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近日上映予定

  • 大輪の花のように 女優・山本富士子

  • 2019/05/25 ~ 2019/06/07

1931年、大阪生まれ。京都府立第一高等女学校卒業後、18歳で第1回ミス日本に選ばれる。1953年、大映に入社し『花の講道館』で映画デビュー、一躍トップスターとなり『夜の河』でNHK 最優秀主演女優賞、『彼岸花』『白鷺』にてブルーリボン賞主演女優賞受賞、他数々の賞を受賞。その輝くような美貌に加え、幅広い役柄をこなす演技力、見事な関西弁での台詞回しなどで日本映画黄金期を支えた。1963年にフリーとなり、以降、テレビ、舞台にて活躍、近年は多数の朗読公演、講演も行なっている。代表作はテレビ『にごりえ』、舞台『吉野太夫の恋』など多数。2001年、紫綬褒章受章。2018年、第41回日本アカデミー賞「会長功労章」受賞。

※『暗夜行路』(協力:国立映画アーカイブ)は特別上映、料金1100円均一です

  • 上映予定作品一覧(全12本)

婦系図 湯島の白梅
夜の河
彼岸花
都会という港
白鷺
人肌牡丹
いつか来た道
千姫御殿
みだれ髪
黒い十人の女
私は二歳
暗夜行路
  • 『婦系図 湯島の白梅(116分/35mm)』

  • 婦系図 湯島の白梅(116分/35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1955年
    監督:衣笠貞之助
    出演:鶴田浩二、山本富士子、森雅之、三田隆、平井岐代子、藤田佳子、杉村春子、加東大介、川上康子、高松英郎、八木沢敏、町田博子、沢村貞子、小沢栄
    元芸者のお蔦と教師の主税、運命のいたずらに翻弄される男女の悲恋を描いた泉鏡花『婦系図』の映画化。主演の山本富士子と鶴田浩二に加え、森雅之、杉村春子、加東大介など豪華俳優陣が脇を固める。鏡花の世界から抜け出てきたような山本富士子はまさにはまり役で、後に山本主演でテレビドラマ化や舞台化もされている。
    ©KADOKAWA1955

  • 『夜の河(104分/35mm)』

  • 夜の河(104分/35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1956年
    監督:吉村公三郎
    出演:山本富士子、上原謙、小野道子、川崎敬三、阿井美千子、市川和子、夏目俊二、舟木洋一、星ひかる、山茶花究、東野英治郎、小沢栄、橘公子、大美輝子、若杉曜子、萬代峰子
    頑固な京染物職人の父を助け傾いていく家業を支える娘・舟木きわ。仕事に打ち込みながらも妻子ある大学教授と恋に落ちた女性の揺れ動く感情を、美しくも毅然と演じた山本富士子の代表作。吉村公三郎監督の初カラー作品であり、部屋に射し込む夕日、染物、花など赤を強調した宮川一夫のカメラが冴える。
    ©KADOKAWA1956

  • 『彼岸花(118分/35mm)』

  • 彼岸花(118分/35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1958年
    監督:小津安二郎
    出演:佐分利信、田中絹代、有馬稲子、桑野みゆき、佐田啓二、浪花千栄子、中村伸郎、清川晶子、北竜二、笠智衆、久我美子、高橋貞二、桜むつ子、渡辺文雄、高橋とよ、十朱久雄、長岡輝子、菅原通済、江川宇禮雄、橘一枝、山本富士子(大映)
    娘の恋愛を成就させるため、頑固でわからず屋の父親に対して女性たちがタッグを組む! 小津安二郎監督十八番の娘の結婚をめぐるホームドラマであり、洗練された色使いが素晴らしい初のカラー作品。小津監督が強く出演を希望したという山本富士子は、素晴らしい京都弁と軽妙洒脱な演技によりブルーリボン賞主演女優賞を受賞した。
    ©1958松竹株式会社

  • 『都会という港(100分/16mm)』

  • 都会という港(100分/16mm) 上映スケジュール
  • 公開:1958年
    監督:島耕二
    出演:山本富士子、菅原謙二、川崎敬三、金田一敦子、品川隆二、若松和子、穂高のり子、南左斗子、市田ひろみ、立花宮子、清水谷薫、山茶花究、潮万太郎、杉田康、藤山浩一、岡村文子、丸山修、小川虎之助、見明凡太郎
    大阪船場の老舗綿問屋を守る勝気な姉とバーテンと駆け落ちした奔放な妹。対照的な姉妹の情愛に恋を絡めて描いた菊田一夫原作の連続放送劇を、山本富士子の一人二役で映画化した作品。対照的な二つのキャラクターを演じ分ける山本の演技力、巧みな関西弁の魅力を堪能できる一作。
    ©KADOKAWA1958

  • 『白鷺(99分/35mm)』

  • 白鷺(99分/35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1958年
    監督:衣笠貞之助
    出演:山本富士子、川崎敬三、野添ひとみ、高松英郎、佐野周二、南左斗子、入江洋佑、角梨枝子、三宅邦子、清川玉枝、大美輝子、清水谷薫、見明凡太郎、細川ちか子
    明治末期の浜町河岸を舞台に、料亭の娘・お篠の短い人生を描いた泉鏡花原作の悲恋物語。美貌ゆえに幸薄き女を山本富士子がたおやかに演じている。山本が慕う画家に川崎敬三、金で女を自由にしようとする成金役に佐野周二。恋する人への想いと金に縛られた現実のはざまで苦悩するクライマックスでの山本の演技が素晴らしい、ブルーリボン賞主演女優賞受賞作。
    ©KADOKAWA1958

  • 『人肌牡丹(84分/35mm)』

  • 人肌牡丹(84分/35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1959年
    監督:森一生
    出演:山本富士子、市川雷蔵、梅若正二、三田登喜子 近藤美恵子 岸正子 鶴見丈二 田崎潤 舟木洋一 香川良介 清水元 本郷秀雄 伊達三郎 伊沢一郎 小堀明男
    風雲急を告げる加賀藩に乗り込んだ町娘・深雪の活躍を描く。町娘、虚無僧、芸者、若衆…と山本富士子が七変化を披露、剣戟に唄に踊りにと大活躍する痛快娯楽時代劇。市川雷蔵との共演による『人肌孔雀』の姉妹編で、今作では雷蔵は謎の遊び人を演じている。
    ©KADOKAWA1959

  • 『いつか来た道(98分/35mm)』

  • いつか来た道(98分/35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1959年
    監督:島耕二
    出演:山本富士子、和波孝禧、黒岩かをる、シュタットマン・ボルフガング、小林勝彦、片山明彦、北原義郎、八潮悠子、南左斗子、見明凡太郎、小川虎之助
    全盲の少年ヴァイオリニストと彼を支える家族愛、そしてウィーン少年合唱団との交流を描く。ウィーン少年合唱団の二度目の来日を記念して作られた作品で、山梨の雄大な自然とぶどう園に響き渡るヴァイオリンと歌声が素晴らしい。母がわりとなり、弟のために全てを捧げる姉を山本富士子が好演している。
    ©KADOKAWA1959

  • 『千姫御殿(97分/35mm)』

  • 千姫御殿(97分/35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1960年
    監督:三隅研次
    出演:山本富士子、本郷功次郎、山田五十鈴、中村鴈治郎、志村喬、滝沢修、中村玉緒、小林勝彦、三田登喜子
    若くして夫を亡くし遊興三昧の日々を送る千姫。その姫に近づいた男は謎の死を遂げるという「千姫伝説」をもとに三隅研次監督が描いた絢爛の悲恋絵巻。祖父・家康の政争の具となった千姫の悲劇の生涯に、山本富士子が鬼気迫る演技で迫った一作で、凄惨美に貫かれたラストシーンが素晴らしい。
    ©KADOKAWA1960

  • 『みだれ髪(95分/16mm)』

  • みだれ髪(95分/16mm) 上映スケジュール
  • 公開:1961年
    監督:衣笠貞之助
    出演:山本富士子、勝新太郎、川崎敬三、阿井美千子、南左斗子、穂高のり子、宇野良子、市田ひろみ、倉田マユミ、見明凡太郎、西村晃、花布辰男、殿山泰司、賀原夏子、南美江、中村伸郎、北林谷栄、角梨枝子
    泉鏡花の『三枚続』を映画化。軍鶏好きというお転婆な材木問屋の一人娘を山本富士子が演じる。町娘とドイツ留学を控えた医師の悲恋に、横恋慕する板前が絡んで物語は思わぬ展開を見せる。医師役に川崎敬三、山本に報われぬ愛を捧げ続ける板前に勝新太郎。
    ©KADOKAWA1961

  • 『黒い十人の女(103分/35mm)』

  • 黒い十人の女(103分/35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1961年
    監督:市川崑
    出演:山本富士子、船越英二、岸恵子、宮城まり子、中村玉緒、岸田今日子、宇野良子、村井千恵子、有明マスミ、紺野ユカ、倉田マユミ、森山加代子、永井智雄、大辻伺郎、伊丹一三、ハナ肇とクレージー・キャッツ
    憎めないモテ男のTVプロデューサーに振り回される妻と九人の愛人たちの復讐劇。嫉妬心を内に秘めた自立する妻役に山本富士子。豪華女優陣の共演とモダンでスタイリッシュな画面作りで、時が経つほどに評価が高まるカルト作。「誰にでも優しいってことは、誰にも優しくないってことよ」など名台詞目白押し!
    ©KADOKAWA1961

  • 『私は二歳(88分/35mm)』

  • 私は二歳(88分/35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1962年
    監督:市川崑
    出演:山本富士子、船越英二、浦辺粂子、鈴木博雄、渡辺美佐子、岸田今日子、大辻伺郎、浜村純、潮万太郎
    昭和30年代高度成長期、都内の団地に住むサラリーマン夫婦の間に一人息子・太郎が生れ、二人は初めての子育てに一喜一憂。原作は松田道雄のベストセラー育児書。ぼく(太郎)の視点から大人たちのてんやわんやを描くというユニークな演出が話題に。育児への真摯さと知性を感じさせるママ役に山本富士子。
    ©KADOKAWA1962

  • 『暗夜行路(140分/35mm)』

  • 暗夜行路(140分/35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1959年
    監督:豊田四郎
    出演:池部良、山本富士子、淡島千景、仲代達矢、千秋実、文野朋子、中村伸郎、荒木道子、長岡輝子、仲谷昇、北村和夫、杉村春子、汐見洋、三津田健、賀原夏子、加藤治子、市原悦子、南美江、小池朝雄、杉裕之、岸田今日子
    祖父と母の不義の子として生まれた謙作の青春の彷徨と女性たちとのかかわりを描く。謙作役の池部良は志賀直哉の指名によるものだという。呪われた運命を乗り越えて結婚した妻役に山本富士子。「助かるにしろ、助からないにしろ、わたしはこの人についていく」という妻の芯の強さを表現する山本富士子が素晴らしい。
    ©1959東宝

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