレクション】

  • 『可愛いめんどりが歌った(35mm)』

  • 可愛いめんどりが歌った(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1961年
    監督:富本壮吉
    出演:田宮二郎、大空真弓、川崎敬三、三木裕子、左幸子、菅原謙二、森山加代子、杉田康
    家出してドラマ作家の叔父宅に身を寄せた大空真弓がドラマのヒロインに抜擢され…。キャッチフレーズ「媚びて甘える可愛い悪魔!」そのままに、ディレクター・川崎敬三、人気俳優・田宮二郎に飽き足らず、叔父・菅原謙二をも翻弄する魔性の女・大空真弓の魅力にクラクラする一本。主題歌を歌うは森山加代子。【シネマヴェーラ渋谷セレクション】

  • 『男の銘柄(16mm)』

  • 男の銘柄(16mm) 上映スケジュール
  • 公開:1961年
    監督:弓削太郎
    出演:筑波久子、大瀬康一、丹羽又三郎、石井竜一、渋沢詩子、弓恵子、根上淳、左幸子、清川玉枝
    教師である夫が元教え子と浮気したことを知った筑波久子。夫に対抗して若いサラリーマン、サディストのデザイナーと次々に関係を持ち…。浮気にハマってエスカレートしていく妻を可愛く演じる筑波久子の魅力爆発!筑波の日活から大映への移籍第一回作品。【シネマヴェーラ渋谷セレクション】

  • 『嫉妬(デジタル)』

  • 嫉妬(デジタル) 上映スケジュール
  • 公開:1962年
    監督:土居通芳
    出演:宇津井健、大空真弓、福田公子、近衛敏明、万里昌代
    検事の宇津井健をめぐる姉妹のドラマに、嬰児殺しや汚職、殺人が絡み…。傑作『地平線がぎらぎらっ』の翌年に土居監督が撮った、カッコいい映像とジャズにしびれるサスペンスの佳作。製作は完全に新東宝ながら同社が公開を前に解散、翌年大映で公開された。KADOKAWA CINEMA DIG第一回上映作。【シネマヴェーラ渋谷セレクション】

  • 『B・G物語 易入門(35mm)』

  • B・G物語 易入門(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1962年
    監督:富本壮吉
    出演:万里昌代、加茂良子、渋沢詩子、宮川和子、田宮二郎、大瀬康一、竹村洋介、杉田康、三木裕子
    ベストセラー『易入門』を元ネタに、易にはまった仲良しBGたちの恋愛話をコミカルに描く。易担当の万里昌代は、占いに振り回される周囲を他所にシラッと実力で幸せを勝ち取るチャッカリさん。冒頭、原作者の黄小娥と田宮二郎が歓談、その後「よ〜い、スタート!」の声がかかる趣向も楽しい。【シネマヴェーラ渋谷セレクション】

  • 『囁く死美人(16mm)』

  • 囁く死美人(16mm) 上映スケジュール
  • 公開:1963年
    監督:村山三男
    出演:川崎敬三、万里昌代、花布辰男、緋桜陽子、浜田ゆう子、響令子、堀川真智子、緑愛子、小笠原まり子、高山京子、沖良子、伊東光一、長田健二、中条静夫、夏木章、松浦いづみ、小原利之、伊達正
    外科医の川崎敬三に院長令嬢との縁談が。そんなとき恋人の看護婦・万里昌代が妊娠し…。深夜の病院に松葉杖の音が響き囁き声が聴こえる。果たして幽霊か人間か!? 裏切られ流産させられ脚に傷を負った万里の恨みの眼、追いつめられ狂っていく川崎の演技が怖すぎる! ホラー・サスペンスの傑作。【シネマヴェーラ渋谷セレクション】

  • 『裏階段(16mm)』

  • 裏階段(16mm) 上映スケジュール
  • 公開:1965年
    監督:井上梅次
    出演:田宮二郎、司葉子、安部徹、成田三樹夫、仲村隆、村上不二夫、内田朝雄、守田学、早川雄三、緋桜陽子、中田勉、三角八郎、高田宗彦、伊達正、丸山修、大塚弘、穂積明、大庭健二、谷謙一、楠よし子、酒井三郎、岡崎夏子、山口健、豪健司、新宮信子、中原健、ジョー・オハラ、螢雪太朗
    田宮二郎の元を訪れた安部徹は、妹・司葉子の許婚役を依頼し…。元子爵を名乗る安部徹、付け髭の成田三樹夫を筆頭に全員が怪しい登場人物の中、司葉子が東宝では見られないミステリアスな魅力を発揮。終盤のとんでも展開に仰天必至のカルト作。【シネマヴェーラ渋谷セレクション】

  • 『無法松の一生(35mm)』

  • 無法松の一生(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1965年
    監督:三隅研次
    出演:勝新太郎、有馬稲子、東野英治郎、大辻伺郎、五味龍太郎、宇津井健、二宮秀樹、宮口精二、安部徹、遠藤辰雄
    何度も映画化された男の純情ドラマを勝新&有馬稲子コンビで描く。前半の乱暴者松五郎にドンピシャな勝新が、後半有馬への純情を貫く不器用な男を繊細に演じて泣かせます。有馬稲子の美しさもさることながら、クライマックスの小倉祇園太鼓のシーンが圧倒的に素晴らしい、勝新の隠れた傑作。【シネマヴェーラ渋谷セレクション】

  • 『幸福の限界(35mm)』

  • 幸福の限界(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1948年
    監督:木村恵吾
    出演:原節子、藤田進、小杉勇、市川春代、田村秋子、沢村貞子
    何十年も夫に口答えもせず従ってきた母、夫が戦死し子連れで実家に帰された長女、結婚は性交渉を伴う女中生活と断じる二女。昭和二十三年、価値観が激変する時代の女たちを描いた石川達三原作の映画化。二女の原節子が「処女であることは重荷だわ」「私をキズ者にしてくださらない?」とラジカルな台詞を連発。

  • 『わたしの名は情婦(16mm)』

  • わたしの名は情婦(16mm) 上映スケジュール
  • 公開:1949年
    監督:森一生
    出演:水戸光子、二本柳寛、菅井一郎、沢村貞子、阿部九州男、南部章三、寺島雄作、東良之助、原聖四郎、荒木忍、上代勇吉、上田寛、岩田正、篠原隆、菊野昌代志、福井隆次、越川一、加賀美健一、宮林光蔵、由利道夫、大川修一、志賀明、平田次郎、井上武夫、大原二郎、久原亥之典、園御幸、南春恵
    強盗と知らなかった恋人が逮捕され、マスコミに情婦とつるし上げられた水戸光子は工場を辞め…。今も変わらぬマスコミの暴力、世間の偏見に水戸は抵抗できるのか!? 実話を元に依田義賢が脚本化。責任を感じ水戸に就職を世話する新聞記者役に二本柳寛。

  • 『或る女(35mm)』

  • 或る女(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1954年
    監督:豊田四郎
    出演:京マチ子、森雅之、船越英二、芥川比呂志、若尾文子、沼田曜一、信欣三、近衛敏明、浦辺粂子、夏川静江、岡村文子、滝花久子、小田切みき、星ひかる、河原侃二、高松英郎
    明治末期、良家の娘に生まれ奔放に生き死んだ女・葉子の一生を描いた有島武郎の小説の映画化。三大悪女とも言われる葉子を自分に正直で可愛い女として京マチ子が演じ、葉子と破滅的な不倫に陥る船舶事務長を有島の長男・森雅之が崩れた男の魅力で体現。

  • 『悲しみは女だけに(35mm)』

  • 悲しみは女だけに(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1958年
    監督:新藤兼人
    出演:京マチ子、田中絹代、望月優子、杉村春子、宇野重吉、小沢栄太郎、船越英二、市川和子、水戸光子、乙羽信子、殿山泰司、見明凡太朗、鍵山寿子、加治夏子、響令子、八木沢敏、小原利之、ジョー・オハラ、島田裕司、伊藤直保
    新藤兼人の舞台『女の声』の映画化作品。三十年ぶりにアメリカから帰国した田中絹代と、金目当てで集まってきた家族の修羅場を描く。無能な弟に小沢栄太郎、姪に京マチ子、小沢の前妻に杉村春子、後妻に望月優子。苦いホームドラマであり密室劇の傑作。

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