近日上映予定
フランソワ・トリュフォー
2007/06/23 ~ 2007/07/13
お馴染みアントワーヌ・ドワネル物を中心に、フランソワ・トリュフォー監督の最初期の作品から、中期を経て、晩年に至る代表作全14作を一挙に公開!
上映予定作品一覧(全14本)
『突然炎のごとく』
『あこがれ』
『ピアニストを撃て』
『二十歳の恋』
『柔らかい肌』
『夜霧の恋人たち』
『家庭』
『恋のエチュード』
『私のように美しい娘』
『逃げ去る恋』
『終電車』
『隣の女』
『日曜日が待ち遠しい!』
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『大人は判ってくれない』
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上映スケジュール
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公開:1959年
監督:フランソワ・トリュフォー
出演:ジャン=ピエール・レオー、クレール・モーリエ、アルベール・レミー、ギー・ドコンブル、パトリック・オーフェー、ジョルジュ・フラマン、イヴォンヌ・クローディー
トリュフォーの分身的存在であるアントワーヌ・ドワネルを、まだ少年のレオーが演じた、ドワネルものの第一作。ナイーヴで孤独な14歳の不良少年ドワネルの眼に映る、家庭、学校、街。「ふりかえらない、笑わない」波打ち際へと駆けてゆく少年鑑別所を脱走した彼の表情が忘れがたい印象を残す、傑作処女長編作。
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『突然炎のごとく』
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上映スケジュール
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公開:1962年
監督:フランソワ・トリュフォー
出演:ジャンヌ・モロー、オスカー・ウェルナー、アンリ・セール、マリー・デュボワ、ヴァナ・ユルビノ、サビーヌ・オードパン、ミシェル・シュボール(ナレーション)
「彼女はとくに美しくもない、聡明でも誠実でもない。だが、女そのものだ」。シャンソン「つむじ風」にのせて繰りひろげるのは、変装、機関車ごっこ、陸橋での駆けっこなど遊び心たっぷりの、二人の男と一人の女の愛の狂想曲。奔放でわがままで突発的、そして自由で魅力的なカトリーヌを演じたジャンヌ・モローの名声はこの映画で決定的に。
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『あこがれ』
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上映スケジュール
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公開:1958年
監督:フランソワ・トリュフォー
出演:ベルナデット・ラフォン、ジェラール・ブラン、アラン・バルディ、ロベール・ビュル、アンリ・ドマエグト、ディミトリ・モレッティ、ダニエル・リコー
トリュフォーが25歳で撮った短編処女作。17歳のベルナデット・ラフォン演ずるお嬢さんがスカートをひるがえしながら自転車をこいだなら、もう5人の少年は彼女に夢中!リヴェット『王手飛車取り』やリュミエール兄弟の映画への敬愛も見え隠れする、女の子といたずら少年たちのみずみずしい日常。
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『ピアニストを撃て』
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上映スケジュール
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公開:1960年
監督:フランソワ・トリュフォー
出演:シャルル・アズナヴール、マリー・デュボワ、ニコル・ベルジェ、ミシェール・メルシエ、アルベール・レミー、クロード・マンサール、ダニエル・ブーランジェ、リシャール・カナヤン
しがない場末の酒場へ、ギャングと一悶着をおこした男が駆け込み何やら嵐の予感…。そこで働くピアニストの語る夢、そして女給仕との恋の行方は如何に?ダイヤモンドが女の最高の友達とくれば、拳銃は男の最高の友達?!スリルありロマンあり笑いありの、アメリカの犯罪映画・ハードボイルド映画へのオマージュ!
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『二十歳の恋』
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上映スケジュール
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公開:2007年
監督:フランソワ・トリュフォー
出演:ジャン=ピエール・レオー、マリー=フランス・ピジエ、パトリック・オーフェー、ロジー・ヴァルト、フランソワ・ダルボン、ジャン=フランソワ・アダン
少年鑑別所から脱出したドワネル少年もはや17歳。コレットという女学生に恋した彼は、ただ彼女の側にいたいという狂おしい一心で、その真向かいに住み着いてしまうのだが…。トリュフォー自身の失恋体験をもとにした青春短編。ドワネルの部屋には野口久光の描いた『大人は判ってくれない』のポスター原画が!
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『柔らかい肌』
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上映スケジュール
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公開:1964年
監督:フランソワ・トリュフォー
出演:ジャン・ドサイ、フランソワーズ・ドルレアック、ネリー・ベネデッティ、ダニエル・セカルディ、ジャン・ラニエ、ポール・エマニュエル
若く美しいスチュワーデスと思わぬ恋に落ちた中年男。彼には妻も娘もあり、何不自由ない生活を送っているのだが…。白い指の戯れで幕あける不倫劇の緊張感は、さながらヒッチコックのサスペンス映画!?トリュフォーの足フェチぶりを垣間見つつ、ベネデッティのコートの下に隠された巨大な猟銃におののくべし。
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『夜霧の恋人たち』
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上映スケジュール
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公開:1968年
監督:フランソワ・トリュフォー
出演:ジャン=ピエール・レオー、クロード・ジャド、ダニエル・セカルディ、クレール・デュアメル、デルフィーヌ・セイリグ、ミシェル・ロンスダール
若い恋人と、靴屋で働く年上の人妻への恋心に板ばさみになったドワネルが、今日も街をひた走る!ルビッチやマッケリーの軽妙なロマンティック・コメディーのようなドワネル・シリーズ第三部。鏡の前で愛する二人の女の名を連呼する姿は母性本能をくすぐります!アンリ・ラングロワのシネマテークに捧げられた、愛の傑作。
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『家庭』
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上映スケジュール
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公開:1970年
監督:フランソワ・トリュフォー
出演:ジャン=ピエール・レオー、クロード・ジャド、ダニエル・セカルディ、クレール・デュアメル、松本弘子、バルバラ・ラージュ、ダニエル・ブーランジェ
ついに結婚を果たしたドワネルだったが、いまだ定職にも就かず、どこか孤独で、やっぱり大人になりきれぬ日々。子供が生まれど妻には冷たくあしらわれ、ジャン・ユスターシュに電話をかけても留守、浮気相手の日本人女性にも愛想を尽かされて…。アントワーヌ・ドワネルよどこへゆく?ユロ氏もひょっこり顔を出します。
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『恋のエチュード』
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上映スケジュール
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公開:1971年
監督:フランソワ・トリュフォー
出演:ジャン=ピエール・レオー、キカ・マーカム、ステーシー・テンデター、シルヴィア・マリオット、マリー・マンサール、フィリップ・レオタール
「レモンをしぼるように恋をしぼる」とトリュフォー自ら言うように、どこか悲愴で鮮烈な恋のイメージが印象的な、姉妹を同時に好きになってしまった男の物語。20世紀初頭、彫刻好きの姉と眼を患う妹の二人の英国美人姉妹がパリの青年に出会ってからの胸の疼き、心の乱れ、すれ違いが15年に渡って描かれる。愛って何?
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『私のように美しい娘』
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上映スケジュール
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公開:1972年
監督:フランソワ・トリュフォー
出演:ベルナデット・ラフォン、クロード・ブラッスール、シャルル・デネル、ギー・マルシャン、アンドレ・デュソリエ、フィリップ・レオタール
社会学者スタニスラスは、「犯罪女性」という論文を書くべく、ある女囚を助け出す。彼女が新たな人生を歩みだせるよう画策するのだが…。男をたぶらかし、悪態をつく、お色気たっぷりの奔放な娘を演じるのはベルナデット・ラフォン。『恋のエチュード』が夜なら本作は昼とのトリュフォーの言もある、あばずれ娘の陽気な犯罪コメディー。
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『逃げ去る恋』
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上映スケジュール
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公開:1978年
監督:フランソワ・トリュフォー
出演:ジャン=ピエール・レオー、マリー=フランス・ピジエ、クロード・ジャド、ダニ、ドロテー、ロジー・ヴァルト、マリー・アンリオ、ダニエル・メズギッシュ
『大人は判ってくれない』から20年後を舞台に、ドワネルものや他のトリュフォー作品の断片を軽快にパッチワークのように繋ぎ合わせた総集編。コレットの「相変わらず走っているわ」のつぶやきも感慨深い笑いを誘う。アラン・スーションの歌う「逃げ去る恋」にのせて、今日もドワネルは恋に向って走り続けるのだった。
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『終電車』
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上映スケジュール
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公開:1980年
監督:フランソワ・トリュフォー
出演:カトリーヌ・ドヌーヴ、ジェラール・ドパルデュー、ジャン・ポワレ、ハインツ・ベンネント、アンドレア・フェレオール、ポーレット・デュボスト、サビーヌ・オードパン
ナチス占領下の42年秋からパリ解放直後の44年夏まで、地下に潜って演劇活動を続けていた夫婦の物語。「サンジャンの私の恋人」「雨傘とマント」など当時のヒット曲が深い味わいを醸し出す。女優/女座長であり、夫を秘かに地下にかくまうカトリーヌ・ドヌーヴの、力強い魅力をじっくりと眼に焼き付けてください。
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『隣の女』
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上映スケジュール
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公開:1981年
監督:フランソワ・トリュフォー
出演:ファニー・アルダン、ジェラール・ドパルデュー、アンリ・ガルサン、ミシェール・ボームガルトネル、オリヴィエ・ベッカール、ヴェロニク・シルヴェル
愛の苦しみに目眩し身悶えする男女の狂気を、激しく炸裂させた作品。愛し合えば愛し合うほどお互いを不幸にしてしまう、しかし決して離れることの出来ない死に至る愛を、とくとご覧ください。劇中ファニー・アルダンのスカートが椅子に引っかかってストンと滑り落ちる、アメリカ喜劇を連想させるシーンも。
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『日曜日が待ち遠しい!』
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上映スケジュール
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公開:1982年
監督:フランソワ・トリュフォー
出演:ファニー・アルダン、ジャン=ルイ・トランティニャン、フィリップ・ローデンバック、カロリーヌ・シホール、フィリップ・モリエ=ジュヌー、グザヴィエ・サンマカリー
殺人の疑いをかけられた社長を救うべく、女秘書が探偵となって大活躍!ファニー・アルダンのために書かれたという、どこか幸福感に満ちた犯罪映画。アルダンもヒロインをはつらつとエネルギッシュに演じている。「社長はブロンドがお好き」などシャレも効かせつつ、物語はやがてロマンティック・コメディーへとなだれ込む!
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