近日上映予定
ニッポン・ノワールⅢ
2023/10/28 ~ 2023/11/24
犯罪、ファム・ファタール、絡み合う人間関係…。日本のフィルム・ノワール第三弾!
上映予定作品一覧(全24本)
『俺は情婦(おんな)を殺す』
『七人の挑戦者』
『灼熱の椅子』
『夜の勲章』
『密告(たれこみ)』
『真夜中の顔』
『夜の狼』
『闇に流れる口笛』
『みな殺しの拳銃』
『闇を裂く一発』
『野獣の復活』
『獣のいる街』
『非情な銃弾』
『闇を横切れ』
『拳銃無頼帖 抜き射ちの竜』
『追跡』
『拳銃残酷物語』
『顔役(ボス)』
『悪の報酬』
『九人の死刑囚』
『若い傾斜』
『逃亡者』
『殺られる前にやれ』
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『地獄の用心棒(98分/デジタル)』
- 上映スケジュール
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公開:1955年
監督:古川卓巳
出演:河津清三郎、三國連太郎、菅井一郎、千秋実、山本和子、長谷川菊子、石黒達也、二本柳寛、金子信雄、殿山泰司
麻取の河津はヤミ屋を装って横浜の麻薬密売組織に近づく。そこには元部下で売人に落ちぶれた三國がいた。恩のある河津をもてなす三國だったが…。国際都市の光と闇を厚生省・横浜警察応援で描く。ヨダレを垂らしながら麻薬を求める中毒者・三國が、それでも人間らしさを失わない姿にジーンとくる。
©日活
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『俺は情婦(おんな)を殺す(53分/35mm)』
- 上映スケジュール
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公開:1958年
監督:野口博志
出演:長門裕之、南風夕子、月玲子、水島道太郎、天草四郎、高品格、弘松三郎、雨宮節子
親分の身代りで刑務所に入った長門は、女房を手籠めにした親分を殺す。指名手配になった長門は情婦の家に潜伏するが…。銀座線が渋谷駅構内に入り、出所した長門が顔も見せずに登場するシーンから始まり、夜の渋谷で男たちが蠢く復讐のノワール。親分だけでなく、裏切った妻の命を執拗に狙う殺意に満ちた長門の凄みを見よ。
©日活
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『七人の挑戦者(85分/デジタル)』
- 上映スケジュール
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公開:1961年
監督:松尾昭典
出演:二谷英明、小高雄二、葉山良二、沢本忠雄、吉行和子、杉山俊夫、小沢昭一、近藤宏、桂小金治、神山繁、木浦佑三、内田良平、武藤章生
音楽業界を牛耳る秋葉興行の宿敵、サックス吹きの二谷が帰ってきた。妨害されながらメンバー集め、二谷、葉山、小高、沢本、木浦、杉山、武藤のセブンガイズが揃うくだりが最高。小沢昭一のマネージャーもぴったり。バンドの話なので、もちろん冒頭から音楽もカッコいい。脚本が何と熊井啓、助監督に前田満州夫。
©日活
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『灼熱の椅子(86分/デジタル)』
- 上映スケジュール
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公開:1963年
監督:野口博志
出演:和田浩治、松原智恵子、香月美奈子、山内賢、郷鍈治、垂水悟郎、山本礼三郎、深江章喜、菅井一郎、初井言榮
父を知らず野良犬のように生きてきたチンピラが組に入って頭角を顕す。社会に復讐するように平気で人を殺すが、松原智恵子には純情を捧げる和田浩治が最高。脇役のキャラも冴えており、中でも組織から派遣された女中・初井言榮の存在感が凄い。利用しあい裏切りあう暴力団組織での非情な椅子取りゲームがスピーディーに展開する傑作ピカレスク。
©日活
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『夜の勲章(101分/35mm)』
- 上映スケジュール
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公開:1963年
監督:松尾昭典
出演:小林旭、小沢昭一、内田良平、井上昭文、大坂志郎、松本典子、星ナオミ、仁木佑子、河上信夫、椎名勝己
お坊ちゃま探偵・小林旭とデキる秘書が、看護婦の姉の失踪事件の裏側に迫る。消えた麻薬中毒のファム・ファタールをめぐるクラブ支配人・内田良平、怪しい手品師・小沢昭一、元麻取・大阪志郎を探る旭だが…。乾いた文体、犯人の心の悲鳴そのもののようなスケート場の鮮血、真相究明の果ての哀しみ。ハードボイルド・ミステリの秀作として再評価されるべき一作!
©日活
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『密告(たれこみ)(90分/16mm)』
- 上映スケジュール
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公開:1968年
監督:瀬川昌治
出演:安藤昇、木村功、岡田英次、高松英郎、沢たまき、北林早苗、梅地徳彦、安部徹、南廣、佐竹明夫、八代万智子、沢彰謙、村上不二夫、仙波和之、常田富士男、小林稔侍、須賀良、中川久子、関敬六
鏡やカーテンのシルエットの多用、霧の中の銃撃戦、響き続ける足音、降りしきる雨…。瀬川昌治の演出がさえわたり、無表情な安藤昇がハードボイルドな香りを醸し出す復讐ノワールの傑作。砂利場でトラックに執拗に追撃されたあげくの安部徹の死に様を見逃すな!
©東映
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『真夜中の顔(75分/35mm)』
- 上映スケジュール
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公開:1958年
監督:宇野重吉
出演:三國連太郎、中川弘子、桂木洋子、若原雅夫、滝沢修、信欣三
客に誘われて船遊びに出掛けた銀座のバーの女給・桂木洋子が事故死する。桂木の恋人で新聞記者の三國連太郎が真相を追うが…。謎の客たちの正体は、そしてもみ消し工作の行方は!? 新藤が宇野重吉とコンビを組んだ社会派サスペンスの快作。
©1958松竹株式会社
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『夜の狼(89分/デジタル)』
- 上映スケジュール
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公開:1958年
監督:牛原陽一
出演:葉山良二、芦川いづみ、白木マリ、金子信雄、近藤宏、楠侑子、小沢昭一、西村晃、宇野重吉、芦田伸介
街を牛耳る暴力団の手下・葉山良二が主役だが、傘下キャバレーの支配人を不気味メイクで演じる金子信雄が凶悪。親の借金のため体を売る女を珍しくも芦川いづみが演じるが、やはり心は美しい。チンピラ小沢昭一、町医者・宇野重吉、運び屋の西村晃、敵の組長・芦田伸介、キャバレーのマダム・楠侑子と脇も豪華!
©日活
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『闇に流れる口笛(81分/デジタル)』
- 上映スケジュール
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公開:1961年
監督:牛原陽一
出演:和田浩治、吉永小百合、葉山良二、金子信雄、波多野憲、小沢昭一、楠侑子、芦田伸介、土方弘、待田京介、鴨田喜由
口笛を吹く男のシルエットのカッコいいオープニング、に続いて微妙な和田浩治の歌声が流れる(作詞は西村昭五郎)。ボス・芦田伸介が率いる犯罪組織に復讐を誓う口笛の男と、流れ者の和田の関係とは!? 夜のシーンが冴えるアクション・ノワールの佳作で、楠侑子をはじめ衣装も素晴らしい。
©日活
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『みな殺しの拳銃(89分/35mm)』
- 上映スケジュール
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公開:1967年
監督:長谷部安春
出演:宍戸錠、二谷英明、山本陽子、岡崎二朗、沢たまき、葉山良二、藤竜也
カッコいいアヴァンタイトル、黒人の青年が口ずさむブルース…。細身スーツのジョーと二人の弟が腐った街を駆け抜ける! 藤竜也の死にざまや、かつての親友・二谷とジョーの対決場面のスタイリッシュな構図、瞬く間に皆殺しの全滅戦に行きつくスピード感と空しさが最高のピカレスク・ハードボイルド!
©日活
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『闇を裂く一発(83分/35mm)』
- 上映スケジュール
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公開:1968年
監督:村野鉄太郎
出演:峰岸隆之介、佐藤允、露口茂、加藤武、北村和夫、高橋悦史、浜田ゆう子、赤座美代子、青山良彦、平泉征
ライフル射殺魔と警察官たちの息詰まる攻防をシャープに描く傑作サスペンス。うだるような真夏の空気のなか、射撃で五輪を目指す若い警官とベテランが反発し合いながらも犯人を追い詰め、クライマックスの野球場で緊張が頂点に達する。極度の頭痛もちといった犯人像も興味深い。
©KADOKAWA1968
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『野獣の復活(86分/35m)』
- 上映スケジュール
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公開:1969年
監督:山本迪夫
出演:三橋達也、黒沢年男、三田佳子、睦五郎、北川美佳、浜田寅彦、大滝秀治、佐原健二、高品格
裏街道から足を洗い、今は実業家として活躍する三橋が、チンピラの弟を助けるため再び銃を持つ!山本迪夫のデビュー作で、助監督として就いた岡本喜八譲りのシャープなカット割りとアクションが素晴らしい。007ばりにカッコいい三橋、大人の女・三田佳子。狡猾な敵・大滝秀治に加え、三橋の部下・睦五郎のいぶし銀のような渋い演技にグッとくる。
©TOHO CO., LTD
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『獣のいる街(95分/デジタル)』
- 上映スケジュール
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公開:1958年
監督:古川卓巳
出演:葉山良二、香月美奈子、渡辺美佐子、梅野泰清、芦田伸介、二本柳寛、小園蓉子、楠侑子、近藤宏
死体を乗せて回り続ける夜の観覧車で始まるオープニングがカッコいい。ヤクザから足を洗った葉山良二が、弟の出所をきっかけに元の世界とかかわっていく。ついに葉山が店を構える商店街が狙われ、恋人・渡辺美佐子までが襲われるが…。壮絶な兄弟対決からクライマックスに至るアクションも凄い。
©日活
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『非情な銃弾(56分/35mm)』
- 上映スケジュール
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公開:1959年
監督:野口博志
出演:小高雄二、筑波久子、天草四郎、南風夕子、芦田伸介、宍戸錠、金子信雄、長弘、山田禅二、高品格
殺し屋の小高は弁護士・芦田に依頼され沢村組組長を殺るが、帰り道で銃弾に襲われる。悪徳弁護士と孤独な殺し屋の騙しあい、潜入刑事との奇妙な友情、夜の倉庫街での追跡、列車での殺し屋同士の勝負がクール。山本直純の音楽もカッコいいクライム・サスペンスで、冒頭殺される組長役は金子信雄。
©日活
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『闇を横切れ(103分/35mm)』
- 上映スケジュール
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公開:1959年
監督:増村保造
出演:川口浩、山村聰、叶順子、滝沢修、高松英郎、杉田康、三田村元、八潮悠子、大山健二、滝花久子、潮万太郎、松本克平、浜村純、見明凡太朗
美人ストリッパーの絞殺死体の傍らに倒れていた革新党候補者。政界のスキャンダルに報道機関は色めき立つが、西部新聞の石塚だけは上司の高沢の支持で独自に調査を始め…。敏腕編集局長・高沢を演じた山村聰のカッコよさに痺れる。音楽を一切使わず、最初と最後に山村が口笛で「ラ・マルセイエーズ」を吹く趣向が印象的な傑作。
©KADOKAWA1959
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『拳銃無頼帖 抜き射ちの竜(86分/35mm)』
- 上映スケジュール
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公開:1960年
監督:野口博志
出演:赤木圭一郎、浅丘ルリ子、宍戸錠、香月美奈子、沢本忠雄、二本柳寛、西村晃、藤村有弘、菅井一郎
アヴァンタイトルの夜の対決シーンからキマッてる野口博志の黒街映画の傑作。シリーズ第一作で、初主演の赤木圭一郎が“抜き射ちの竜”、宍戸錠が“コルトの銀”(「俺のツラに色をつけたのはおまえで3人目。前の2人は墓の下でおねんねしてら!」)を演じる。錠と赤木の魂の友情に泣く一本で、中国人ボスの西村晃や闇医者の菅井など脇も素晴らしい。
©日活
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『追跡(93分/デジタル)』
- 上映スケジュール
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公開:1961年
監督:西河克己
出演:二谷英明、松原智恵子、小高雄二、郷鍈治、杉山俊夫、井上昭文、内田良平、浜田寅彦、岩崎加根子、深江章喜、木浦佑三、高品格、江幡高志、松尾嘉代、野呂圭介
殺人を目撃した新婚夫婦は刑事である妻の兄に説得され証言する。それから5年、妹の周りに不穏な動きを感じ刑事を辞めて犯人逮捕に挑む二谷英明だったが…。消えた札束をめぐって争う悪党たち、鍵を握る意外な人物など脇役が光る。山口県で全編ロケを敢行。鍾乳洞や石切り場でのアクションも見どころあり。
©日活
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『拳銃残酷物語(87分/35mm)』
- 上映スケジュール
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公開:1964年
監督:古川卓巳
出演:宍戸錠、松原智恵子、川地民夫、香月美奈子、近藤宏、小高雄二、二本柳寛
競馬の売上1億2千万円強奪を妹の手術代のために引き受けたジョー。「7分間が全て!」のはずだったのに、警備員の抵抗、仲間割れ、ボスの裏切りと事態は思わぬ方向へ。下水道での逃亡劇や入り組んだバーカウンターでの銃撃戦がカッコいい、大藪原作のダークで乾いたノワール。基地の街、飛び交う米軍戦闘機など、東京五輪で湧く時代の裏側も描かれる。
©日活
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『顔役(ボス)(86分/デジタル)』
- 上映スケジュール
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公開:1955年
監督:古川卓巳
出演:三橋達也、南田洋子、水島道太郎、日高澄子、殿山泰司、柳谷寛、宍戸錠、下条正巳、小林重四郎、加藤嘉
頻繁に来日する香港人(三橋達也)に目を付けた警察。その正体とは!? やたら暴力的で自ら麻薬の売り上げを回収に行くボスの三橋。ヤクを横流しした手下は殺され、その情婦はボスを狙う。神戸の倉庫街での銃撃戦、土砂降りの空港でのラストシーンとロケ撮影がカッコいい。ボッチャリ殿山、若いジョー、美しい南田など役者も揃ったピカレスク。
©日活
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『悪の報酬(84分/デジタル)』
- 上映スケジュール
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公開:1956年
監督:野口博志
出演:伊藤雄之助、日高澄子、水島道太郎、三國連太郎、菅井一郎、田島義文、弘松三郎、ディック・ミネ、牧真介
出所した偽札職人が誘拐される。刑事の水島は偽札と麻薬を扱う組織を追うが、下っ端の話から顔も知らないボス“太田”の存在が浮かび上がる。しかし“太田”もまた手駒にすぎなかった!? 捜査の行方に、水島と親友・伊藤雄之助の交流を絡めて描くクライム・サスペンスの佳作。鈴木清太郎助監督、脚本に舛田利雄。
©日活
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『九人の死刑囚(96分/デジタル)』
- 上映スケジュール
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公開:1957年
監督:古川卓巳
出演:小林旭、浅丘ルリ子、左幸子、滝沢修、北林谷栄、左ト全、金子信雄、清水将夫、柳谷寛、小林重四郎、近藤宏、天本英世
八百長から抜けようとして元締めを殺したオートレーサーの小林旭は死刑を宣告されるが…。新入りの小林を房から覗く死刑囚たちの目、目、目。死刑囚や看守たちの心情を描く作品ながら、嵐の中での脱獄や地下道などノワール的シーン多々あり。スターリン建築風刑務所、塔を斜めから撮るドイツ表現主義的ショットも素晴らしい。
©日活
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『若い傾斜(78分/35mm)』
- 上映スケジュール
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公開:1959年
監督:西河克己
出演:川地民夫、浅丘ルリ子、清水まゆみ、赤木圭一郎、二本柳寛、信欣三、北林谷栄、柳永二郎、山根寿子
リズムを刻むドラムと煽りのショットで始まる西河克己の傑作。働きながら法律を学ぶ川地が収賄事件に巻き込まれる。母親が働く事務所の悪徳弁護士を師と仰ぎ、娘のルリ子と付き合う純真な川地をシニカルに眺めながら、親友を見捨てない赤木圭一郎が魅力的。
©日活
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『逃亡者(86分/デジタル)』
- 上映スケジュール
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公開:1959年
監督:古川卓巳
出演:長門裕之、稲垣美穂子、松本染升、二本柳寛、南風夕子、小園蓉子、近藤宏、西村晃、 垂水悟郎、露口茂
ムショ帰りで仕事に就けない長門はウマい話に乗って警官殺しに巻き込まれる。一味はボス・二本柳が待つ山荘に立てこもることになり…。良心に目覚めた長門と宿の娘コンビと、悪党一味の行き詰る攻防の顛末を描く。山荘でトランプ遊びする西村晃、犬恐怖症オジサンの二本柳など悪党一味のキャラも良い。
©日活
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『殺られる前にやれ(85分/16mm)』
- 上映スケジュール
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公開:1964年
監督:弓削太郎
出演:宇津井健、藤由紀子、江波杏子、藤巻潤、高松英郎、菅原謙二、大辻伺郎、螢雪太朗、紺野ユカ、成田三樹夫、星ひかる
宇津井健が出所すると、かつての組は手下に乗っ取られ、恋人も自殺に追い込まれていた。“男の睨みつける目”のオープニング、宇津井、藤巻、藤由紀子の中心にカメラを据えて、彼らを回転しながら映し出す映像など斬新なショットが光る。昨年亡くなった藤由紀子の美貌を堪能できる一本で、成田三樹夫の正式デビュー作でもある。
©KADOKAWA1964
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