近日上映予定
ナチスと映画Ⅱ
2014/03/29 ~ 2014/04/25
ナチスにまつわる映画は多いぞ!
好評につき第二弾!!
※『姿なき軍隊』『平和に生きる』は16mm上映、
『最後の億萬長者』『海外特派員』『逃走迷路』『汚名』『ロベレ将軍』はHDデジタル上映、
『私が結婚した男』『北大西洋』『自由への闘い』『渡洋爆撃隊』『ドイツ零年』『サロン・キティ』『帝国オーケストラ』はデジタル上映となっております。
上映予定作品一覧(全24本)
『海外特派員』
『私が結婚した男』
『独裁者』
『生きるべきか死ぬべきか』
『逃走迷路』
『北大西洋』
『自由への闘い』
『渡洋爆撃隊』
『姿なき軍隊』
『汚名』
『ドイツ零年』
『平和に生きる』
『地下水道』
『ロベレ将軍』
『僕の村は戦場だった』
『道中の点検』
『愛の嵐』
『サロン・キティ』
『記憶と夢』
『死神博士の栄光と没落』
『刑法175条』
『ブラックブック』
『帝国オーケストラ』
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『最後の億萬長者 Le Dernier Milliardaire(デジタル)』
- 上映スケジュール
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公開:1934年
監督:ルネ・クレール
出演:マックス・デアリー、ルネ・サン=シール、マルト・メロー、レイモン・エイムス、レイモン・コルディ
カジノ立国という無謀な計画が頓挫し財政破綻したヨーロッパの小国・カジナリオ。世界的富豪のバンコ氏に援助を求めると、王女・イザベルとの結婚を要求、自ら行政長官となり独裁体制を敷いて…。独裁者に振り回される役人たちがドタバタを演じる様が爆笑もの。ルネ・クレールがナチスドイツを徹底的に笑いのめし、独裁国家に警鐘を鳴らした政治風刺喜劇の傑作。
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『海外特派員 Foreign Correspondent(35mm)』
- 上映スケジュール
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公開:1940年
監督:アルフレッド・ヒッチコック
出演:ジョエル・マクリー、ラレイン・デイ、ジョージ・サンダース、ハーバート・マーシャル、アルバート・バッサーマン
戦争前夜のヨーロッパに派遣されたアメリカ人記者・ジョーンズは、ロンドンで老政治家ヴァン・メアに出会い、オランダで開かれる平和会議を取材することになるが…。スパイ、暗殺、カー・チェイス、航空機パニック、そして美女との恋と見どころ満載! 息もつかせぬスリリングな展開が冴える傑作サスペンス。
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『私が結婚した男 The Man I Married(デジタル)』
- 上映スケジュール
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公開:1940年
監督:アーヴィング・ピシェル
出演:ジョーン・ベネット、フランシス・レデラー、ロイド・ノーラン、オットー・クルーガー、フランク・ライヘル、アンナ・ステン
ドイツ出身の夫・エリックとニューヨークで暮らす美術批評家のキャロルは、幼い息子を連れ大戦前夜のドイツを訪ねる。それをきっかけに、エリックが徐々にナチズムに傾倒していき…。当時のナチスのニュースリールを挿入する手法を駆使し、全体主義が国のみならず家庭や愛情を破壊する恐ろしさを描いた、知られざる傑作。
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『独裁者 The Great Dictator(35mm)』
- 上映スケジュール
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公開:1940年
監督:チャールズ・チャップリン
出演:チャールズ・チャップリン、ジャック・オーキー、ポーレット・ゴダード、チェスター・コンクリン、レジナルド・ガーディナー
ユダヤ人ゲットーの床屋・チャーリーは、ユダヤ人排斥を旗印に世界征服を目論むトメニア国の独裁者・ヒンケルと瓜二つだったことから…。ナチスドイツとアメリカの開戦前に作られた預言的作品。ラスト6分間の演説は、ヒトラーの暴虐を許さないというチャップリンの人間宣言であり、映画史における最も感動的なスピーチ。傑作という言葉では言い尽くせない神話的作品。
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『生きるべきか死ぬべきか To Be or Not To Be(35mm)』
- 上映スケジュール
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公開:1942年
監督:エルンスト・ルビッチ
出演:キャロル・ロンバード、ジャック・ベニー、ロバート・スタック、フェリックス・ブレサート、ライオネル・アトウィル
舞台はナチス占領下のワルシャワ。マリアとヨーゼフの役者夫婦はシェイクスピア劇に出演中だが、妻は愛人と示し合わせて夫の出番中に逢いびきを楽しんでいる。そんな時、ナチスのスパイがワルシャワに潜入し…。巨匠ルビッチがナチス体制を徹底的に皮肉った傑作中の傑作。キャロル・ロンバードが映画完成の一週間後、飛行機の墜落事故で非業の死を遂げたという曰く付の作品でもある。
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『逃走迷路 Saboteur(HDデジタル)』
- 上映スケジュール
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公開:1942年
監督:アルフレッド・ヒッチコック
出演:ロバート・カミングス、プリシラ・レイン、ノーマン・ロイド、オットー・クルーガー、アラン・バクスター
航空会社で働くバリーは、ナチスの破壊工作に巻き込まれ、濡れ衣を着せられる。手錠のまま逃亡し真犯人を追うバリーは…。クライマックスの自由の女神での主人公と犯人との攻防が有名な、ヒッチコック十八番の巻き込まれ型サスペンス。逃亡過程でバリーを助ける市井の人々の姿に、独裁を憎み、自由と民主主義を愛するヒッチコックの想いが溢れる。
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『北大西洋 Action in the North Atlantic(デジタル)』
- 上映スケジュール
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公開:1942年
監督:ロイド・ベーコン
出演:ハンフリー・ボガート、レイモンド・マッセイ、アラン・ヘイル、ジュリー・ビショップ、ルース・ゴードン、デイン・クラーク
第二次大戦中、高性能ガソリンを積んで大西洋を航行中のアメリカ輸送船が、Uボートによって撃沈される。助かった乗組員は、新たな船で輸送船団に加わり再び出航するが…。大西洋を舞台にしたアメリカ輸送船団とドイツ軍Uボートとの熾烈な闘いを描いた海洋戦争映画。ミニチュアによる海洋特撮が素晴らしい。
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『自由への闘い This Land is Mine(デジタル)』
- 上映スケジュール
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公開:1943年
監督:ジャン・ルノワール
出演:チャールズ・ロートン、モーリン・オハラ、ジョージ・サンダース
大戦中、ドイツ軍に占領された田舎町。ドイツにおもねる者のみが生き延びられる状況の中、臆病な教師・ローリーは、尊敬する校長が銃殺されるのを見て勇気を奮い起し…。ローリーが法廷で死を覚悟しながら自由を訴えかけるラストの演説は、『独裁者』におけるチャップリンの演説に匹敵する素晴らしさ。名優チャールズ・ロートンの重厚な演技が圧巻!
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『渡洋爆撃隊 Passage to Marseille(デジタル)』
- 上映スケジュール
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公開:1944年
監督:マイケル・カーティス
出演:ハンフリー・ボガート、ミシェル・モルガン、クロード・レインズ、シドニー・グリーンストリート、ピーター・ローレ、ヴィクトル・フランサン、フィリップ・ドーン、ジョージ・トビアス、ヘルムート・ダンティーネ、ジョン・ローダー
第二次大戦中、反逆罪でギアナの悪魔島に送られたフランスの新聞記者・マトラックは、フランス降伏の報を聴き、4人の仲間と島を抜け出す。その後、自由フランス軍に参加したマトラックは…。自由フランス軍を激励するため、豪華キャストと巨額の制作費を投入して製作された対独映画。
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『姿なき軍隊 Den Usynlige Hær(16mm)』
- 上映スケジュール
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公開:1945年
監督:ヨハン・ヤコブセン
出演:エッベ・ローデ、ボディル・キュア、ボール・ライシャート、マリア・ガーランド
舞台は第二次大戦中のドイツ占領下の某国。レジスタンスの指導者・ポールは、ゲシュタポに命を狙われながらも、ナチスの秘密兵器工場の破壊を計画していたが…。記録映画に定評のあるデンマークで作られた、ドキュメンタリー・タッチの一作。
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『汚名 Notorious(HDデジタル)』
- 上映スケジュール
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公開:1946年
監督:アルフレッド・ヒッチコック
出演:ケイリー・グラント、イングリッド・バーグマン、クロード・レインズ、ルイス・カルハーン
アメリカ国家への反逆罪で投獄され自殺した父を持つアリシアは、FBI捜査官のデブリンに協力し、父の相棒だった男に近づいてナチ残党の内情を探るが…。スパイ・サスペンスとラブロマンスが絶妙に絡み合う、ヒッチコックの傑作。2分半にも及ぶバーグマンとグラントのキス・シーンは、あまりにも有名。
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『ドイツ零年 Germania, Anno Zero(デジタル)』
- 上映スケジュール
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公開:1948年
監督:ロベルト・ロッセリーニ
出演:エドムント・メシュケ、エルンスト・ピットシャウ、バーバラ・ヒンツ
第二次大戦直後のベルリン。病気の父と無職の兄に代って働きに出た少年・エドムントは、元担任教師に出会い、彼のナチ思想に感化されるが…。戦争が終ってもなお生き続けるナチスという亡霊が生み出す悲劇を、徹底したドキュメンタリー・タッチで描く。ヌーヴェル・ヴァーグの作家達に甚大な影響を与えたロッセリーニの傑作。
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『平和に生きる Vivere in Pace(16mm)』
- 上映スケジュール
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公開:1949年
監督:ルイジ・ザンパ
出演:アルド・ファブリッツィ、ミレーラ・モンティ、ジョン・キッツミラー
第二次大戦末期のドイツ占領下のイタリアの山村で暮らす豚飼いのティーニャ叔父さんは、孫たちが見つけた米軍脱走兵を匿う。ところが、ある夜ナチの監視兵ハンスが話し相手欲しさに訪ねてきて…。ロッセリーニやデ・シーカらと並ぶ、イタリア・ネオリアリスモに連なる作品。
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『地下水道 Kanał(HDデジタル)』
- 上映スケジュール
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公開:1957年
監督:アンジェイ・ワイダ
出演:タデウシュ・ヤンツァー、テレサ・イジェフスカ、エミール・カレヴィッチ、ヴラデク・シェイバル、ヤン・エングレルト
1944年、ワルシャワ蜂起の最終局面。対独レジスタンスは、砲火に追われた民衆たちと共に地下水道へと逃げこむが…。マンホールから毒ガスを吹き込むドイツ軍と、真っ暗な下水道を逃げまどう人々。地下水道の迷路で繰り広げられる壮絶な死闘をドキュメンタリー・タッチで描いた、巨匠アンジェイ・ワイダ監督「抵抗三部作」の第二作。カンヌ映画祭審査員特別賞。
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『ロベレ将軍 Il Generale Della Rovere(HDデジタル)』
- 上映スケジュール
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公開:1959年
監督:ロベルト・ロッセリーニ
出演:ヴィットリオ・デ・シーカ、ハンネス・メッセマー、サンドラ・ミーロ、ジョヴァンナ・ラッリ、アンヌ・ヴェルノン
第二次大戦末期、ナチスは一人の博奕打ちをイタリアのロベレ将軍に仕立てて、パルチザンのあぶり出しに利用しようとする。彼は命令のままに将軍としてミラノの刑務所に潜入するが…。人間の崇高さとは何かを深く問いかける、名匠・ロッセリーニによる人間ドラマ。
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『僕の村は戦場だった Ivanovo Detstvo(35mm)』
- 上映スケジュール
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公開:1962年
監督:アンドレイ・タルコフスキー
出演:コーリャ・ブルリャーエフ、ワレンティン・ズブコフ、E・ジャリコフ、ニコライ・ブルリャーエフ
戦争で家族を失った少年・イワンは、パルチザンに参加し、ドイツ軍を偵察する任務に就くが…。平和だった村で母と遊ぶ夢から覚め、荒廃した戦場へ出ていくイワンの姿に、戦争の悲惨さが凝縮されている。ヴェネツィア映画祭金獅子賞を受賞した、鬼才・タルコフスキー監督の長編処女作。
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『道中の点検 Proverka na Dorogakh(35mm)』
- 上映スケジュール
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公開:1971年
監督:アレクセイ・ゲルマン
出演:ロラン・ブイコフ、ウラジミール・ザマンスキー、オレグ・ボリーソフ
1942年、ドイツ占領下のソ連。いったんはドイツ側に寝返った男がパルチザン部隊にやってきた。スパイ疑惑を晴らすため、敵の軍用列車襲撃に加わった男は…。緊迫したストーリー展開と迫力ある戦闘シーンが見事な傑作。ソ連の検閲を受け、15年間公開禁止となったいわくつきの作品。
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『愛の嵐 Il Portiere di Notte(35mm)』
- 上映スケジュール
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公開:1973年
監督:リリアーナ・カヴァーニ
出演:ダーク・ボガード、シャーロット・ランプリング、フィリップ・ルロワ、ガブリエレ・フェルゼッティ、イザ・ミランダ、アメディオ・アモディオ、マリノ・マーゼ
1957年ウィーン。ホテルのナイトポーターとして働く元ナチス突撃隊将校のマクシミリアンは、高名な指揮者の妻・ルチアを見て驚愕する。過去の秘密を共有する二人は…。シャーロット・ランプリングが、ナチスの制服を着てディートリッヒをまねて歌うシーンはあまりにも有名。背徳的、退廃的、倒錯的と批判された本作であるが、エロティシズムと死との関係を追及した「悲痛で残酷で怖ろしいほどの傑作!」(ヴィスコンティ)。
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『サロン・キティ Salon Kitty(デジタル)』
- 上映スケジュール
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公開:1976年
監督:ティント・ブラス
出演:ヘルムート・バーガー、イングリッド・チューリン、テレサ・アン・サヴォイ、ティナ・オーモン、ジョン・アイアランド、ルチアーノ・ロッシ、ベキム・フェーミュ
ナチス将校・バレンベルクは、ベルリンの高級娼館“サロン・キティ”を利用して、軍人や政治家の性癖を探るが…。ヴィスコンティ映画でお馴染みのヘルムート・バーガー(ナチの制服姿が決まりすぎ!)とイングリッド・チューリンが主役を演じる、ティント・ブラスによる『地獄に堕ちた勇者ども』エロス版。
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『記憶と夢 Memories and Dreams(35mm)』
- 上映スケジュール
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公開:1993年
監督:リン=マリー・ミルバーン
1920年代プラハ生まれのジャーナリスト・ヨハンナは、ナチスの収容所から脱走し、戦後は幼い子供を連れて亡命、その後オーストラリアに移住した過去を持つ。インタビューやニューズリールによってヨハンナの過酷な人生を再構成する、記憶のドキュメンタリー。’95山形国際ドキュメンタリー映画祭出品作。
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『死神博士の栄光と没落 Mr. Death: The Rise and Fall of Fred A.Leuchter,Jr.(35mm)』
- 上映スケジュール
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公開:1999年
監督:エロール・モリス
電気椅子、ガス室、絞首台などを開発・改良する自称処刑工学者のフレッド・ロイヒターの元に、「ホロコーストは本当に行われたのか?」を調査する仕事が舞い込み…。トンデモ報告書を作成し、ホロコースト否定派のアイドルになるロイヒター氏の強烈なキャラクターも見もの。’99山形国際ドキュメンタリー映画祭出品作。
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『刑法175条 Paragraph 175(35mm)』
- 上映スケジュール
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公開:2000年
監督:ロブ・エプスタイン、ジェフリー・フリードマン
米国ホロコースト博物館のスタッフ・ミューラーは、同性愛者を差別するドイツの“刑法175条”によって迫害され強制収容所に送られた人々を訪ねるが…。今なお戦争被害者として認知されず、歴史に埋もれたままの同性愛者たちの実像に迫った一作。’01山形国際ドキュメンタリー映画祭出品作。
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『ブラックブック Zwartboek(35mm)』
- 上映スケジュール
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公開:2006年
監督:ポール・ヴァーホーヴェン
出演:カリス・ファン・ハウテン、トム・ホフマン、セバスチャン・コッホ、デレク・デ・リント、ハリナ・ライン、ワルデマー・コブス、ミヒル・ホイスマン、ドルフ・デ・ヴリーズ、ピーター・ブロック、ディアーナ・ドーベルマン、クリスチャン・ベルケル
ドイツ占領下のオランダ。家族を殺されたユダヤ人歌手・ラヘルは、復讐のために名前を変え、ナチ将校の愛人となるが…。敵と味方、愛と裏切りが入り乱れ、二転三転する怒涛の展開は、まさにヴァーホーヴェン節炸裂!主演女優の体当たり演技も凄い、痛快娯楽サスペンスの秀作。
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『帝国オーケストラ Das Reichsorchester(デジタル)』
- 上映スケジュール
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公開:2007年
監督:エンリケ・サンチェス=ランチ
出演:ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、フルトヴェングラー時代の演奏家とその関係者、ナチス宣伝大臣ゲッベルズ
ヒトラー政権時に国営化され、プロパガンダに利用されたベルリン・フィルハーモニー管弦楽団。“ナチスのオーケストラ”と呼ばれた楽団の暗い過去を、演奏家のインタビューや記録映像から探る。時代に翻弄された楽団員たちのストレートな心情を映し込み、ナチス政権の緊張感を余すところなく描いたドキュメンタリー。
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東京都渋谷区円山町1‐5
KINOHAUS(キノハウス) 4F
03-3461-7703
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