• 脚本家で観るロマンポルノ

• 2025/02/15 ～ 2025/03/07

『ゆきてかへらぬ』公開間近の田中陽造脚本集の発売に合わせた3年ぶりの特集。ロマンポルノのファンはもちろん、初心者にも是非！

■トーク付き上映■　料金：1500円均一（ポイント鑑賞不可）
①2月22日(土)12:35『おんなの細道　濡れた海峡』上映後
ゲスト：三上寛さん　聞き手：樋口尚文さん
②3月1日(土)12:25『一条さゆり　濡れた欲情』上映後
ゲスト：伊佐山ひろ子さん　聞き手：樋口尚文さん
③3月2日(日)15:35『女教師　汚れた放課後』上映後
ゲスト：田中陽造さん　聞き手：高崎俊夫さん

■特別上映■　2/15(土)、2/24(月・祝)　『女教師　汚れた放課後』
協力：国立映画アーカイブ　 料金：1300円均一（ポイント鑑賞不可）

全作品：R-18、画像©日活

• 上映予定作品一覧（全25本）

『一条さゆり　濡れた欲情』

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『覗かれた情事』

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『蜜のしたたり』

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『淫獣の宿』

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『欲情の季節　蜜をぬる18才』

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『性教育ママ』

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『実録エロ事師たち　巡業花電車』

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『現代娼婦考　制服の下のうずき』

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『犯される』

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『学生情婦（せいがくまぶ） 処女の味』

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『「妻たちの午後は」より　官能の檻』

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『わたしのSEX白書　絶頂度』

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『襲られる』

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『横須賀男狩り　少女・悦楽』

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『中山あい子「未亡人学校」より　濡れて泣く』

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『ザ・コールガール　情痴の檻』

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『ひと夏の関係』

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『団鬼六　花嫁人形』

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『昼下りの女　挑発‼』

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『濡れた週末』

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『おんなの細道　濡れた海峡』

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『密猟妻　奥のうずき』

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『黒い下着の女』

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『私の中の娼婦』

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『女教師　汚れた放課後』

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• 『一条さゆり　濡れた欲情（69分／35mm）』

• 上映スケジュール
• 公開：1972年

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  監督：神代辰巳／脚本：神代辰巳

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  出演：一条さゆり、伊佐山ひろ子、白川和子、粟津號、高橋明、小見山玉樹、中平哲仟、小沢昭一、絵沢萠子、中田カウス、中田ボタン

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  新人ストリッパーはローソクショーで伝説となった一条さゆりに挑戦するが…。撮影当時「猥褻物陳列罪」の公判を控えていた一条を迎え、ラストシーンで本人が逮捕された舞台を再現。笠原和夫が『仁義なき戦い』の参考にしたというアナーキーな傑作。作品の空気を作り出しているのは、存在自体が新しい伊佐山ひろ子！

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• 『覗かれた情事（73分／デジタル）』

• 上映スケジュール
• 公開：1972年

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  監督：西村昭五郎／脚本：中島丈博

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  出演：白川和子、丹古母鬼馬二、二條朱美、続圭子、坂本長利、湊英二郎、しまさより、織田俊彦

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  官能小説家の妻・白川和子（ミニドレス姿がキュート）は、友達から夫の本の内容を聞かされ…。夢想の相手がことごとく丹古母鬼馬二というのが笑えるが、彼と現実に出会ったことで白川は性の迷い道に踏み込んでいく。夫は妻の性の冒険を書いて直木賞受賞！丹古母をめぐるキャットファイトからの階段落ち凄い!!

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• 『蜜のしたたり（97分／デジタル）』

• 上映スケジュール
• 公開：1973年

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  監督：加藤彰／脚本：加藤彰、宮原和男

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  出演：ソルベイ・アンダーション、ペーデル・シンバーリ、レナ・ベックマン、エーゲル・ホルムセン

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  アイス・ホッケーのスター選手アランは、ファンだというエヴァと官能の一夜を過ごす。アランは新妻に飽き足らず乱交パーティに参加するが、そこにはエヴァが…。運命の女、美しく荒涼とした風景、流麗な音楽。加藤彰の繊細な演出が愛にひた走る主人公の心象を見事にとらえ、スウェーデンでも評価が高い。

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• 『淫獣の宿（87分／デジタル）』

• 上映スケジュール
• 公開：1973年

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  監督：西村昭五郎／脚本：中島丈博

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  出演：インゲル・サンド、レナート・ノーベック、パール・ヤンソン、ペルアクセル・アロセニュース

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  海辺の豪邸で暮らす一家。そこへ脱獄囚の男三人が逃げ込んでくるが…。暴力で支配したかに見えた男たちが、一家の異常性に飲み込まれていき、夫とメイド、母と義理の息子、脱獄犯同士の関係が露わになる。役名をベルイマンからとった中島丈博の脚本が素晴らしいブニュエルやパゾリーニを思わせる一作！

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• 『欲情の季節　蜜をぬる18才（76分／デジタル）』

• 上映スケジュール
• 公開：1973年

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  監督：武田一成／脚本：佐治乾

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  出演：梢ひとみ、中島葵、真湖道代、大山節子

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  バーを経営する母親を姉と呼ばされている18才のレナが、不能だった男たちを蘇えらせ去っていく。去勢された男を救済する女神というありがちなキャラだが、とにかく軽くドライで速い展開が心地よい一作。オシャレなファッションや風俗も楽しい。様々なジャンルの音楽が使われるが、セックス中に流れる和楽器ジャズが妙な雰囲気を醸し出す。

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• 『性教育ママ（78分／デジタル）』

• 上映スケジュール
• 公開：1973年

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  監督：加藤彰／脚本：石堂淑朗

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  出演：二條朱美、司美智子、片桐夕子、中川梨絵、潤ますみ、高橋明、石津康彦、谷本一　榎木兵衛、五條博、八代康二、むささび童子、尾崎ますみ、佐藤一臣、清水国雄、水木京一、北上忠行、氷室政司

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  パヤパヤの音楽にのせて映し出される欲求不満団地妻たちの日常。4人揃って電車で集団痴女行為からのホテル行き、とヤリたい放題。妻を恐れる夫たちは彼女たちの性力を減退させようと…。性教育ママたちの暴走で日本社会を変革という展開にも笑う。コメディ演技も最高なら、団地の俯瞰も素晴らしい傑作！名脚本家・石堂淑朗唯一のロマンポルノで、本人も登場します。

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• 『実録エロ事師たち　巡業花電車（68分／デジタル）』

• 上映スケジュール
• 公開：1974年

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  監督：林功／脚本：田中陽造

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  出演：星まり子、二條朱美、殿山泰司、武智豊子、牧れい子、榎木兵衛、三川裕之、雪丘恵介、浜口竜哉、五條博

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  アングラ性産業界隈の皆さんから頼られ慕われる殿山泰司が、出所して浅草に戻ってくる。エロ事師の殿山は警察で働く星まり子に目を付けて…。昔の吉原で“朝顔太夫”と呼ばれた武智豊子が死んだ翌朝、庭に朝顔の花が咲き、花を撫でながら「しばらく旅に出てみるか」という殿山の呟きに重なる汽笛。エロと可笑しさと寂しさが混ざり合う一作。

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• 『現代娼婦考　制服の下のうずき（68分／35mm）』

• 上映スケジュール
• 公開：1974年

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  監督：曽根中生／脚本：荒木一郎、中尾寛治、曽根中生

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  出演：潤ますみ、星まり子、安田のぞみ、藤田漸、雪丘恵介、中沢洋、くるみ夏子、五條博

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  母の実家で蔑まれて育った潤ますみが、彼女を支配する従姉（安田のぞみ）との歪んだ関係に決着をつける。極端な陰影のアヴァン・タイトル、モノクロの回想の中で拳銃を構える少女、廃工場での長回し、主人と奴隷の関係を洗い流すような洗車…。全てがスタイリッシュでクール。曽根の乾いた演出と前田米造のキレキレなカメラが生んだ奇蹟の傑作。原作漫画と脚本は荒木一郎。

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• 『犯される（73分／デジタル）』

• 上映スケジュール
• 公開：1976年

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  監督：小沼勝／脚本：佐治乾

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  出演：宮下順子、水乃麻希、花上晃、長弘、堀田真三、田畑善彦、浜口竜哉、中平哲仟、大谷木洋子、加賀修嗣

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  郊外の白い家で「あなた～♪」と能天気に歌う宮下順子を見つめる怪しい男…から一気に彼女の人生が崩壊する地獄のサスペンス。早い展開の佐治乾の脚本、緊迫したシーンに流れる能天気な音楽、そしてロマンポルノ史上に残るラスト！冒頭の歌から最後まで宮下順子が「あなた」と言い続ける一作で、タイトルは『あなた』か『埋められる』が相応しかった！

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• 『学生情婦（せいがくまぶ） 処女の味（68分／デジタル）』

• 上映スケジュール
• 公開：1976年

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  監督：小原宏裕／脚本：いどあきお

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  出演：八城夏子、宮下順子、遠藤征慈、牧れいか、清水国雄、渡辺孝明

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  鉄砲玉に使われた昔気質のヤクザに命を救われた女子高生の八城夏子は、ヤクザに付きまとうようになるが…。死に損ねた者たちが出会った先には何もなく、かつて浮浪児だったヤクザは発展していく東京の路上でボロキレのように死ぬ。『乾いた花』っぽい小悪魔もので、シーン毎に違う衣装を着る夏子のアイドル映画でもある。

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• 『「妻たちの午後は」より　官能の檻（72分／35mm）』

• 上映スケジュール
• 公開：1976年

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  監督：西村昭五郎／脚本：田中陽造

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  出演：宮下順子、北斗レミカ、渡辺外久子、古川義範、山田克朗、織田俊彦、花上晃、島村謙次

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  死んだはずの男に抱かれる女、妻が情事にふける部屋を眺める夫、公園のブランコ、ネズミの眼…。今とは違う、もう一人の自分を取り戻すように不倫を繰り返す男女を描く。虚構と現実のあわいを描く田中陽造の脚本と姫田真佐久による映像が素晴らしい名作。

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• 『わたしのSEX白書　絶頂度（70分／35mm）』

• 上映スケジュール
• 公開：1976年

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  監督：曽根中生／脚本：白鳥あかね

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  出演：三井マリア、村国守平、益富信孝、芹明香、桑山正一

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  病院の採血係の三井マリアはヤクザに斡旋され売春を始めるが…。建物が巨大な鉄球で破砕される「ドーン、ドーン」という音を背後に、マリアの性がゆっくりと崩れ始める。ふいに新鮮なイメージを紛れ込ませる手つきの冴え、そして曽根独特のアナーキズムの感触を体感せよ！脚本は昨年亡くなった白鳥あかね。ヤクザの情婦・芹明香が可愛い。

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• 『襲られる（68分／デジタル）』

• 上映スケジュール
• 公開：1977年

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  監督：加藤彰／脚本：那須真知子

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  出演：宮井えりな、渡辺とく子、田島はるか、遠藤征慈、五条博、佐藤了一

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  夫の出張先で輪姦事件を見たことで子供時代の経験を思い出す宮井えりな。ところが立ち寄った店に犯人(遠藤征慈)がいた！最後にレイプ現場に戻る２人。かつて人気のなかった海岸は海水客で溢れかえり、『渚のシンドバッド』が大音量で響いていている。現実と回想が入り混じる加藤彰らしい演出と、女性の復讐譚という那須真知子脚本が出会った一作。

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• 『横須賀男狩り　少女・悦楽（77分／デジタル）』

• 上映スケジュール
• 公開：1977年

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  監督：藤田敏八／脚本：那須真知子、藤田敏八

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  出演：大野かおり、中川ジュン、矢崎滋、絵沢萠子、折口亜矢、トニー和田、佐藤了一、清水国雄、ロバート・ルーホー、高橋明、蟹江敬三

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  強盗に妻が強姦され、壊れかけていた夫婦が完全崩壊する。妻の妹と友人は強盗に復讐しようとするが…。妻が強姦されて興奮する夫（観に行く映画は「淫獣の宿」）、不能だと訴える外国人、細密画を描く蟹江敬三、変なキャラが次々登場。浜辺の夕陽に少女たちが撃つ弾丸と燃え上がる車。股間から血を流しながら炎を見つめる少女がハードボイルド。脚本は那須真知子。

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• 『中山あい子「未亡人学校」より　濡れて泣く（73分／デジタル）』

• 上映スケジュール
• 公開：1977年

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  監督：藤井克彦／脚本：鹿水晶子

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  出演：宮下順子、絵沢萠子、岡本麗、遠藤征慈、浜口竜哉、五條博、小泉郁之助、山田克朗、岸本まき子

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  読経が聴こえ、葬式をしているアパート室内にカメラが寄っていく。夫が女と無理心中し、姑に子供も奪われ、不意に手に入れた金と自由を持て余す宮下は、絵沢萠子から「未亡人クラブ」に誘われて…。過去と現在、現実と幻想が混じりあう脚本は鹿水晶子。燃え上がる棺桶の前に立つ喪服の宮下順子をご覧あれ！

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• 『ザ・コールガール　情痴の檻（67分／デジタル）』

• 上映スケジュール
• 公開：1978年

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  監督：林功／脚本：桂千穂

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  出演：松永てるほ、梓ようこ、森川麻美、梨沙ゆり、平田守

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  息苦しい夫婦関係を受け入れて生活する元コールガールの妻が、かつての客に出会い…。葛藤しつつも不倫に溺れ、破滅を受け入れるように夫が殺されるのを見つめる妻。川崎と木更津を結ぶカーフェリーを使った逢引きに、船内コールガールが絡む桂千穂の脚本が素晴らしい。車のフロントガラスに映る樹木、フェリーが入ってくる港などカメラも良い。

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• 『ひと夏の関係（75分／デジタル）』

• 上映スケジュール
• 公開：1978年

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  監督：加藤彰／脚本：中野顕彰

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  出演：水島美奈子、志麻いづみ、桂たまき、山下洵一郎、志賀圭二郎

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  蓼科でのひと夏が過ぎ、新たな人生に踏み出す３人の女の話。むせるような緑溢れる高原のロケ、そして音楽が出色。田舎のアイドル女子の恋も終わりを告げ、不倫にケリをつけた女の黄色い日傘は「与作」の歌にのって飛び去る。そして結婚式をブッチされたトラウマを抱えた志摩いづみは、思い出の山小屋を燃やして過去を吹っ切るのだ！

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• 『団鬼六　花嫁人形（70分／デジタル）』

• 上映スケジュール
• 公開：1979年

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  監督：藤井克彦／脚本：いどあきお

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  出演：倉吉朝子、志麻いづみ、宇南山宏、草薙良一、中原潤、大平忠行、佐藤了一、庄司三郎、高山千草、北川レミ

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  変態男の飼い犬として生活する倉吉朝子を愛した青年は、彼女を救おうと男の妻を浚うが…。人形のような倉吉が「だんだん植物になっていくの」と囁く。自ら囚われることを選んだ倉吉を部屋に残し、青年は 鞭身派のように自らを鞭打ち、痛みによって彼女と繋がろうとする。いどあきおの脚本は思弁的で宗教的域に達している。

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• 『昼下りの女　挑発‼（69分／デジタル）』

• 上映スケジュール
• 公開：1979年

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  監督：斉藤信幸／脚本：桂千穂

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  出演：八城夏子、深沢ゆみ、日向明子、飛鳥裕子

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  「ドライブイン熱帯魚」に気を付けろ！家出した若妻がゲイの若者と旅する途中で寄った汚い店は頭のイカレタ奴らの巣で、という地獄のロード・ムービー＆田舎ホラー。ショベルカーに乗ったレイプ魔3人組、喋るフランス人形、堕胎した赤ん坊の骨…。悪夢の一夜が明け、青年と若妻は大人になるのだ。桂千穂のモンド感のせいか異様な実験映画のような味わい。暗転の使い方がカッコいい撮影は安藤庄平、助監督に池田敏春。

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• 『濡れた週末（71分／35mm）』

• 上映スケジュール
• 公開：1979年

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  監督：根岸吉太郎／脚本：神波史男

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  出演：宮下順子、亜湖、中島葵、山下洵一郎、安藤信雅、浜村砂里

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  下町にある工務店の社長の愛人やって30才になってしまった宮下順子のひと夏の冒険。風鈴、土手、盆踊り、扇風機…夏の午後のぼうっとした空気感が最高。若者２人組（亜湖と安藤信雅）と誘拐ごっこしてみたところで、空っぽな日常は変わらない。80年代ニューウェーブの先駆けのような軽さとニヒリズム漂う根岸吉太郎作品だが、何と脚本は東映実録の巨匠・神波史男！

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• 『おんなの細道　濡れた海峡（71分／35mm）』

• 上映スケジュール
• 公開：1980年

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  監督：武田一成／脚本：田中陽造

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  出演：桐谷夏子、小川恵、山口美也子、三上寛

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  ヤクザの女房（山口美也子）に惚れて譲ってもらおうとした三上寛は、殺されそうになって逃げだすが…。前田米造が撮る異国のような東北の海岸線や港町を三上が飄々と漂うように旅する。三上や山口やヤクザの旦那だけでなく、旅で出会う人たちは「ポロポロ」（原作：田中小実昌）で、寂しくて、弱い。そんな人間たちの純情が溢れ出す傑作。ラストも胸にグッとくる。愛だね！

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• 『密猟妻　奥のうずき（67分／デジタル）』

• 上映スケジュール
• 公開：1981年

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  監督：菅野隆／脚本：いどあきお

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  出演：風間舞子、中川みづ穂、梓ようこ、桑山正一

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  「死のうよ、きりがないよ」海が見える部屋、響くカモメの声と波の音…。死んだはずの風間舞子が、次のシーンでは男を求めて街を彷徨っている。すさまじい性への切迫感、終盤の暴力、ラストに流れるカノン。生死も善悪も超越した風間は彼岸から蘇った女だ。強烈に孤独と死の香りが立ち込めるいどあきおの脚本は、トリアーを軽々と超えていく。ロマンポルノの極北。

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• 『黒い下着の女（68分／35mm）』

• 上映スケジュール
• 公開：1982年

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  監督：斉藤信幸／脚本：いどあきお

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  出演：倉吉朝子、山口千枝、吉川遊士、小川亜佐美

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  横領した金を持って好きな男と逃避行した倉吉朝子。金も使い果たし売春で稼ぐも…。壊れた女・倉吉がガードレールに寄りかかったり、スーツケースに乗って夜の街を疾走したり、川に飛び込んだりと印象的なシーンに溢れている。ニューシネマ風の物語に、いくつものサブ・ストーリーを詰め込んだ脚本はいどあきお。

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• 『私の中の娼婦（69分／デジタル）』

• 上映スケジュール
• 公開：1984年

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  監督：武田一成／脚本：西岡琢也

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  出演：田坂都、朝倉まゆみ、萩尾なおみ、水木薫

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  平凡な結婚生活に満足して、相手もそうだと思い込んでいた。でも、そんな生活は全部ウソだったと知った男と女。死んだように生きる２人が港町で出会う。壺に入った骨、鈴虫、花火、東京ララバイ…。前田米造のカメラと武田一成の演出が感性に訴えてくる。「男は身体だけだから、女は小さな嘘をつく」。男を見切った女と、そんな女に妻を重ねてやり直そうとする男のすれ違いが、さらなる悲劇を招く。脚本は『人魚伝説』の西岡琢也。

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• 『女教師　汚れた放課後（67分／35mm）』

• 上映スケジュール
• 公開：1980年

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  監督：根岸吉太郎／脚本：田中陽造

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  出演：風祭ゆき、太田あや子、藤ひろ子、鹿沼えり

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  かつて強姦の濡れ衣を着せた男が教え子の父だと知った高校教師は…。男で孤独を埋める教師、頭のいい女子高生と冤罪がきっかけで壊れた彼女の父。３人は贖罪と許しの旅に出る。旅芸人一座、カラオケ、浴衣の帯を吊るした梁が崩れて明ける海…。過去に傷を持つ人間の再生を、優れた抒情性を持って描いた傑作。

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