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近日上映予定

  • 戦争と女たち

  • 2018/06/16 ~ 2018/07/06

戦争に翻弄されながらも戦中・戦後を生き抜いた女たちを描いた作品を特集。
『従軍慰安婦』の再映も!

※『慾望』『母なれば女なれば』『ひろしま』『日の果て』は1本立上映・料金1100円均一です
※『母なれば女なれば』『日の果て』は16mm上映です
※6月23日(土)11:00トークショー付上映『樺太1945年夏 氷雪の門』(ゲスト:二木てるみさん、聞き手:下村健さん)の料金は1500円均一です。チケットお持ちの方はトーク後の上映もご覧いただけます。

  • 上映予定作品一覧(全22本)

風の中の牝鶏
モンテンルパの夜は更けて
恋文
野戦看護婦
南十字星は偽らず
赤線基地
燃える上海
愛の歴史
殉愛
女の防波堤
戦場のなでしこ
白い肌と黄色い隊長
ゼロの焦点
死闘の伝説
執炎
背後の人
従軍慰安婦
樺太1945年夏 氷雪の門
母なれば女なれば
ひろしま
日の果て
慾望
  • 『風の中の牝鶏(35mm)』

  • 風の中の牝鶏(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1948年
    監督:小津安二郎
    出演:佐野周二、田中絹代、三宅邦子、笠智衆、村田知英子、文谷千代子、東野英治郎、長船フジヨ、青木放屁、長尾敏之助、岡村文子、清水一郎、三井弘次、坂本武、谷よしの
    子どもを救うため一度だけ売春した妻は復員してきた夫に告白し…。妻を許すことができず懊悩する夫と、夫を慕い続ける妻。小津唯一のバイオレンス描写といわれる階段落ちのシーンでは、突き落とされながら佐野周二の足元に向かって這い上がってくる田中絹代の演技が凄絶。
    ©1948松竹株式会社

  • 『モンテンルパの夜は更けて(デジタル)』

  • モンテンルパの夜は更けて(デジタル) 上映スケジュール
  • 公開:1952年
    監督:青柳信雄
    出演:上原謙、香川京子、山内明、花井蘭子、北林谷栄、左幸子
    モンテンルパ刑務所に収容されている戦犯死刑囚とその帰りを待つ妻の物語。元陸軍少将の頑迷な舅に仕えながら戻るあてもない夫を待つ妻に香川京子。彼女の良き理解者である夫の兄に上原謙。戦争が終わって七年も経ちながら収容され続けた日本人死刑囚の実話をもとに描く戦争の悲劇。
    ©国際放映

  • 『恋文(デジタル)』

  • 恋文(デジタル) 上映スケジュール
  • 公開:1953年
    監督:田中絹代
    出演:森雅之、香川京子、宇野重吉、安西郷子、夏川静江、久我美子、田中絹代、関千恵子、中北千枝子
    復員してきた森雅之は、米兵宛ての英文ラブレター代書屋の手伝いをしながら最愛の人・久我美子を探すが…。かつて“渋谷109”の裏手にあった恋文横丁を舞台に、戦争に翻弄された男女の運命を描く田中絹代監督デビュー作。木下恵介、成瀬巳喜男、石井輝男ら監督とスタッフ、俳優陣が多くの映画会社から応援に駆けつけた。
    ©国際放映

  • 『野戦看護婦(デジタル)』

  • 野戦看護婦(デジタル) 上映スケジュール
  • 公開:1953年
    監督:野村浩将
    出演:南風洋子、中山昭二、宮城千賀子、折原啓子、鶴田浩二、安部徹、江川宇礼雄
    日本赤十字社から華南の野戦病院に配属された恵子は、先任看護婦・雪子と姉妹のように親しくなっていくが…。敗戦の夜に襲撃される病院、そして囮となった雪子の運命は!? 戦場下の看護婦たちの愛と戦いを描いた異色のメロドラマ。
    ©国際放映

  • 『南十字星は偽らず(デジタル)』

  • 南十字星は偽らず(デジタル) 上映スケジュール
  • 公開:1953年
    監督:田中重雄
    出演:高峰三枝子、若原雅夫、荒川さつき、千田是也、小堀誠、ジプシー・ローズ
    日本統治下にあるジャカルタ。現地の娘アイン(高峰三枝子)は日本人の現地妻になり子を産むが…。戦後、元日本兵が現地妻を伴って帰国した「二人妻」事件を直後に映画化した作品だが、何故かラストは驚きの展開に。高峰三枝子や殿山泰司ら出演陣がジャカルタ語に挑戦しているのも一興。
    ©国際放映

  • 『赤線基地(35mm)』

  • 赤線基地(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1953年
    監督:谷口千吉
    出演:三國連太郎、根岸明美、小林桂樹、金子信雄、青山京子、中北千枝子
    十年の抑留生活を終え帰郷した三國連太郎。しかし故郷は米軍基地になり家族は米兵相手の商売をしていた…。最愛の人・中北千枝子の変貌ぶりをはじめ、時の流れの残酷さを一日の出来事の中で描いた傑作。敗戦と占領による日本の変貌を赤裸々に描き出したためか、政府と映画業界の圧力で上映延期騒動が起きたという。
    ©1953東宝

  • 『燃える上海(デジタル)』

  • 燃える上海(デジタル) 上映スケジュール
  • 公開:1954年
    監督:今泉善珠
    出演:山村聡、川路龍子、森雅之、原保美、岸旗江、神田隆
    第一次上海事変を舞台に、清王朝の復興のためスパイ活動に身を投じた男装の麗人・川島芳子の苦悩を描く。ヒロインに松竹少女歌劇団の男役だった川路龍子、語り手の原作者・村松梢風役に山村聡、中国人作家に森雅之。当時の記録フィルム満載の東洋の“マタ・ハリ”歴史秘話。
    ©北星

  • 『愛の歴史(35mm)』

  • 愛の歴史(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1955年
    監督:山本嘉次郎
    出演:鶴田浩二、司葉子、藤田進、市川春代、藤木悠、御橋公
    戦争中に一度だけ結ばれた従軍看護婦・司葉子と兵士・鶴田浩二が、戦後に互いを探しながらもすれ違い続けるメロドラマ。政略結婚の犠牲になった司と、香港ギャングになりはてた鶴田は結ばれるのか!? あまりに荒唐無稽な設定と展開に脱力必至の問題作。
    ©1955東宝

  • 『殉愛(35mm)』

  • 殉愛(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1956年
    監督:鈴木英夫
    出演:鶴田浩二、八千草薫、小林桂樹、笠智衆、夏川静江、峯京子、西島惇子、佐原健二
    戦争末期、出陣を明日に控えた特攻隊員・鶴田浩二は、恋人の八千草薫に別れを告げるため自宅に戻るが…。運命のいたずらで永遠に別れることになる二人を鈴木英夫が切々と描く。ロミオとジュリエットを思わせる美しくも哀しいメロドラマの秀作。
    ©1956東宝

  • 『女の防波堤(デジタル)』

  • 女の防波堤(デジタル) 上映スケジュール
  • 公開:1958年
    監督:小森白
    出演:小畑絹子、荒川さつき、筑紫あけみ、細川俊夫、三原葉子、城実穂、万里昌代、鮎川浩
    素人婦女子を占領軍の性暴力から守る“女の防波堤”こと特殊慰安婦に応募したふみ子は…。美貌のせいか極端な性格のせいか、慰安婦、ホステス、結婚、出産、愛人、再婚、離婚、街娼と、女の性の迷い道を爆走するふみ子。昼ドラも裸足で逃げ出すトンデモ展開に開いた口がふさがらないカルト作!
    ©国際放映

  • 『戦場のなでしこ(デジタル)』

  • 戦場のなでしこ(デジタル) 上映スケジュール
  • 公開:1959年
    監督:石井輝男
    出演:小畑絹子、三ツ矢歌子、星輝美、大空真弓、城実穂、瀬戸麗子、田原知佐子、吉田昌代、宇津井健、大友純、並木一路、国創典、鮎川浩、加藤欣子、村山京司、小森敏
    終戦後、満州に残された日本人看護婦たちが侵入してきたソ連兵に蹂躙される悲劇を通して、戦後日本が無視してきた歴史の真実に焦点を当てた新東宝作品。サデイスティックな描写も含め戦争の愚かさを強く印象付ける演出が光る、石井輝男初期の傑作。
    ©国際放映

  • 『白い肌と黄色い隊長(35mm)』

  • 白い肌と黄色い隊長(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1960年
    監督:堀内真直
    出演:大木実、杉浦直樹、笠智衆、リー・スミス、信欣三、ジェレ・コスビィ、エリース・リクター
    セレベス島の敵性国婦女子収容所で国際法を守り収容者に献身した山地二等兵曹が、戦後戦犯として裁かれる姿を通して、戦争と軍隊の不条理を描く。主役の大木実を始め、横暴な日本軍を象徴するような山茶花究や内田良平、慰安所の店主・殿山泰司らが素晴らしい演技を披露している。
    ©1960松竹株式会社

  • 『ゼロの焦点(35mm)』

  • ゼロの焦点(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1961年
    監督:野村芳太郎
    出演:久我美子、高千穂ひづる、有馬稲子、南原宏治、西村晃、加藤嘉
    結婚早々蒸発した夫を探して能登を訪ねた久我美子は…。付きまとう“過去”の亡霊が引き起こす連続殺人の行方を描くミステリー。北陸の鉛色の空の下、三人の女のそれぞれの悲しみが溢れる。クライマックスの崖の上での種明かしは、まさに二時間ドラマの元祖。
    ©1961松竹株式会社

  • 『死闘の伝説(35mm)』

  • 死闘の伝説(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1963年
    監督:木下恵介
    出演:岩下志麻、加藤剛、加賀まりこ、松川勉、菅原文太、加藤嘉、 毛利菊枝、花沢徳衛、石黒達也、田中絹代
    部落会長の息子との縁談を断ったことから疎開家族が迫害を受け…。終戦直前の混乱期、閉鎖的な村社会で集団心理が暴走する。猟銃を手にした農民が暴徒と化すクライマックスが凄いバイオレンス映画の傑作。洪水のように噴流する悪意と戦争への激怒。加藤嘉や加賀まりこ、岩下志麻がショットガンを撃ちまくる!
    ©1963松竹株式会社

  • 『執炎(35mm)』

  • 執炎(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1964年
    監督:蔵原惟繕
    出演:浅丘ルリ子、伊丹一三、芦川いづみ、平田大三郎、松尾嘉代、上野山功一、河上信夫、山田禅二、加原武門、入江杏子、石原初子、重盛輝江、紀原土耕、村田寿男 久松洪介、鈴木三右ヱ門、信欣三、細川ちか子、宇野重吉
    因習を越えて、海民の拓治と激しい恋に落ちた落人村生まれのきよの。結婚直後に召集され重傷を負った拓治を必死の看病で奇跡的に蘇らせたきよのだったが、拓治は再び召集され…。夫に焦がれる過剰な情念と、夫を奪う戦争への激しい憎しみを演じきった浅丘ルリ子の出演100本記念映画。
    ©日活

  • 『背後の人(35mm)』

  • 背後の人(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1965年
    監督:八木美津雄
    出演:池部良、桑野みゆき、岡田英次、路加奈子、小沢栄太郎、穂積隆信、清村耕次、八木昌子
    戦傷手術で入院した池部良は看護婦・桑野みゆきに惚れ、桑野の背後に見え隠れする男・岡田英次の存在に気づくが…。池部が岡田の過去を探るうち、互いの戦争の傷跡を見出すミステリー・メロドラマ。小倉の黒人兵集団脱走事件がモデルになっている。
    ©1965松竹株式会社

  • 『従軍慰安婦(35mm)』

  • 従軍慰安婦(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1974年
    監督:鷹森立一
    出演:中島ゆたか、緑魔子、叶優子、三原葉子、小松方正、室田日出男、由利徹、たこ八郎
    昭和十三年春、中国へ向かう船上には千円で買われた貧村の娘たちがいた。お国のためと信じて一日数十人からの相手をした慰安婦たちの姿を通じて戦争の虚しさを描いた傑作。結核持ちの娼婦・緑魔子と先輩娼婦・三原葉子が魂の熱演!小松方正、由利徹、たこ八郎といった脇役たちも素晴らしい。
    ©東映

  • 『樺太1945年夏 氷雪の門(デジタル)』

  • 樺太1945年夏 氷雪の門(デジタル) 上映スケジュール
  • 公開:1974年
    監督:村山三男
    出演:二木てるみ、鳥居恵子、岡田可愛、藤田弓子、岡田由紀子、八木孝子、木内みどり、今出川西紀
    玉音放送後の樺太。ソ連軍が上陸を開始する中、電信局に留まった女性交換手達は…。仲睦まじく仕事をする前半が、彼女たちの運命の悲惨さを際立たせる。真岡郵便電信局事件に基づき一部フィクションを加えて映画化した作品で、ソ連から批判を受けたという。長らく公開が遅れ2010年の初公開に至るまで幻の作品と言われた。

  • 『母なれば女なれば(16mm)』

  • 母なれば女なれば(16mm) 上映スケジュール
  • 公開:1952年
    監督:亀井文夫
    出演:山田五十鈴、神田隆、岸旗江、沼崎勲、三島雅夫、加藤嘉
    三人の子どもを持つ戦争未亡人は生き別れになった長男を探しだすが…。新たな男性に惹かれる気持ちと、それを嫌う長男への思い。母と女に引き裂かれる若き未亡人を山田五十鈴が演じ、脇を実力派の役者が固めた“キヌタプロ”第一回作品。亀井文夫らしく、戦後直後の実写シーンが使われリアリティを高めている。
    ©独立プロ名画保存会

  • 『ひろしま(デジタル)』

  • ひろしま(デジタル) 上映スケジュール
  • 公開:1953年
    監督:関川秀雄
    出演:岡田英次、原保美、加藤嘉、山田五十鈴、月丘夢路、岸旗江、利根はる恵、神田隆、薄田研二、三島雅夫
    錚々たる出演者とスタッフ、九万人もの広島市民の協力を得て、戦後八年目に関川秀雄が描いた原爆の悲劇。広島でロケし被爆者が出演しているリアリティと容赦ない描写が、観る者の心に想像を超える原爆の恐怖を焼き付ける。改めて平和の意義を問いかける傑作であり万人が観るべき作品。
    ©独立プロ名画保存会

  • 『日の果て(16mm)』

  • 日の果て(16mm) 上映スケジュール
  • 公開:1954年
    監督:山本薩夫
    出演:鶴田浩二、島崎雪子、岡田英次、木村功、原保美、利根はる恵、信欣三、殿山泰司、神田隆、織本順吉、西村晃、高原駿雄、加藤嘉
    脱走した軍医の鶴田浩二に処刑命令が下り、射撃の名手による追跡が始まるが…。戦争末期の地獄のようなフィリピンを舞台に、追われる者と追う者が経験する葛藤、現地の女性をめぐる相克を描き出した人間ドラマの傑作。軍隊体験を持つ山本薩夫が戦争の愚かさを暴く!
    ©独立プロ名画保存会

  • 『慾望(35mm)』

  • 慾望(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1953年
    監督:吉村公三郎
    出演:水戸光子、菅原謙二、長谷川裕見子、日高澄子、乙羽信子、小沢栄、菅井一郎、進藤英太郎、毛利菊枝、岸輝子、北林谷栄、殿山泰司、上田寛
    金持ちの妾になった戦争未亡人や愛する米兵を失ったオンリーさん…。戦後、生活する術を失った女たちをめぐって繰り広げられる色と欲望のドラマ。水戸光子を妾にせんと小沢栄と菅井一郎が取っ組み合うは、姑は生活のため嫁を差し出すはと、人間の業の深さがスゴい吉村・新藤コンビニよる悲喜劇。
    ©KADOKAWA

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