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近日上映予定

  • 森崎東の現在

  • 2009/01/17 ~ 2009/02/06

『ニワトリはハダシだ』公開から4年が過ぎて、次なる飛躍も期待される森崎東監督。監督をトークショーに迎えて、監督デビュー40周年目の2009年冒頭、森崎喜劇を回顧する。

  • 上映予定作品一覧(全18本)

喜劇・女は度胸
生きてるうちが花なのよ 死んだらそれまでよ党宣言
高校さすらい派
喜劇・男は愛嬌
喜劇・女は男のふるさとョ
喜劇・女生きてます
喜劇・女売り出します
女生きてます・盛り場渡り鳥
生まれかわった為五郎
野良犬
藍より青く
街の灯
喜劇・特出しヒモ天国
黒木太郎の愛と冒険
時代屋の女房
ロケーション
女咲かせます
ニワトリはハダシだ
  • 『喜劇・女は度胸』

  • 喜劇・女は度胸 上映スケジュール
  • 公開:1969年
    監督:森崎東
    出演:花沢徳衛、清川虹子、渥美清、河原崎建三、倍賞美津子、沖山秀子、有島一郎、春川ますみ、中川加奈、大橋壮多、佐藤蛾次郎、久里千春
    怠け者の父、家庭に無関心な母、乱暴者のトラック運転手の兄、そんな桃山家でまともなのは気弱な次男・学だけ。殺伐とした暮らしの中、学は思いを寄せる愛子にゲーテの詩集を送り、二人で新たな世界を築いていこうと誓い合う。しかしある日、兄・勉吉が見覚えのある詩集を持っていた。コールガールから借りたというそのゲーテの詩集は、果たして愛子のものなのだろうか!?すったもんだの家族騒動を巡る、森崎東、初監督作の痛快喜劇!

  • 『生きてるうちが花なのよ 死んだらそれまでよ党宣言』

  • 生きてるうちが花なのよ 死んだらそれまでよ党宣言 上映スケジュール
  • 公開:1985年
    監督:森崎東
    出演:倍賞美津子、原田芳雄、平田満、泉谷しげる、片石隆弘、竹本幸恵、久野真平、小林トシ江、左とん平、上原由恵、梅宮辰夫、小林稔侍、殿山泰司、乱孝寿
    旅回りのダンサー・バーバラが、久々に名古屋に帰って来た。彼女は、原発を転々と渡り歩く“原発ジプシー”の宮里とくされ縁の仲。そろそろ堅気の仕事に就いて結婚を、と考えている。しかしそんなとき、原発作業中に廃液漏れで被爆した安次が、事故隠しのために命を狙われていると言って逃げ込んできて…。不良中学生、原発ジプシー、娼婦など社会のはみだし者たちの生き様を描いた、骨太の人間ドラマ。

  • 『高校さすらい派』

  • 高校さすらい派 上映スケジュール
  • 公開:1970年
    監督:森崎東
    出演:森田健作、武原英子、吉沢京子、佐藤友美、山本紀彦、内田朝雄、佐野浅夫、三谷昇、山本麟一、笠智衆
    少年院を出た荒木勉は、地方の二流校・誠光高校に編入したが、登校初日に学生たちの講堂立て篭り騒動に巻き込まれるはめに。学校側が半強制的に要求してきた寄付金への生徒たちの反発が事の発端だった。最初に寄付を拒んだ勇介、理事長の娘・和子、東大合格予定者・進藤など、クラス全員が講堂に立て籠もったが、敗北は間近に迫っていた。全ての罪を被せられた勉と勇介は皆に真実を告げようとするが…。滝沢解の同名劇画を、監督が自身の青春に重ねて描いた青春映画。

  • 『喜劇・男は愛嬌』

  • 喜劇・男は愛嬌 上映スケジュール
  • 公開:1970年
    監督:森崎東
    出演:渥美清、倍賞美津子、寺尾聰、沖山秀子、中川加奈、桜むつ子、佐藤蛾次郎、浜村純、花沢徳衛、佐山俊二、太宰久雄、財津一郎
    『男はつらいよ フーテンの寅』の名コンビ、渥美清と森崎東監督による喜劇。ホルモン焼きの店を開くカネには、遠洋漁業の船乗り・五郎と、地域の保護司・民夫という二人の息子がいる。ある日、近所の春子が少年鑑別所から戻ってくるが、幼なじみの民夫がなんとか立ち直らせようとする一方、ヒョッコリ海から帰って来た五郎は彼女を金特と結婚させて結納金をせしめようと画策し…。

  • 『喜劇・女は男のふるさとョ』

  • 喜劇・女は男のふるさとョ 上映スケジュール
  • 公開:1971年
    監督:森崎東
    出演:森繁久弥、中村メイコ、倍賞美津子、緑魔子、河原崎長一郎、伴淳三郎
    ストリップ斡旋所・「新宿芸能社」を営む金沢夫婦は、踊り子たちに父さん母さんと呼ばれ慕われている。ある日、旅回りに出ていた踊り子・笠子が戻ってくるが、やくざに捕まって暴力バーに監禁される。父さんは彼女を救出に向かうも失敗、続いて母さんが糞尿片手に殴り込み笠子を無事救い出す。笠子が再び旅に出た後、間は抜けているが気立ての優しい星子という娘が、新たな踊り子として加わるのだが…。藤原審爾の「わが国おんな三割安」を映画化した「喜劇・女シリーズ」第一作。

  • 『喜劇・女生きてます』

  • 喜劇・女生きてます 上映スケジュール
  • 公開:1971年
    監督:森崎東
    出演:森繁久弥、左幸子、久里千春、佐々木梨里、安田道代、吉田日出子、久万里由香、橋本功、原田あけみ、佐藤蛾次郎
    「喜劇・女シリーズ」の第二作。ストリッパー幹旋所「新宿芸能社」を舞台に、ヤクザのヒモ・梅本に悩まされる好子、短大出のインテリで玉の輿を狙う幾代、人は良いが少々頭が足りない美少女・ポチという踊り子の三人三様の生き方を描く。好子は互いに孤児院育ちという生い立ちの梅本と縁を切ることができないでいるが、梅本の子を中絶した好子が海辺の病院に入院したことから、他の二人の人生にもそれぞれ変化が生じ…。

  • 『喜劇・女売り出します』

  • 喜劇・女売り出します 上映スケジュール
  • 公開:1972年
    監督:森崎東
    出演:森繁久弥、市原悦子、夏純子、米倉斉加年、久里千春、荒砂ゆき、岡本茉莉、中川加奈、西村晃、財津一郎、小沢昭一
    金沢の財布を掏って「新宿芸能社」に連れてこられたスリの少女・浮子は、金沢夫婦の説得で更生することを誓い、踊り子として働くことに。その指技を生かして「手品ストリッパー」として人気を得るが、かつての仲間・武が彼女を取り返しにやってきて…。スリの武の浮子に対する思いのたけにホロリとさせられる、シリーズ第三弾となる森崎喜劇の真骨頂!

  • 『女生きてます・盛り場渡り鳥』

  • 女生きてます・盛り場渡り鳥 上映スケジュール
  • 公開:1972年
    監督:森崎東
    出演:森繁久弥、中村メイコ、川崎あかね、 山崎努、なべおさみ、春川ますみ、浦辺粂子、 財津一郎、 南美江、藤原釜足
    前作で藤原審爾の原作を使い果たし、オリジナル脚本でのシリーズ第四作となった。男に触られるとジンマシンが出てしまう手癖の悪いストリッパー・初子と、吃音の労務者・善伍が結ばれるまでを、「新宿芸能社」を舞台に描く。金沢のへソクリを持ち逃げしたことから、善伍と別れた女房とのいざこざに巻き込まれた初子だったが、やがて善伍の愛を受け入れることに。だが幸せも束の間、工事現場の事故が善伍をうばい、初子は小さな骨箱と一緒に芸能社に戻って来るのだった。

  • 『生まれかわった為五郎』

  • 生まれかわった為五郎 上映スケジュール
  • 公開:1972年
    監督:森崎東
    出演:ハナ肇、緑魔子、財津一郎、殿山泰司、都家かつ江、北林谷栄、三木のり平
    国民的人気を誇ったテレビ番組「ゲバゲバ90分」のキャラクター・為五郎をハナ肇が演ずる、ドタバタ喜劇シリーズの第五弾。ベッドのセールスマン・犬丸とホステスのシカ子の仲を取り持った為五郎だったが、シカ子の父で花田組組員・徳一の足抜けを助けたことから、自分が半殺しの目にあってしまうことに。犬丸とシカ子に命を救われた為五郎は、労務者を騙す花田をやっつけようと組へ乗り込むのだが…。

  • 『野良犬』

  • 野良犬 上映スケジュール
  • 公開:1973年
    監督:森崎東
    出演:渡哲也、芦田伸介、松坂慶子、赤木春恵、中島真智子 、緑魔子、佐藤蛾次郎、田中邦衛、殿山泰司、千石規子
    黒澤明監督の同名作品の再映画化。刑事の村上は拳銃を奪われ、数日後その拳銃を使った殺人事件が起こる。捜査から除外された村上は、ひとり野良犬のように犯人を求め街を彷徨うが、ある日犯人たちが叫んだ言葉が耳に飛び込んでくる。その言葉をきっかけに事件の真相が明らかになる中、第二の殺人が起こり…。原作では刑事、犯人ともが復員兵であり、戦後の荒廃が人を犯罪に走らせる様が描かれたが、森崎の新作は現代の京浜地方を舞台にして、一見繁栄する社会の裏側を描いていく。

  • 『藍より青く』

  • 藍より青く 上映スケジュール
  • 公開:1973年
    監督:森崎東
    出演:松坂慶子、三國連太郎、千景みつる、佐野浅夫、赤木春恵、大和田伸也、尾藤イサオ、田中邦衛、殿山泰司、財津一郎
    山田太一原作のテレビドラマの映画化。敗戦のきざしが見えはじめた昭和19年の天草の漁村を舞台に、校長の娘真紀と網元の長男の周一の純愛を描く。徴兵を間近に控えた周一との結婚を決意した真紀は、父の反対に会いながらも思いを貫いた。しかし婚礼の宴の最中、周一は一人で網を引き上げに嵐の海へと向い、行方が知れなくなる。翌朝、手漕船から手を振る周一の姿を見つけて駆け寄る真紀と周一の姿は、嵐の後の果てしなく広く碧い空の下で輝いていた。

  • 『街の灯』

  • 街の灯 上映スケジュール
  • 公開:1974年
    監督:森崎東
    出演:堺正章、栗田ひろみ、笠智衆、森繁久弥、吉田日出子、財津一郎、谺のぶ子、高沢順子、田中邦衛、フランキー堺、研ナオコ、三木のり平
    兄貴分の梅吉とセックス仲介稼業・アプローチ屋を営むチョロ松。梅吉のお得意さんの好色老人・栗田から頼まれ、タレントの欅ヒロミにアプローチするが行き詰った二人の前に、ヒロミにうりふたつの美少女が現れる。彼女を替え玉にしようと考えついたことから、何故か九州への徒歩旅行に出ることになった二人。道中、少女にぞっこん惚れこんだチョロ松だったが、少女はなんと頭がおかしくなった本物の欅ヒロミだったことがわかり…。時代の片隅で不器用に生きるしかないチンピラの悲しみが伝わる、森崎監督の心情あふれる佳作。

  • 『喜劇・特出しヒモ天国』

  • 喜劇・特出しヒモ天国 上映スケジュール
  • 公開:1975年
    監督:森崎東
    出演:山城新伍、池玲子、芹明香、カルーセル麻紀、絵沢萠子、森崎由紀、藤原釜足、川谷拓三 、下条アトム、川地民夫
    ストリップ小屋・A級京都の売れっ子・ジーンのショーの最中に、踊り子たちと一緒に警察に捕まったサラリーマンの昭平は、それが縁で小屋の支配人を経てジーンのヒモに。一方で、昭平を捕まえた警官・大西はその後免職になり、アル中のストリッパー・ヨーコのヒモになることに…。女とそのヒモたちの賑やかで裏悲しい人生が、ショー巡業に沿って描かれる。松竹を離れた森崎監督の第一回他社作品で、底辺に生きる人々のヴァイタリティーを生き生きと描く。

  • 『黒木太郎の愛と冒険』

  • 黒木太郎の愛と冒険 上映スケジュール
  • 公開:2008年
    監督:森崎東
    出演:田中邦衛、財津一郎、倍賞美津子、伴淳三郎、清川虹子、小沢昭一、三國連太郎、緑魔子、杉本美樹、岡本喜八、麿赤兒
    定時制高校に通う銃一の親友・勉は、母とスタントマンの伯父・黒木太郎(通称“文句さん”)一家との5人暮らし。銃一は、文句さんの妻で元女優の大変な美人・牧子のカムバック映画を作ろうと奮闘中。ある日、文句さんの友達ゴメが死に、遺骨を文句さんと一緒に、娘の吹雪に届けることになり…。くせのある人々が、豊かではないが精一杯生きる姿を描く。岡本喜八、杉本美樹演じる極貧の夫婦が印象的。

  • 『時代屋の女房』

  • 時代屋の女房 上映スケジュール
  • 公開:1983年
    監督:森崎東
    出演:渡瀬恒彦、夏目雅子、津川雅彦、中山貴美子、趙方豪、大坂志郎、初井言栄、藤木悠 藤田弓子、朝丘雪路
    古道具屋“時代屋”を営む安さんのところに、謎の美女・真弓が現れる。一切の素性を語ろうとしない真弓を安さんは快く受け入れ、やがて二人は夫婦のように生活していく。しかしある日、真弓が突然姿を消し…。骨董屋を経営する中年男と謎の美女を中心に、東京のはずれに住む人々の生活を人情味ゆたかに描く。原作は村松友視の直木賞受賞作。

  • 『ロケーション』

  • ロケーション 上映スケジュール
  • 公開:1984年
    監督:森崎東
    出演:西田敏行、大楠道代、美保純、柄本明、加藤武、竹中直人
    ピンク映画のカメラマン・べーやんの妻は女優。ところが撮影前日に自殺未遂を起こし、代役の女優は裸がいやとゴネ、監督はぜん息で入院。成り行きでロケで借りた宿の女中・笑子をヒロインにするが、当の笑子が墓参りに故郷の福島に帰ると言い出したため、仕方なしにロケ隊も福島に向うことに。その場その場で脚本を変えながら撮影するうちに、笑子の過去が明らかになっていき…。次々に難関が襲ってくるロケ隊の姿を笑いと涙で綴る。竹中直人の最初の一般映画出演作品でもある。

  • 『女咲かせます』

  • 女咲かせます 上映スケジュール
  • 公開:1987年
    監督:森崎東
    出演:松坂慶子、役所広司、平田満、川谷拓三、田中邦衛
    豊代は絶世の美女だが、亡き父から伝授された鮮やかな技で悪事を繰り返す正真正銘の大泥棒。そんな豊代が貧乏音楽家・三枝に恋をした。悪事から足を洗おうと決心した豊代は、その前に一世一代の大仕事、10億円強奪計画を企てる。父の昔の仲間に協力を要請し、意気揚々と乗り込む豊代たちであったが…。一攫千金を狙う美女泥棒が、世間を騒がす痛快コメディ!

  • 『ニワトリはハダシだ』

  • ニワトリはハダシだ 上映スケジュール
  • 公開:2003年
    監督:森崎東
    出演:浜上竜也、原田芳雄、倍賞美津子、肘井美佳、加瀬亮、石橋蓮司、余貴美子、守山玲愛、李麗仙、塩見三省、岸辺一徳、柄本明、中川梨絵
    潜水夫のチチ・守と二人暮らしをする15才の少年・サムには、別居している在日朝鮮人のハハ・チンジャと妹の千春がいる。彼は重度の知的障害を持ちながらも、人並みはずれた記憶力を持っている。しかし、その記憶力が災いして警察の汚職事件に巻き込まれてしまい…。家族、そして養護学校の教員までが、サムを助けるべく奮闘する。森崎監督独特のユーモアと人間の絆に対する新年が、現代に潜む問題をダイナミックにあぶりだす。

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