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ハンフリー・ボガート特集 ボギーのいた時代
2021/03/20 ～ 2021/04/02
ハンフリー・ボガートHumphrey DeForest Bogart [1899-1957]
ニューヨーク生まれ。外科医の父と画家の母の期待に反し、高校を中退して海軍に入隊するが３年後に除隊。舞台に立ち俳優の道を志す。1930年にフォードの『河上の別荘』でデビュー。その後20年はワーナー・ブラザースの専属に近い形で映画に出演した。
30年代はギャング映画の悪役を多く演じたが、40歳過ぎで主演した『マルタの鷹』や『カサブランカ』でハードボイルド・スターの地位を確立。『アフリカの女王』ではアカデミー賞主演男優賞を受賞した。
タバコはボギーのトレードマークだったが、スクリーン上だけでなく私生活でもヘビースモーカーで酒豪だった。４人目の妻ローレン・バコールとは生涯仲睦まじかっただけでなく、自由主義者として思想を同じくし、映画界の共産主義者をあぶりだすための非米活動委員会に反対し、公聴会に乗り込んだ。
遅咲きであり57歳という若さで亡くなったため主役を務めた時期は短かったものの「トレンチコートの襟を立て、紙巻きたばこを吸う」スタイルで1940年代50年代を象徴する存在となり、1999年「映画スターベスト100」では男優の1位に選ばれた。
