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近日上映予定

  • 岸田森特集

  • 2014/04/26 ~ 2014/05/16

独特の佇まいで人々の記憶に残る個性派俳優・岸田森の出演作を特集。円谷プロ製作の怪奇ドラマも上映します!

※「可愛い悪魔」「白い手美しい手呪いの手」は16mmフィルムでの上映です。

  • 上映予定作品一覧(全18本)

斜陽のおもかげ
斬る
白昼の襲撃
おんな極悪帖
呪いの館 血を吸う眼
曼陀羅
百万人の大合唱

修羅雪姫 怨み恋歌
血を吸う薔薇
鬼輪番
黒薔薇昇天
歌麿 夢と知りせば
愛の嵐の中で
ダイナマイトどんどん
漂流
可愛い悪魔
白い手美しい手呪いの手
  • 『斜陽のおもかげ』

  • 斜陽のおもかげ 上映スケジュール
  • 公開:1967年
    監督:斎藤光正
    出演:吉永小百合、新珠三千代、芦田伸介、高杉早苗、笹森みち子、北林谷栄、三津田健、藤田けい子、藤田尚子、鈴村益代、相原巨典、玉村駿太郎、広瀬優、日色恵、小池朝雄
    太宰治の婚外子という境遇にも負けず、明るく生きる女子高生の町子。ある日、高校のOBで太宰を研究する大学生・圭次に声をかけられた町子は…。山を愛する文学青年で政治家志望の圭次、吉永小百合演じる町子と玉川上水でデートする圭次、そんな圭次をあの岸田森が演じるとは!? 後のはじけっぷりが嘘のような、実直で清々しい岸田森が楽しめる一作。原作は太田治子『手記(十七歳のノート)』。
    ©日活

  • 『斬る』

  • 斬る 上映スケジュール
  • 公開:1968年
    監督:岡本喜八
    出演:仲代達矢、高橋悦史、中村敦夫、久保明、久野征四郎、中丸忠雄、橋本功、浜田晃、地井武男、土屋嘉男、星由里子、今福正雄、樋浦勉、 香川良介、神山繁、東野英治郎、黒部進、天本英世
    時は江戸時代、舞台は上州の小藩。侍を捨てた弥源太と侍になりたい半次郎は、家老の圧政に立ち向かう青年武士に出逢うが…。岸田森は、青年武士討伐のため雇われた浪人の頭・荒尾十郎太を演じる。剣道三段の腕前を存分に活かした殺陣といい、クールに見えて実は熱い正義感というキャラといい、岸田森ファンならずともそのカッコよさにシビれる一作。
    ©東宝

  • 『白昼の襲撃(西村潔)』

  • 白昼の襲撃(西村潔) 上映スケジュール
  • 公開:1970年
    出演:黒沢年男、高橋紀子、緑魔子、出情児、レックス・ヒューストン、石井くに子、ドン・ウィッテン、殿山泰司
    偶然拳銃を手に入れた運送屋のドライバー・修は、面白半分に恐喝をしたあげく、誤って大学生を射殺する。自らも傷を負った修はヤクザに助けられるが…。日野皓正のトランペットに乗って疾走する、東宝ニューアクションの傑作。岸田森は、修を拾う暴力団の幹部で、過激派くずれのインテリやくざ・鳴海という役どころ。情婦役が緑魔子というのも魅力。
    ©東宝

  • 『おんな極悪帖 (R-18)』

  • おんな極悪帖 (R-18) 上映スケジュール
  • 公開:1970年
    監督:池広一夫
    出演:安田道代、田村正和、小山明子、佐藤慶、岸田森、小松方正、芦屋小雁、山本麟一、宇田あつみ
    江戸の下屋敷。屋敷の主である太守の側室・お銀は、成り上がりを目論んで正室の命を狙うが…。お銀を筆頭に登場人物全員悪人という、谷崎潤一郎の『恐怖時代』が原作の荒唐無稽時代劇。中でも、全編通して高笑い、暇つぶしに家臣の首を切ったり弓を射かけたりと、ご乱心の限りを尽くす狂気の殿様をノリノリで演じる岸田森のキレっぷりには唖然。
    ©1970 KADOKAWA

  • 『呪いの館 血を吸う眼』

  • 呪いの館 血を吸う眼 上映スケジュール
  • 公開:1971年
    監督:山本迪夫
    出演:高橋長英、江美早苗、藤田みどり、高品格、大滝秀治、松下達夫、小川安三、大前亘、桂木美加、二見忠男
    「血を吸う」シリーズ第2弾。湖畔に住む美人姉妹の姉・秋子は、子供の頃の記憶がトラウマになっている。記憶の中で見た不思議な眼を絵に描いてからというもの、次から次へとと不思議な事件が起こり…。日本に吸血鬼が?という疑問をお持ちの方も、岸田森の吸血鬼姿を見れば納得!能登を舞台に繰り広げられる和製ゴシックホラー。
    ©東宝

  • 『曼陀羅 R-18』

  • 曼陀羅 R-18 上映スケジュール
  • 公開:1971年
    監督:実相寺昭雄
    出演:清水紘治、森秋子、田村亮、桜井浩子、若林美宏、草野大悟
    農耕とエロスを柱としたユートピアを作ろうと企てる真木は、自分が経営するモーテルの客である4人の男女を巻きこみ…。エロティシズム、革命、宗教、土着思想などをテーマに、奇才・実相寺昭雄監督が凝りに凝った映像で撮り上げた長篇劇映画第2作。岸田森や桜井浩子など、テレビ時代からの実相寺作品の常連俳優たちが多数出演。怪しすぎるコミューンの主・真木役の岸田森の演技は伝説に!
    ©實相寺知佐子/ATG

  • 『百万人の大合唱』

  • 百万人の大合唱 上映スケジュール
  • 公開:1972年
    監督:須川栄三
    出演:若林豪、酒井和歌子、大坂志郎、三上真一郎、吉田拓郎、山本直純
    昭和30年代、暴力団の抗争が激化し東北のシカゴと呼ばれた福島県郡山市。そんな中、1人の高校教師が立ち上がり…。音楽で暴力を追放し、東北のシカゴから東北のウィーンへと街を蘇らせた事実をもとに、音楽の素晴らしさを描く。岸田森は、音楽祭を主宰する地元の医師を演じる。公開初日はあさま山荘事件の真っ最中で、観客動員は記録的な不入りとなったとか。
    ©東宝

  • 『哥』

  • 哥 上映スケジュール
  • 公開:1972年
    監督:実相寺昭雄
    出演:篠田三郎、八並映子、田村亮、桜井浩子、嵐寛寿郎、毛利菊枝、東野孝彦、荒木雅子
    地方の大地主・森山家の3人の息子たちのうち、山林を売ろうとする弁護士の長男と遊び人の次男に対し、実の母が召使である三男の淳だけは家を存続させようとするのだが…。滅びゆく地方の旧家の姿を通して、戦後の変わりゆく日本を浮き彫りにする『無常』『曼陀羅』に続く実相寺監督の観念的3部作完結編。長男の康を演じる岸田森の怪演が光る。
    ©實相寺知佐子/東宝

  • 『修羅雪姫 怨み恋歌』

  • 修羅雪姫 怨み恋歌 上映スケジュール
  • 公開:1974年
    監督:藤田敏八
    出演:梶芽衣子、原田芳雄、伊丹十三、吉行和子、南原宏治
    前作で描かれた殺人の罪で投獄された雪。死刑執行の日に秘密警察の菊井に救われ、引き換えに無政府主義者・徳永から重要書類を盗む仕事を請け負うが…。逮捕した徳永にペスト菌を注射して釈放し、伝染病を理由に貧民窟を焼き払おうとする鬼畜な菊井を、眉毛なしメイクで演じる岸田森。その死に様は…凄すぎます!
    ©東宝

  • 『血を吸う薔薇』

  • 血を吸う薔薇 上映スケジュール
  • 公開:1974年
    監督:山本迪夫
    出演:黒沢年男、田中邦衛、佐々木勝彦、望月真理子、太田美緒、桂木美加、荒牧啓子、麻里ともえ、片山濯、鈴木治夫、小栗一也、吉田静司、伊藤雄之助
    聖明女子短期大学に次期学長候補として赴任した白木は、学園で続発する得体の知れぬ事件を追ううち、200年前から伝わる吸血鬼伝説に突き当たり…。吸血鬼映画「血を吸う」シリーズ最終作品。閉ざされた森に建つ全寮制の女子学園という舞台と雰囲気は、まさに日本のゴシック・ホラー。岸田森が演じたドラキュラのエレガントさ、凶悪さ、そして哀しさは絶品。
    ©東宝

  • 『鬼輪番』

  • 鬼輪番 上映スケジュール
  • 公開:1974年
    監督:坪島孝
    出演:近藤正臣、佐藤慶、藤巻潤、峰岸隆之介、水谷豊、荒巻啓子
    徳川幕府が、謀叛を企てる大名たちを秘密裡に壊滅させるため作り上げた隠密忍者組織“鬼輪番”。地獄の訓練を生き抜いた五人の若者は、紀州藩が極秘に買い付けている外国製の武器の捜索を命じられるが…。小池一雄原作らしく、エロやスプラッタ満載のアクション時代劇。岸田森は、幕府のスパイとして紀州藩に潜入している僧の玄海を演じている。
    ©東宝

  • 『黒薔薇昇天 R-18』

  • 黒薔薇昇天 R-18 上映スケジュール
  • 公開:1975年
    監督:神代辰巳
    出演:谷ナオミ、芹明香、谷本一、高橋明、庄司三郎、山谷初男、東てる美
    ブルーフィルムの監督・十三は、妊娠した主演女優の代役として、歯医者と浮気をしていた幾代に目をつけるが…。「ファックはゲージツ」が口癖で、今村昌平や大島渚ばりのブルーフィルムを撮ろうと突っ走る十三をテンション・マックスで演じる岸田森は、ファンならずとも必見。70年代大阪の街を見事に切り取るカメラワーク、歌謡曲からクラシックまでの絶妙な選曲が素晴らしい。猥雑でシュールな神代の世界が響き渡る傑作。
    ©日活

  • 『歌麿 夢と知りせば R-18』

  • 上映スケジュール
  • 公開:1977年
    監督:実相寺昭雄
    出演:成田三樹夫、平幹二朗、山城新伍、三田和代、緑魔子
    版元の蔦屋重三郎に認められず苦悩する浮世絵師の喜多川歌麿。彼は、ひょんなことから怪盗・夢の浮橋を助けるが…。江戸時代後期の華やかな町人文化を背景に、エロティシズムを追究する歌麿と彼を取り巻く人々を描く群像劇の傑作。実相寺監督ならではの華麗な映像と広瀬量平による和楽器ロック、そして歌麿役の岸田森と成田三樹夫、平幹二郎、緑魔子など個性派俳優陣の演技合戦も素晴らしい!

  • 『愛の嵐の中で』

  • 愛の嵐の中で 上映スケジュール
  • 公開:1978年
    監督:小谷承靖
    出演:桜田淳子、夏純子、篠田三郎、中村敦夫、田中邦衛、地井武男、岸部四郎、植草甚一、泉ピン子、大林宣彦、中山麻理
    姉の雪子が自殺したという知らせで、モダンバレエ修行中のフランスから帰国した夏子。姉は殺されたと確信し、犯人捜しを始めた夏子は…。夏子役の桜田淳子が大活躍するアイドル映画にしてサスペンスの佳作。植草甚一や大林宣彦などゲスト出演者も豪華。岸田森演じるカリスマ美容師・岡野が、オカマ口調で夏子の髪を切るシーンは、身震いするような恐ろしさ!
    ©東宝

  • 『ダイナマイトどんどん』

  • ダイナマイトどんどん 上映スケジュール
  • 公開:1978年
    監督:岡本喜八
    出演:菅原文太、宮下順子、北大路欣也、嵐寛寿郎、金子信雄、中谷一郎、フランキー堺、小島秀哉、石橋正次、丹古母鬼馬二、福崎和宏、下馬二五七、島巣哲夫、兼松隆、志賀勝、吉中正一、田中邦衛
    終戦直後の小倉。やくざの抗争に手を焼くGHQと警察は、民主的解決を目指し野球大会を開催するが…。ルール無用のやくざ野球は、敵、味方、警察、GHQ、トップレスの風俗嬢が入り乱れての大乱戦に!やくざ映画のパロディの中に、さりげない戦争風刺も織り交ぜた、岡本喜八の大傑作コメディ。ピンクスーツを着た新興やくざ・花巻を演じる岸田森もハジけてます!
    ©1978 KADOKAWA

  • 『漂流』

  • 漂流 上映スケジュール
  • 公開:1981年
    監督:森谷司郎
    出演:北大路欣也、坂上二郎、高橋長英、水島涼太、渡瀬恒彦、桐原史雄、小川隆一、樋浦勉、酒井昭、宮坂正則、鷹巣豊子、三田佳子、草野大悟、井上博一、山本廉、野口ふみえ
    江戸時代、無人島に漂着した漁船の一行。仲間が次々死んでいく中、主人公一人が生き延び…。リアリズムの申し子・森谷司郎監督が、一年に渡る長期ロケと莫大な製作費を投入して撮り上げた、自然と人間の闘いの物語。リアリズムに拘る余りの自然保護動物の大量虐殺疑惑も囁かれる一作。岸田森は、後に島に流れ着く漁師の頭を演じている。
    ©東宝

  • 『可愛い悪魔(16mm/テレビ作品)』

  • 可愛い悪魔(16mm/テレビ作品) 上映スケジュール
  • 公開:1982年
    監督:大林宣彦
    出演:秋吉久美子、渡辺裕之、ティナ・ジャクソン、赤座美代子、佐藤充、みなみらんぼう、小林亜星、峰岸徹
    留学先から帰国した涼子は、結婚式の最中に転落しした姉の夫・浩二と再会。彼の姪・アリスのピアノ教師となるが…。大林宣彦監督初のテレフューチャーとなる傑作ホラー。美少女が住む古い洋館、フリルやレースのドレスといった可愛らしいディティールと、容赦ない残酷描写の対象が衝撃的で、子どものころに観てトラウマになった人も多数とか。ミリタリー風の変な制服姿の別荘の番人を演じた岸田森の怪演も見もの。
    ©円谷プロ

  • 『白い手美しい手呪いの手(16mm/テレビ作品)』

  • 白い手美しい手呪いの手(16mm/テレビ作品) 上映スケジュール
  • 公開:1979年
    監督:富本壮吉
    出演:荻島真一、堀越陽子、木村理恵、長門裕之、長谷直美
    横領の発覚を恐れてOLを殺害した5人の男女。ところが、バラバラにして捨てたはずの死人の右手に襲われ…。手がワサワサと動き回るという強烈な映像で多くの人を震え上がらせ、伝説となった2時間ドラマ。無様に殺される小心者の悪者を岸田森が演じていることから、岸田ファンにも有名な一作。
    ©円谷プロ

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