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近日上映予定

神代辰巳の世界　没後20年メモリアル特集
2015/03/07 ～ 2015/04/03

没後20年となる今年、神代辰巳監督の世界を堪能する４週間！

上映予定作品一覧（全24本）

『かぶりつき人生』

『濡れた唇』

『一条さゆり濡れた欲情』

『恋人たちは濡れた』

『女地獄森は濡れた』

『やくざ観音情女仁義』

『四畳半襖の裏張り』

『濡れた欲情特出し21人』

『四畳半襖の裏張りしのび肌』

『青春の蹉跌』

『赤線玉の井ぬけられます』

『宵待草』

『黒薔薇昇天』

『濡れた欲情ひらけ! チューリップ』

『悶絶!!どんでん返し』

『壇の浦夜枕合戦記』

『赫い髪の女』

『快楽学園禁じられた遊び』

『嗚呼! おんなたち猥歌』

『赤い帽子の女』

『恋文』

『棒の哀しみ』

『悪女の仮面扉の陰に誰かが』

『死角関係隣人夫婦男女四人のからみ合い』

『かぶりつき人生（35mm）』
上映スケジュール
公開：1968年
監督：神代辰巳
出演：殿岡ハツ江、丹羽志津、玉村駿太郎、中台祥浩、花恵博子、名取幸政、長瀬正典／水木達夫、吉田武史、田中小実昌
いい年をしてストリッパーを続ける母・笑子に幻滅しながら、いつしか同じ道に足を踏み入れた洋子は…。母親と娘の生き方を通して、体で稼ぐ女の哀しさとたくましさを描く。男女の腐れ縁といったテーマやシュールな音楽に後の神代らしさが見られる監督デビュー作。
©日活

『濡れた唇（ニュープリント）』
上映スケジュール
公開：1972年
監督：神代辰巳
出演：絵沢萠子、相川圭子、嵯峨正子、谷本一、粟津號、足立義夫、木夏衛、木島一郎
『かぶりつき人生』の不入りで干された神代が、ロマンポルノで再スタートした一本。コールガールの洋子に惚れた金男。洋子のヒモを殺した二人は逃亡の旅に出るが…。主演の絵沢萠子の存在感と演技が素晴らしい、アメリカン・ニューシネマ風ロードムーヴィー。
©日活

『一条さゆり濡れた欲情（ニュープリント）』
上映スケジュール
公開：1972年
監督：神代辰巳
出演：一条さゆり、伊佐山ひろ子、白川和子、粟津號、高橋明、小見山玉樹、中平哲仟、小沢昭一、絵沢萠子、中田カウス、中田ボタン
新人ストリッパー・はるみは、ローソクショーで伝説となった一条に挑戦するが…。撮影当時「猥褻物陳列罪」の公判を控えていた一条さゆりを主演に迎え、ラストシーンでは本人が逮捕された舞台を再現。脚本家・笠原和夫が『仁義なき戦い』の参考にしたというアナーキーな傑作！
©日活

『恋人たちは濡れた（ニュープリント）』
上映スケジュール
公開：1973年
監督：神代辰巳
出演：中川梨絵、絵沢萠子、薊千露、大江徹、堀弘一、清水国雄、高橋明
過去を隠して故郷の町の寂れた映画館でフィルム運びをする克の姿に、学生運動挫折後の青春像が重なる。歌い、地べたを這いずり回り、全裸で馬飛びをする若者たち。やり場のない青春を永遠にスクリーンに刻みつけた伝説の一本。
©日活

『女地獄森は濡れた（35mm）』
上映スケジュール
公開：1973年
監督：神代辰巳
出演：伊佐山ひろ子、中川梨絵、山谷初男、山科ゆり、叶今日子、堀弘一、高橋明、絵沢萠子
大正ロマンの香り漂う古い洋館ホテルで、異形の山谷初男と美しすぎる中川梨絵の主人夫婦が繰り広げる快楽と殺しの狂宴を描き、その反社会性と猟奇性から公開七日目にして上映禁止となった問題作。ロマンポルノのみならず、日本映画史に屹立する孤高のカルトムービー。
©日活

『やくざ観音情女仁義（デジタル）』
上映スケジュール
公開：1973年
監督：神代辰巳
出演：岡崎二朗、安田のぞみ、松山照夫、丘奈保美、薊千露、絵沢萠子、坂本長利、高橋明、永井鷹男
青年僧が異母妹と出会い愛し合ったことから運命を狂わせていく。近親相姦、親殺し,麻薬、殺人といったハードなテーマ、スプラッタ描写、清玄がマシンガンをぶっ放すクライマックス・シーンなど、神代らしからぬ暗い情念が溢れる異色作。民謡に加えてバッハを使うセンスは神代ならでは。
©日活

『四畳半襖の裏張り（ニュープリント）』
上映スケジュール
公開：1973年
監督：神代辰巳
出演：宮下順子、江角英明、山谷初男、丘奈保美、絵沢萠子、芹明香、東まみ、粟津號、吉野あい
時は大正七年。米騒動、ロシア三月革命、シベリア出兵といった歴史の大きな流れを背景に、東京の花町の料亭での芸者と男たちの色模様を描く。その年の各映画賞を賑わせた、日活ロマンポルノ初期を代表する傑作。原作は、文豪永井荷風の作とされる幻の猥本。
©日活

『濡れた欲情特出し21人（35mm）』
上映スケジュール
公開：1974年
監督：神代辰巳
出演：片桐夕子、芹明香、絵沢萠子、古川義範、高橋明、粟津號、吉野あい、庄司三郎、外波山文明、内田栄一、東まみ、宝由加里とその一座、東八千代
ストリッパーの夕子を捨てて旅に出た芳介。旅先でコマしたメイ子にストリップを仕込んでいると夕子が現れて…。演歌と民謡がガンガン流れる中、ネチネチと迫るスケコマシとあっけらかんとしたストリッパーたちの世界が繰り広げられる。芹明香と片桐夕子のダブル主演も素晴らしい！
©日活

『四畳半襖の裏張りしのび肌（ニュープリント）』
上映スケジュール
公開：1974年
監督：神代辰巳
出演：宮下順子、江角英明、丘奈保美、絵沢萠子、芹明香、吉野あい、中澤洋、高橋明、花上晃
置屋で育った正太郎の性の遍歴を描く。舞台は大正末期から昭和初期。軍国主義の狂気に突き進む周囲をよそに、猥歌の練習に勤しみ男女もかまわず淡々と関係を持つ正太郎が異彩を放つ。「男と女にゃ、アレしかないよ。バンザイ」という台詞が心に残る。
©日活

『青春の蹉跌（35mm）』
上映スケジュール
公開：1974年
監督：神代辰巳
出演：萩原健一、桃井かおり、檀ふみ、河原崎健三、赤座美代子、荒木道子、高橋昌也、上月左知子、森本レオ
司法試験に合格した健一郎に、資産家の娘との結婚話が持ち上がる。そんなとき、恋人の登美子が妊娠し…。桃井のボソボソとしたセリフ回し、ショーケンが「エンヤ～トット…」と口ずさむ陰気な調子の歌、全篇に漂う気だるいムードがやり切れなさを募らせる。70年代を象徴する暗黒青春映画の傑作！
©1974東宝

『赤線玉の井ぬけられます（35mm）』
上映スケジュール
公開：1974年
監督：神代辰巳
出演：宮下順子、蟹江敬三、清水国雄、前野霜一郎、丘奈保美、芹明香、古山義範、吉野あい、中島葵、絵沢萠子、殿山泰司
売春防止法の施行が目前に迫る昭和三十三年。ヤクザに入れ込むシマ子、二十七人お客を取ろうと張り切る直子、新婚早々お客を取る公子を中心に、娼家「小福屋」の正月の一日を通して売春婦たちの哀歓を描く。猥雑さの中にユーモアが溢れる女性讃歌。
©日活

『宵待草（35mm）』
上映スケジュール
公開：1974年
監督：神代辰巳
出演：高橋洋子、高岡健二、夏八木勲、青木義朗、吉田次昭、芹明香、仲谷昇、司美智子、浜村純、粟津號
国彦はアナーキスト集団“ダムダム団”の一員。一味は政界の黒幕の孫娘を誘拐するが、その娘は国彦とは旧知の仲で…。ティンパンアレイの奏でる音楽に乗せて、男女の不思議な逃避行が始まる。キャッチコピーは「頽廃の世相に奔る大正ヤングの恋と反抗の激流!!」
©日活

『黒薔薇昇天（デジタル）』
上映スケジュール
公開：1975年
監督：神代辰巳
出演：岸田森、谷ナオミ、芹明香、谷本一、高橋明、庄司三郎、山谷初男、東てる美
「ファックはゲージツ」が口癖、巨匠気取りのブルーフィルムの監督・十三をテンション・マックスで演じる岸田森は必見。70年代大阪の街を見事に切り取るカメラワーク、歌謡曲からクラシックまでの絶妙な選曲に痺れる。猥雑でシュールな神代の世界が響き渡る傑作。
©日活

『濡れた欲情ひらけ! チューリップ（35mm）』
上映スケジュール
公開：1975年
監督：神代辰巳
出演：石井まさみ、安達清康、芹明香、江角英明、高橋明、奈良あけみ、谷ナオミ、二条朱実、間寛平、丘奈保美、浜村純、松井康子、小松方正
間寛平の大ヒット曲「ひらけ! チューリップ」を主題歌に描く傑作コメディ・ポルノ。大阪を舞台にモテモテのパチプロと童貞のクギ師が、意地と女をかけてパチンコ勝負！元スケバンの景品係であるヒロインを演じる芹明香が素晴らしすぎる!!
©日活

『悶絶!!どんでん返し（デジタル）』
上映スケジュール
公開：1977年
監督：神代辰巳
出演：鶴岡修、遠藤征慈、谷ナオミ、粟津號、宮井えりな
東大卒のエリートサラリーマン・北山が、ヤクザにおかまを掘られたことをきっかけに、地位もプライドも、そして男もかなぐり捨てて、めくるめく性の世界に突き進む！主演女優(!?)の鶴岡修が歌う「愛あればこそ」(ベルばらのテーマ)を聞け!!
©日活

『壇の浦夜枕合戦記（35mm）』
上映スケジュール
公開：1977年
監督：神代辰巳
出演：渡辺とく子、風間杜夫、丹古母鬼馬二、中島葵、牧れいか、宮下順子、田島はるか、山科ゆり
壇の浦で源氏に敗北し海に身を投げた建礼門院ら平家の女たち。源氏の大将・義経が彼女たちを助けたことから、源氏の男たちと平家の女たちの「夜枕合戦」が幕を開けたのであった。神代辰巳が贈る、豪華絢爛エロ時代劇！
©日活

『赫い髪の女（ニュープリント）』
上映スケジュール
公開：1979年
監督：神代辰巳
出演：宮下順子、亜湖、石橋蓮司、阿藤海、三谷昇、山口美也子、絵沢萠子、山谷初男、石堂洋子、庄司三郎、高橋明、佐藤了一
ある雨の夜、赫い髪の女を拾ったトラック運転手の光造は女を部屋に連れ込み…。憂歌団の物憂いブルースが流れる中、ただただ体を合わせる光造と女の姿に男女の性愛の極北が映し出される。言わずと知れた日本映画史上の傑作！
©日活

『快楽学園禁じられた遊び（35mm）』
上映スケジュール
公開：1980年
監督：神代辰巳
出演：太田あや子、北原理絵、宮下順子、小川亜佐美、山科ゆり、池田光隆、北見敏之、江角英、佐竹一男、中島葵、野上正義、高橋明
舞台は都立第一高校のあるクラス。悪ふざけの罰として理科室の掃除を命じられた幸子は、試験管を磨いているうちについムラムラと…。ひさうちみちおの劇画の映画化で、めまぐるしい展開とスピード感あふれる演出が冴えるスラップスティック・ポルノ！
©日活

『嗚呼! おんなたち猥歌（35mm）』
上映スケジュール
公開：1981年
監督：神代辰巳
出演：角ゆり子、中村れい子、内田裕也、絵沢萠子、太田あや子、安岡力也、いずみ由香、黒田征太郎、珠瑠美、石橋蓮司、高橋明、アナーキー
トルコ嬢・佳江のヒモ状態の妻子持ち中年ロックンローラー・ジョージ。女にだらしないダメ男のジョージの堕ちていく先は…!? レコード屋で新曲を手売りしたり、クラブで酔客から「与作」を歌えと言われたりと、なさけなさマックスのジョージを内田裕也が熱演。
©日活

『赤い帽子の女（デジタル）』
上映スケジュール
公開：1982年
監督：神代辰巳
出演：永島敏行、クリスチーナ・ファン・アイク、泉谷しげる、アレクサンダー・ステファン、ベルント・ステファン、エルハルド・ハルトマン、ヴェロニカ・ファン・クアスト
ナチス台頭前夜、ドイツにやってきた“私”は、街で“赤い帽子の女”と出会い退廃的な日々を送るが…。初の海外ロケ作品で、キャストのほとんどがドイツ人、台詞の大部分もドイツ語という意欲作。二人乗り自転車レースのシーンが印象的。
©若松プロ

『恋文（35mm）』
上映スケジュール
公開：1985年
監督：神代辰巳
出演：萩原健一、倍賞美津子、和田求由、高橋恵子、小林薫、仲谷昇、左時枝、橋爪功、秋元恵子、有馬昌彦、工藤栄一、三谷昇
余命半年のかつての恋人を看取るため仕事も妻子も捨てた将一だが…。原作者の連城三紀彦が当て書きしただけあって、ショーケンが憎めないダメ男を見事に体現。将一を挟んだ妻と元カノの割り切れない三角関係を精緻な演出で描く神代後期の佳作。
©1985松竹株式会社/廣済堂プロダクション

『棒の哀しみ（35mm）』
上映スケジュール
公開：1994年
監督：神代辰巳
出演：奥田瑛二、永島暎子、高島礼子、哀川翔、白竜、春木みさよ、平泉成、天宮良、竹中直人、桃井かおり、北方謙三、中島宏海、庄司哲郎
棒っきれのように生きるヤクザの田中の生きざまを描く。女をシャブ漬けにして売春させる一方で、裁縫上手で(腹の傷も自分で縫う！)、掃除好きな田中を奥田瑛二が熱演。病気が進行し酸素マスクを付けつつ演出したという神代入魂の最後の映画作品。
©北方謙三／新潮社／T.H.U.プロジェクト

『悪女の仮面扉の陰に誰かが（デジタル）』
上映スケジュール
公開：1980年
監督：神代辰巳
出演：いしだあゆみ、山本圭、酒井和歌子、浅野温子、中尾彬、石橋蓮司
事故をきっかけに裕福な夫婦の家に入り込んだ美しい姉と半身不随の妹が、平和な家庭を恐怖のどん底に突き落とす。奇声を発しながら車いすで襲いかかる妹(浅野温子)、油を浴びせて妹を火だるまにする姉(酒井和歌子)という鬼畜姉妹が恐ろしすぎる伝説のサイコサスペンス・ドラマ！
©日活

『死角関係隣人夫婦男女四人のからみ合い（デジタル）』
上映スケジュール
公開：1987年
監督：神代辰巳
出演：酒井和歌子、石橋蓮司、森本レオ、戸川純、穂積隆信、草野大悟、速水亮、高林由紀子、平野稔、柏木隆太、後藤加代、有田麻里（深沢英子）、井上倫宏、浦野隆男、三浦竜也、中川彩、米沢美和子、雛涼子、木村翠、小林正則、松谷聖、藤田雅史、石川直樹、荒田賢司、岡村龍吾、井上栄、青柳文太郎、那波一寿
連続殺人の犯人として夫が逮捕され動揺する妻の裕子は、隣人夫婦を頼るが…。石橋蓮司と酒井和歌子、森本レオと戸川純という怪しすぎる隣人夫婦が絡み合う。極限まで追い詰められ狂っていく裕子(酒井和歌子)の姿を長回しで追う神代！まさにテレビ放送コードぎりぎりレベル!!
©東宝

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