上映スケジュール
没後十年記念 映画俳優 池部良
2020/01/18 ~ 2020/02/07
池部良(1918-2010)
東京出身。立教大学在学中に東宝撮影所のシナリオ研究所に入り卒業と同時に東宝入社。監督志望だったが島津保次郎に請われて『闘魚』に脇役で初出演し、若手俳優のホープとして注目された。1942年に陸軍に召集され終戦まで戦った。終戦時の階級は中尉だった。戦後、腸チフスに罹患し茨城県の山村で療養していた池部のもとを高峰秀子と市川崑が訪ね、俳優に復帰するよう説得したことは有名。
復帰後は東宝の青春スターとして活躍を続け、『青い山脈』では30代で高校生を演じた。1950年に新東宝の『暁の脱走』、52年に松竹の『現代人』と他社作品にも出演。『現代人』では演技派として開眼した。その後も二枚目スターとして君臨し、60年代からはテレビドラマにも進出した。1965年東宝を離れ池部プロダクションを設立したが、67年に倒産。そのころ、俊藤浩滋の切望により出演を承諾した『昭和残侠伝』シリーズが大ヒットした。
1991年、エッセイ集『そよ風ときにはつむじ風』で日本文芸大賞を受賞、以後は文筆業や講演が活動中心となる。2010年に亡くなる間際にも4誌にエッセイを連載中だった。
<特別上映>
『足にさわった女』料金:1200円均一