• 抗争と流血 -東映実録路線の時代 -

• 2017/04/01 ～ 2017/04/21

1950年代にピークに達した映画観客動員は60年代に入り急激に下降。東映を支えていた仁侠映画も退潮の波に晒されていた。そんな中、広島で実際に起きた抗争事件を描いた『仁義なき戦い』(1973年)が予想外の大ヒット。シリーズ化が決定し、東映実録路線の時代が幕を開けた。
深作欣二、中島貞夫を旗手として、菅原文太、松方弘樹、梅宮辰夫、渡哲也、渡瀬恒彦、千葉真一らが集結。戦後日本の暴力団抗争を凄まじい暴力描写で描いた作品群は、それまでのヤクザ映画とは全く違うリアリティと戦後社会の闇を撃つ批評性で観客を熱狂させた。しかしその熱狂も徐々に下火になり、不幸にもフィクションが現実の抗争事件を引き起こす結果になった『北陸代理戦争』によって実録路線は事実上の終焉を迎えたのである。
5年という短い時代を駆け抜けた東映実録路線の傑作の数々を上映する本特集を、去る1月21日に亡くなられた松方弘樹さんに捧げます。

※全作品35mm上映　※全画像©東映
※特別上映『沖縄やくざ戦争（ニュープリント）』入替制1本立て上映・料金1100円均一。

<トークショーのご案内>
4月 1日　18：10～・目黒祐樹さん(聞き手：杉作J太郎さん)
4月 2日　11：00～「沖縄やくざ戦争」終映後・中島貞夫監督(聞き手：山根貞男さん)
4月 4日　18：10～・梅宮辰夫さん＆成瀬正孝さん(聞き手：杉作J太郎さん)
4月 8日　18：00～・高田宏治さん＆吉田達さん(聞き手：杉作J太郎さん)
4月15日　18：20～・高橋洋子さん(聞き手：伊藤彰彦さん)
4月16日　18：00～・中島ゆたかさん(聞き手：樋口尚文さん)


【新文芸坐】追悼　松方弘樹　 3/19(日)～31(金)
時代劇から、任侠、娯楽大作まで松方弘樹出演作26本を上映。
詳細はHPへ　http://www.shin-bungeiza.com/

• 上映予定作品一覧（全19本）

『日本暴力団　組長』

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『実録・私設銀座警察』

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『山口組三代目』

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『山口組外伝　九州進攻作戦』

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『三代目襲名』

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『安藤組外伝　人斬り舎弟』

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『脱獄広島殺人囚』

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『仁義の墓場』

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『県警対組織暴力』

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『日本暴力列島 京阪神殺しの軍団』

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『暴動島根刑務所』

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『暴力金脈』

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『強盗放火殺人囚』

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『実録外伝 大阪電撃作戦』

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『北陸代理戦争』

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『やくざ戦争 日本の首領』

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『沖縄１０年戦争』

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『日本の黒幕』

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『沖縄やくざ戦争』

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• 『日本暴力団　組長』

• 上映スケジュール
• 公開：1969年

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  監督：深作欣二

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  出演：鶴田浩二、内田朝雄、河津清三郎、水島道太郎、菅原文太、沢彰謙、永山一夫、加藤嘉、佐々木孝丸、磯部玉枝、安藤昇、中原早苗、山本麟一、室田日出男、曽根晴美、内田良平、若山富三郎

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  関西最大の暴力団が横浜の地元ヤクザをコマに使って関東連合に代理戦争を仕掛けるが…。巨大組織に利用され親分子分を殺されて遂にブチ切れる仁侠ヤクザを鶴田浩二が演じる“日本暴力団シリーズ”第一弾。山口組の関東進出を下敷きにしており、実録路線の先駆けと言える一作。片腕を失いながらも執拗に仇を付け狙う安藤昇の存在感が凄い！

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• 『実録・私設銀座警察』

• 上映スケジュール
• 公開：1973年

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  監督：佐藤純彌

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  出演：渡瀬恒彦、梅宮辰夫、安藤昇、葉山良二、室田日出男、日尾孝司、北川恵一、花岡達、小林稔侍、中田博久、佐藤晟也、佐藤蛾次郎、宮地健吾、団厳、田口計

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  パンパンになった妻と不義の子を惨殺して銀座警察にかくまわれた復員兵・渡会菊夫は、ヒロポン中毒の殺人マシーンと化し…。終戦直後の銀座に集まった復員兵や博徒が結成した“私設銀座警察”の暴虐非道を、エロ、グロ、バイオレンスと何でもありで描いた、東映実録路線のみならず暗黒ヤクザ映画の最高峰。

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• 『山口組三代目』

• 上映スケジュール
• 公開：1973年

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  監督：山下耕作

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  出演：高倉健、菅原文太、丹波哲郎、松尾嘉代、待田京介、桜町弘子、山本麟一、水島道太郎、田中春男、内田朝雄、田中邦衛、嵐寛寿郎

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  山口組三代目・田岡一雄とジッコンだった東映社長・岡田茂が自伝の映画化を直談判、健さんが広域暴力団組長を実名で演じるという奇跡が実現。当然のごとく大ヒットした。リアルなエピソードの生々しさと山下耕作×健さんの高潔な雰囲気がない交ぜになった実録仁侠映画であり、田岡親分お気に入りだった一作。

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• 『山口組外伝　九州進攻作戦』

• 上映スケジュール
• 公開：1974年

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  監督：山下耕作

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  出演：菅原文太、渡瀬恒彦、梅宮辰夫、松方弘樹、渚まゆみ、橘真紀、三島ゆり子、津川雅彦、伊吹吾郎、佐藤慶、渡辺文雄、志村喬、成瀬正孝

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  別府抗争、盟友会事件と、山口組西日本進出の急先鋒として暴れまわった実在のやくざ・夜桜銀次が駆け抜けた短い人生を描く。群れを嫌い「殺しはひとりがよか…」と呟く銀次の凄絶な最期は、時代の波に飲み込まれ滅びゆく極道＝アウトローへの挽歌だ。白スーツでキメた文太兄いと弟分・渡瀬恒彦の狂犬コンビのコミカルなやり取りも見もの。

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• 『三代目襲名』

• 上映スケジュール
• 公開：1974年

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  監督：小沢茂弘

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  出演：高倉健、松尾嘉代、安藤昇、待田京介、渡瀬恒彦、渡辺文雄、汐路章、曽根晴美、田中邦衛、遠藤太津朗、天津敏、今井健二、篠ヒロコ、山城新伍、山本麟一、室田日出男、水島道太郎

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  終戦直後の神戸。非道を繰り返す三国人愚連隊に対し、無力な警察に代わって敢然と立ちあがった若き山口組三代目・田岡組長の姿を描く。無法地帯と化した街や激しい暴力シーンなど実録テイストも加わった、全員実名による山口組映画第二弾。当然警察から睨まれて、タイトルから“山口組”が外され、予定されていた三作目は制作中止となった。

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• 『安藤組外伝　人斬り舎弟』

• 上映スケジュール
• 公開：1974年

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  監督：中島貞夫

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  出演：安藤昇、菅原文太、梅宮辰夫、渡瀬恒彦、片桐夕子、成田三樹夫、室田日出男、安岡力也

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  暴力性とキレやすさで伝説となった安藤組幹部・花形敬(劇中・日向謙)を中心に、安藤組結成から解散までを描く。狂気の人斬りマシーン日向を演じるは菅原文太。安藤昇は本人役で出演するほか、原作・企画をこなした。度々挟まる「その時わたしはトップ女優を愛人にしていた」等の安藤昇の俺様自慢ナレーションもお聞きのがしなく！

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• 『脱獄広島殺人囚』

• 上映スケジュール
• 公開：1974年

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  監督：中島貞夫

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  出演：松方弘樹、梅宮辰夫、西村晃、伊吹吾郎、小松方正、渡瀬恒彦、若宮浩二、遠藤太津朗、大谷直子、秋山勝俊、矢野幸男、国一太郎、金子信雄、神山繁、名和宏、曽根晴美

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  殺人で懲役20年だった植田は脱獄を繰り返して量刑がどんどん加算され…。脱獄→千恵蔵の映画で興奮➝銃を振り回して御用→また脱獄…と、考えられないバカを性懲りもなく繰り返す植田だが、シャバへの執念で脱獄の鬼と化した姿はエネルギッシュかつコミカル。松方弘樹の生来の明るさが役にハマり大ヒットした日本版『パピヨン』。

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• 『仁義の墓場』

• 上映スケジュール
• 公開：1975年

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  監督：深作欣二

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  出演：渡哲也、梅宮辰夫、多岐川裕美、池玲子、芹明香、山城新伍、室田日出男、今井健二、郷えい治、曽根晴美、浜田寅彦、玉川伊佐男、小林千枝、衣麻遼子、汐路章、近藤宏、三谷昇、成田三樹夫、田中邦衛、ハナ肇、安藤昇

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  仁義を踏みにじり身内にも牙をむく狂犬・石川力夫の破壊的な生き様を異様な迫力でスクリーンに刻み、任侠路線に引導を渡したヤクザ映画の極北にして歴史的傑作。大阪のドヤで芹明香演じる娼婦とヤクを打つシーンや死んだ女房の遺骨をかじるシーンは、当時病を抱えていた渡哲也の鬼気迫る演技を得て伝説となった。

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• 『県警対組織暴力』

• 上映スケジュール
• 公開：1975年

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  監督：深作欣二

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  出演：菅原文太、梅宮辰夫、松方弘樹、金子信雄、山城新伍、池玲子、成田三樹夫、小松方正、佐野浅夫、田中邦衛、川谷拓三、室田日出男、成瀬正孝

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  暴力団抗争が続く地方都市。県警のエリート警部補・梅宮辰夫、ヤクザとズブズブの腐敗デカ・菅原文太、文太と奇妙な友情で結ばれる地元ヤクザ・松方弘樹が火花を散らす実録路線の最高峰。ヤクザも警察も紙一重、本当の悪はどっちだ!? 拓ボンの違法取り調べ、成瀬正孝の壮絶な最期等々、ピラニア軍団も大活躍！

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• 『日本暴力列島 京阪神殺しの軍団』

• 上映スケジュール
• 公開：1975年

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  監督：山下耕作

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  出演：小林旭、梅宮辰夫、伊吹吾郎、成田三樹夫、西田良、小泉洋子、中島ゆたか、衣麻遼子、遠藤太津朗、鈴木康弘、木谷邦臣、金子信雄、安部徹、小松方正、室田日出男

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  山口組全国制覇の斬り込み隊として各地で暴れまわり"殺しの軍団"と呼ばれた柳川組をモデルに、巨大組織に使い捨てにされる男たちの運命を描く。革ジャンでキメた東映初主演の小林旭、冷徹な組織人・成田三樹夫もカッコいいが、やはり眉毛なしの強面・梅宮辰夫がハグレ者の哀しみを体現して素晴らしい。薄幸の女たち(小泉洋子、中島ゆたか)のドラマも胸を打つ一作。

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• 『暴動島根刑務所』

• 上映スケジュール
• 公開：1975年

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  監督：中島貞夫

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  出演：松方弘樹、北大路欣也、田中邦衛、伊吹吾郎、川地民夫、賀川雪絵、橘真紀、金子信雄、佐藤慶、戸浦六宏、室田日出男、中谷一郎、成瀬正孝

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  『脱獄広島殺人囚』に続く松方弘樹“脱獄三部作”第二弾。脱獄➝人命救助で表彰されバレる➝ムショに逆戻り…と相変わらずだが、今回は脱獄に加えて暴動も。「メシ食わせ！」の大合唱に合わせ踊り狂い、看守に糞をぶちまけリンチ＆炊事場を乗っ取って大宴会と、松方率いる囚人たちの大暴動の異常な熱量がヤバい!

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• 『暴力金脈』

• 上映スケジュール
• 公開：1975年

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  監督：中島貞夫

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  出演：松方弘樹、梅宮辰夫、池玲子、丹波哲郎、若山富三郎、田中邦衛、伊吹五郎、室田日出男、川谷拓三、小沢栄太郎

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  大阪のチンピラ総会屋・松方弘樹の成り上がり物語。松方に乗っかって東京進出しようとするヤクザを梅宮辰夫が演じる。ニャンバーグのくだりや、愛人の池玲子にセーラー服を着せて父娘プレイをする若山富三郎など笑える場面も多々あるが、所詮日本社会では企業も総会屋も同じ穴のムジナ、というラストに虚しさが吹きすさぶ。

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• 『強盗放火殺人囚』

• 上映スケジュール
• 公開：1975年

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  監督：山下耕作

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  出演：松方弘樹、若山富三郎、ジャネット八田、前田吟、春川ますみ、石橋蓮司、小松方正、殿山泰司、沼田曜一、槇健太郎、菅貫太郎、遠藤太津朗

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  脱獄の天才・松方弘樹と怪物級極悪犯罪人・若山富三郎との男の友情を軸に、豪華キャストで描いた日本版『スケアクロウ』。もの凄いタイトルに似合わぬずっこけギャグ満載のコミカルな作品であり、金と女と自由にまっしぐらの男を演じきった松方弘樹の主演シリーズ“脱獄三部作”最終作。

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• 『実録外伝 大阪電撃作戦』

• 上映スケジュール
• 公開：1976年

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  監督：中島貞夫

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  出演：松方弘樹、梅宮辰夫、渡瀬恒彦、片桐夕子、小林旭、丹波哲郎、成田三樹夫、目黒祐樹、中原早苗、室田日出男、石橋蓮司、川谷拓三、郷鍈治、名和宏、三上寛、成瀬正孝

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  大阪制圧を目指す山口組(劇中・川田組)によって殲滅される武闘派愚連隊・朋友会(劇中・双竜会)の末期を描く。凄まじいリンチとローラー作戦で構成員が次々狩られる中、松方・渡瀬の狂犬コンビが吼える。鉄砲玉・目黒祐樹に惨殺された渡瀬の復讐に赴く松方の凄絶な死に様が伝説となった中島貞夫＆松方弘樹のゴールデン・コンビによる傑作であり、松方・目黒兄弟の共演作。

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• 『北陸代理戦争』

• 上映スケジュール
• 公開：1977年

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  監督：深作欣二

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  出演：松方弘樹、千葉真一、野川由美子、高橋洋子、地井武男、小林稔侍、矢吹二朗、伊吹吾郎、成田三樹夫、中谷一郎、西村晃、ハナ肇、成瀬正孝

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  “雪に埋められ命乞いする西村晃”という衝撃シーンで始まる本作は、“北陸の帝王”の異名をとる川内組長(劇中・川田)を松方弘樹が魂の熱演、その「親兄弟も食い殺す」生きざまをスクリーンに刻んだ実録路線の極北。進行中の抗争を強引に映画化し、公開直後に川内組長射殺事件を引き起こした伝説の作品である。脚本の高田宏治の持ち味である女たちのドラマも印象的で、野川由美子と高橋洋子が強く美しい女を演じている。

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• 『やくざ戦争 日本の首領』

• 上映スケジュール
• 公開：1977年

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  監督：中島貞夫

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  出演：鶴田浩二、佐分利信、松方弘樹、成田三樹夫、梅宮辰夫、渡瀬恒彦、千葉真一、菅原文太、高橋悦史、市原悦子、二宮さよ子、地井武男、今井健二、志賀勝、高橋昌也、待田京介、田中邦衛、内田朝雄、成瀬正孝

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  西日本最大の暴力団・中島組組長・佐倉の娘の結婚披露宴当日、政界や企業をも巻き込んだ関東進攻作戦が開始され…。田岡組長がモデルの佐倉の家庭人としての側面を描くなど、『ゴット・ファーザー』の影響が色濃い。中島組の佐分利、鶴田、松方、迎え撃つ関東ヤクザの文太、警察の梅宮などオールスター総出演。

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• 『沖縄１０年戦争』

• 上映スケジュール
• 公開：1978年

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  監督：松尾昭典

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  出演：松方弘樹、千葉真一、佐藤允、深江章喜、藤田まこと、野川由美子、川合伸旺、矢吹二朗、曽根晴美、成瀬正孝、小池朝雄、汐路章

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  戦争孤児から暴力団幹部にのし上がった幼馴染たちが、海洋博の利権をめぐって大阪ヤクザと対立し…。松方弘樹、千葉ちゃん、佐藤允の三人が幼馴染を演じる。少年時代の沖縄戦のフラッシュバックが挿入されるなど、沖縄の悲哀を盛り込んだ抗争劇。沖縄から猛反発された映画であり、ロケも上映もボイコットされたという。

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• 『日本の黒幕』

• 上映スケジュール
• 公開：1979年

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  監督：降旗康男

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  出演：佐分利信、田村正和、狩場勉、松尾嘉代、江波杏子、梅宮辰夫、田中邦衛、成田三樹夫、高橋悦史、曾我廻家明蝶

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  時の総裁・平山が航空機の売り込みに絡む外為法と脱税容疑をかけられ、遂に日本のフィクサーと言われる山岡宅にも地検と国税の捜査が入るが…。ロッキード事件をモチーフに、政界・財界・裏社会の様々な勢力の思惑と抗争を描いた迫真の一大巨編。戦後日本社会を裏から牛耳ってきた影の大物・児玉誉士夫（劇中・山岡）を演じる佐分利信がハマりすぎ！

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• 『沖縄やくざ戦争（特別上映・ニュープリント）』

• 上映スケジュール
• 公開：1976年

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  監督：中島貞夫

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  出演：松方弘樹、千葉真一、梅宮辰夫、渡瀬恒彦、地井武男、室田日出男、成田三樹夫、尾藤イサオ、成瀬正孝、新藤恵美

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  沖縄の日本復帰を前に勃発した本土暴力団と地元やくざの第四次沖縄抗争をモデルに、中島貞夫が描く東映実録路線の傑作。沖縄やくざを演じる千葉ちゃんの暴れっぷりと死に様はまさにレジェンド! 後半は狂犬・千葉の下で苦汁を舐めた弟分の松方弘樹が主役を引き継ぎ、千葉ちゃんが乗り移ったような壮絶な演技を披露。

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