cinemavera

近日上映予定

  • 玉石混淆!? 秘宝発掘! 新東宝のまだまだディープな世界

  • 2018/09/01 ~ 2018/09/21

1947年、東宝争議の最中、政治的な労働闘争よりも映画製作を続けたいと思う有志たちによって生みだされた新東宝映画製作所。当初は作品不足を補うための東宝の内部製作プロという位置づけであったが、翌1948年には東宝から独立、新たな映画製作会社「株式会社新東宝」としてのスタートを切った。
その意味で今年が真の創設70年目、新東宝映画の山をまだまだ掘り進めます!

上映作品のクレジットデータサイト
http://nipponeiga.com/vera/shintoho/


■料金(一本立て、入替制)
一般:1200円/シニア:1000円/会員:800円/学生:600円/中学生以下:500円

特別上映『美しい人』『女といふ城 前後編』
一般:1400円/シニア:1200円/会員:1000円/学生:800円/中学生以下:500円


※第三週(9/15~9/21)のスケジュールが変更になりました。当サイト掲載のスケジュールは最新です。
お客様にはご迷惑をおかけしてしまい申し訳ございません。
どうかご了承の上ご来館いただきますよう宜しくお願い申し上げます。

  • 上映予定作品一覧(全19本)

美しい人
帰国 ダモイ
浅草四人姉妹
悪魔の囁き
北海の叛乱
契約結婚
桃色の超特急
望みなきに非ず
争う美人姉妹
風雲七化け峠
波止場の王者
虹の谷
男の世界だ
大空の誓い
女といふ城 マリの巻/夕子の巻
乾杯!女学生
海豹の王
大虐殺
肉体の野獣
  • 『美しい人(16mm)』

  • 美しい人(16mm) 上映スケジュール
  • 公開:1954年
    監督:若杉光夫
    出演:上原謙、宮城野由美子、細川ちか子、波多野憲、香川京子、伊達信、下元勉、田中晋二、宇野重吉、滝沢修、乙羽信子、芦田伸介、日野道夫、冨田浩太郎、清水将夫、山内明
    麻薬や宝石密売で儲けた金をもとに国家主義の復権を企てる闇商人が、戦争未亡人に殺された。その理由とはいったい!? 「戦中は若者を特攻に駆り立てた極右思想家、戦後は政界の影で蠢く上海帰りの闇商人」という実在の人物を思わせる怪人を滝沢修が熱演。家族や恋人を戦争で奪われ、敗戦後は辛酸をなめつくした女たちの魂の慟哭を聞け!

  • 『帰国 ダモイ(デジタル)』

  • 帰国 ダモイ(デジタル) 上映スケジュール
  • 公開:1949年
    監督:佐藤武
    出演:井上正夫、野上千鶴子、和田信賢、堀雄二、大日方伝、荘司肇、山室耕、田中春男、山口淑子、堀越節子、泉麗子、池部良、藤田進、清川虹子、島田友三郎、藤間房子、花井蘭子
    舞鶴港で戦死した息子を待つ老人、帰還兵のためタバコを探し回る靴磨きの少年など、シベリア抑留者の帰国をテーマにしたオムニバス映画で、敗戦後日本の貧困と混乱が実写映像で映し出される。第三話では、キャバレーの歌手になった恋人・山口淑子を「堕落した人間」と批難する池部良を通して、洗脳され共産化した抑留者問題に挑んだ。
    ©国際放映

  • 『浅草四人姉妹(デジタル)』

  • 浅草四人姉妹(デジタル) 上映スケジュール
  • 公開:1952年
    監督:佐伯清
    出演:相馬千恵子、関千恵子、杉葉子、岩崎加根子、三島雅夫、沢村貞子、高島忠夫、井上大助、飯田蝶子、二本柳寛、山内明、久保菜穂子
    本作品を最後に新東宝を去った佐伯清監督が浅草の小料理屋の四人姉妹(相馬・関・杉・岩崎)の恋愛模様を時にはコミカルにそしてしっとりと描いた佳品。両親に三島雅夫と沢村貞子、隣のおばさん飯田蝶子など芸達者達が脇を固め、別格扱いの高島忠夫始め、久保菜穂子など前年採用の新東宝第一期スターレットが大挙出演しているのも隠れた見どころ。(解説:下村健)
    ©国際放映

  • 『悪魔の囁き(デジタル)』

  • 悪魔の囁き(デジタル) 上映スケジュール
  • 公開:1955年
    監督:内川清一郎
    出演:中山昭二、筑紫あけみ、上原謙、角梨枝子、二木まこと、二木てるみ、永井智雄、細川俊夫、舟橋元、丹波哲郎、荒川さつき、松本克平、天知茂、五月藤江、若杉須美子
    人質をたてに無線で恐喝や犯罪強要を行う“囁く男”事件が多発。恋人を誘拐された平田も強盗を強いられ…。植草甚一原案、川内康範脚本による“初の遠隔犯罪もの”だが、イヤホンから聞こえる滝口順平(『ヤッターマン』のドクロベー様)の声といい、「なんでそうなるの!?」的展開といい、突っ込みどころ満載。豪華俳優陣によるミステリー。
    ©国際放映

  • 『北海の叛乱(デジタル)』

  • 北海の叛乱(デジタル) 上映スケジュール
  • 公開:1956年
    監督:渡辺邦男、毛利正樹
    出演:上原謙、藤田進、二本柳寛、安西郷子、久慈あさみ、高田稔、横山運平、久保菜穂子、小堀誠、舟橋元、江見渉、山室耕、鮎川浩、江川宇禮雄、広瀬垣美、高島忠夫、小笠原弘、岬洋二、鳥羽陽之助、阿部九洲男、原文雄、三原純
    遠洋漁業会社の経営者と労働組合が激しく対立する中、社長の息子・上原謙が帰国するが…。日本経済を支えた捕鯨船を舞台に、命がけでクジラを捕る海の男たちの友情と、彼らを愛する強く美しい女たちを描いた海洋アクション・ドラマ。日ソ共同宣言が締結された年に公開されたせいか、共産主義者の陰謀や領海国境の緊張感など政治的な側面も描かれる。
    ©国際放映

  • 『契約結婚(デジタル)』

  • 契約結婚(デジタル) 上映スケジュール
  • 公開:1961年
    監督:渡辺祐介
    出演:大空眞弓、沼田曜一、小畑絹子、寺島達夫、松浦浪路、星輝美、鳴門洋二、菅原文太、原聖二、国方伝、並木一路、石川冷、山口多賀志、加藤欣子、ピーター・ウィリアムス、堀池浩子、橘恵子、水上恵子、鈴木信二
    寮のお風呂で同級生相手に“契約結婚の勧め”を唱える進歩的女子大生・大空眞弓のターゲットは将来有望な野球部員。一方、バーのマダムと契約結婚しているプロ野球選手の沼田曜一は落ちぶれて解雇され…。若い二人と大人の二人の契約結婚の顛末を描いた渡辺祐介の傑作コメディ。結婚って打算、それとも愛!?
    ©国際放映

  • 『桃色の超特急(デジタル)』

  • 桃色の超特急(デジタル) 上映スケジュール
  • 公開:1961年
    監督:渡辺祐介
    出演:大空眞弓、松原緑郎、坂本武、花井蘭子、鳴門洋二、若宮隆二、丹波哲郎、杉山弘太郎、西一樹、小高まさる、国方伝、水原爆、松原由美子
    ショーを目前に人気モデルが失踪。替え玉探しを買って出た吾郎だが、瓜二つのストリッパーは鼻を整形してしまい…。やっと見つけたそっくりさんを騙して、ショーが開催される大阪行きの特急列車に乗り込んだ吾郎の運命は!? テンポも良ければ主題歌も楽しいロマンチック・コメディ。モデル、ストリッパー、水商売風の女、吾郎の隣人と、大空眞弓が一人四役を演じる。
    ©国際放映

  • 『望みなきに非ず(デジタル)』

  • 望みなきに非ず(デジタル) 上映スケジュール
  • 公開:1949年
    監督:佐伯清
    出演:小杉勇、竹久千恵子、大日方伝、木暮実千代、堀雄二、若山セツ子、清川荘司、宮川玲子、江見渉、倉橋亨、川部守一、伊藤雄之助、永井柳太郎
    海軍の船長だった小杉勇が強盗に合って帰宅すると、妻は隣人宅で大学生とダンスに興じていた。浮かれる妻をよそに一家の暮らしは苦しくなり…。就職もままならず妻やアプレ学生にバカにされる夫と、自由を謳歌する妻の対比が、敗戦後の男女の変容を象徴する一本。有閑未亡人役の木暮実千代が美しく、最強の妹キャラ・若山セツ子が可愛すぎる!
    ©国際放映

  • 『争う美人姉妹 (『処女宝』改題短縮版)(デジタル)』

  • 争う美人姉妹 (『処女宝』改題短縮版)(デジタル) 上映スケジュール
  • 公開:1950年
    監督:島耕二
    出演:高峰秀子、高杉早苗、上原謙、山村聡、汐見洋、吉川満子、宮川玲子、青山五郎、若月輝夫、鳥羽陽之助、水原通子、江戸川蘭子、清川玉枝、花房一美
    恋人の上原謙を袖にして金持ちの山村聰と結婚した姉・高杉早苗。一方、妹・高峰秀子は愛を貫き…。妹と結婚し有名劇作家になった上原が惜しくなり、誘惑しまくる姉の業が深すぎる。原題は菊池寛の原作名である『処女宝』だったが、短縮版は美人姉妹が男をめぐって争うというストーリーそのままのタイトルとなった。
    ©国際放映

  • 『風雲七化け峠(デジタル)』

  • 風雲七化け峠(デジタル) 上映スケジュール
  • 公開:1952年
    監督:並木鏡太郎
    出演:嵐寛寿郎、三原葉子、清川荘司、鳥羽陽之助、杉山昌三九、永田靖、深川清美
    七化け峠に隠された秘密を解く鍵である“海苔”を巡って繰り広げられる争奪戦!本作が公式デビュー作となる三原葉子は、弟と共に亡き父の遺した山を守る娘・加代を凛々しく好演、後年のグラマー女優のイメージとはまた違った面を見せる…と言いたいところだが、そこは三原葉子、ちゃんと手ブラのセミヌードシーンが用意されており期待を裏切らない!?(解説:下村健)
    ©国際放映

  • 『波止場の王者(デジタル)』

  • 波止場の王者(デジタル) 上映スケジュール
  • 公開:1956年
    監督:内川清一郎
    出演:宇津井健、久保菜穂子、中山昭二、和田孝、三ツ矢歌子、前田通子、丹波哲郎、小倉繁、十朱久雄、北沢彪、沢井三郎、高村洋三、扇恵子、沢井謙二、大友純、野崎善彦、三村恭二
    夢のジェットエンジン“ガスタービンAZ”の開発者達とそれを狙うギャング団との闘いに加え、技師・宇津井健と設計者の娘・久保菜穂子のロマンスも。大蔵貢体制直前に撮られた一本で、クライマックスの海岸対決シーンでは、後方の岩にぴょーんとジャンプする変な技を使う中国人ボスに失笑必至。丹波哲郎、三ツ矢歌子、前田通子も出ています。
    ©国際放映

  • 『虹の谷 (新東宝配給時タイトル『激怒する牡牛』)(16mm)』

  • 虹の谷 (新東宝配給時タイトル『激怒する牡牛』)(16mm) 上映スケジュール
  • 公開:1955年
    監督:吉村廉、古賀聖人
    出演:月田昌也、菅井一郎、河津清三郎、左幸子、斎藤弘毅、英百合子、増山智子、亘柾子、清水元、田中筆子、石黒達也、深見泰三、薄田研二、木下ゆず子、本郷秀雄、打越正八、陶隆、神田正夫、幸田宗丸、伊豆肇、飯野公子、望月伸光
    手塩にかけた牡牛とともに牛山師としてデビューした繁。しかし、悪の牛山師にいじめられた牡牛は…。「人を傷つけた牛は虹の谷に連れていかれる(=殺される)」という掟を逃れて、牡牛と旅にでた繁のビルドゥンクスロマン。阿蘇の山奥で巨木を曳く牛たち、決壊した河の流木に飲まれる牡牛など、ホークスの『大自然の凱歌』も真っ青という迫力の名シーンをご覧あれ! 恋のバトルで牡牛に完敗する左幸子も可愛い。

  • 『男の世界だ(デジタル)』

  • 男の世界だ(デジタル) 上映スケジュール
  • 公開:1960年
    監督:土居通芳
    出演:吉田輝雄、菅原文太、寺島達夫、高宮敬二、大空真弓、万里昌代、中西杏子、細川俊夫、若宮隆二、林寛、渡辺高光、晴海勇三、宗方祐二、山口多賀志、西一樹
    暴力団と結託して港を牛耳ろうと企む貿易会社悪徳専務に敢然と立ち向かう4人の男!吉田輝雄・菅原文太・寺島達夫・高宮敬二の長身二枚目4人組として売り出した「ハンサムタワーズ」、本作では冒頭に4人の紹介映像が入るなど会社の力の入れようも見て取れるが、顔見せ程度だった『大学のご令嬢』を除けば本格的な共演作は残念ながら本作のみで終わってしまった。(解説:下村健)
    ©国際放映

  • 『大空の誓い(デジタル)』

  • 大空の誓い(デジタル) 上映スケジュール
  • 公開:1952年
    監督:阿部豊
    出演:上原謙、香川京子、小堀誠、久慈あさみ、ロバート・フレミング
    フィリピン航空の機長となったジミーは、東京へ着くやいなや西田の消息を探す。かつて戦闘機乗りだった二人は南の空で相まみえ、不時着した島で助け合った親友だったのだ。共にハリウッドでの修行経験を持つ阿部豊監督とキャメラマン三村明がタッグを組んだ本作、外国人俳優の英語の会話で進む序盤はまるで米映画を観ているのかの様。上村貞夫による空中戦特撮も見応えあり。(解説:下村健)
    ©国際放映

  • 『女といふ城 マリの巻/夕子の巻(デジタル)』

  • 女といふ城 マリの巻/夕子の巻(デジタル) 上映スケジュール
  • 公開:1953年
    監督:阿部豊
    出演:高峰秀子、上原謙、乙羽信子、高島忠夫、小川虎之助、南寿美子、鳥羽陽之助、小沢栄、安部徹、千明みゆき、冬木京三、十朱久雄、清川玉枝、宮川玲子、野上千鶴子、岡本克郎、西岡タツオ
    九州の炭坑主(上原謙)が東京で購入した屋敷には、元持ち主のマリ(高峰秀子)が居座っており…。上原の資産を狙う極悪コンビ(小沢栄&安部徹)の陰謀に、犬猿の仲だった高峰と上原が敢然と立ち向かう! 颯爽としたキャリアウーマン・高峰はもちろん、男気溢れる上原がカッコいい。上原をめぐる夕子(乙羽信子)と高峰のラブ・バトルも絡むサスペンス・メロドラマ。
    ©国際放映

  • 『乾杯!女学生(デジタル)』

  • 乾杯!女学生(デジタル) 上映スケジュール
  • 公開:1954年
    監督:井上梅次
    出演:雪村いづみ、中山昭二、南風洋子、水の江瀧子、沢村貞子、夏川静江、高田稔、内海突破、千秋実、井上大助、久保菜穂子、田川恵子、谷口香、井波静子、山田長正、菊地双三郎、レイモンド・コンデ
    お嬢様学校の寄宿舎に入った“トンちゃん”の活躍を描く傑作学園ミュージカル・コメディ。自分の愛称でもあったトンちゃん役の雪村いづみが歌い踊り、先生同士はイガミ合い、捨て子騒動も加わって学園は大騒ぎ。クライマックスの創立五十周年記念祝賀会では、渡辺晋氏がベースを、中村八大氏がピアノを演奏!
    ©国際放映

  • 『海豹の王(デジタル)』

  • 海豹の王(デジタル) 上映スケジュール
  • 公開:1959年
    監督:三輪彰
    出演:宇津井健、万里昌代、三原葉子、松浦浪路、高宮敬二、浅見比呂志、小林重四郎、九重京司、藤川洋子、秋田真夢、三島杏子、杉寛、高沢茂
    漁場をめぐり老舗とやくざの漁業会社が対立する最中、伝説の漁師“あざらしの辰”(宇津井健)が帰ってくる。ライフル担いで漁に出る勝気な万里昌代と飲み屋の女・三原葉子のラブ・バトル、宇津井の裸踊りなどオマケも嬉しい海洋アクション。本作は実話を基にしたフィクションだが登場人物が実名のままだったため、悪役扱いされた人たちが大迷惑を被ったという。
    ©国際放映

  • 『大虐殺(デジタル)』

  • 大虐殺(デジタル) 上映スケジュール
  • 公開:1960年
    監督:小森白
    出演:天知茂、北沢典子、細川俊夫、沼田曜一、御木本伸介、杉山弘太郎、若宮隆二、宮浩二、三條摩子
    社会主義かぶれの書生・古川が牛メシに舌鼓を打っているさなかに起こった関東大震災。甘粕大尉らは混乱に乗じて社会主義者の一掃を企て、遂に大杉栄を殺害。師匠を殺された古川は葬式の夜、大杉の愛娘エマちゃんと二人『月の砂漠』を熱唱しつつ、軍部への復讐を心に誓う! 楽しそうに残虐行為を繰り返す沼田曜一と、復讐に突っ走るも失敗続きで苦悩する天知茂を見逃すな!!
    ©国際放映

  • 『肉体の野獣(デジタル)』

  • 肉体の野獣(デジタル) 上映スケジュール
  • 公開:1960年
    監督:土屋啓之助
    出演:川喜多雄二、三田泰子、三條魔子、三原葉子、中村虎彦、魚住純子、瀬戸麗子、高松政雄、沖竜次、原聖二、渡辺高光、市川美千子、水上恵子、山村邦子、宮浩一
    留学帰りの医師・川喜多雄二が中絶手術をしたのはかつての恋人・三原葉子だった! 夜の女になった三原に裏切られ、「女は悪魔だ。俺は野獣になって世の中の女に復讐してやる!」と勝手に女全般に恨みを拡大させた川喜多は、看護婦、歌手、未亡人、友人の婚約者と手当たり次第にレイプしたあげく、院長の娘と結婚するが…。余りに自分勝手な男の悪事の顛末を描いた医療エロス・サスペンス!?
    ©国際放映

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