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近日上映予定

  • ‐名脇役列伝Ⅰ‐ 浪花千栄子でございます

  • 2017/01/14 ~ 2017/01/27

新シリーズ「名脇役列伝」第一弾は、やっぱりこの人しかいない!
浪花千栄子と聞いただけで頬が緩む皆さま、お待たせいたしました!!

※『東北の神武たち』は入替制・一本立て上映、1100円均一です。

  • 上映予定作品一覧(全15本)

花嫁会議
猫と庄造と二人のをんな
裸の町
駅前旅館
貸間あり
江戸の悪太郎
こつまなんきん
河内風土記 続おいろけ説法
女ばかりの夜
悪名
小早川家の秋
今年の恋
丼池
三匹の悪党
東北の神武たち
  • 『花嫁会議(35mm)』

  • 花嫁会議(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1956年
    監督:青柳信雄
    出演:柳家金語楼、雪村いづみ、本間文子、浪花千栄子、藤原釜足、千秋実、司葉子、井上大助、相馬千恵子、池部良、久慈あさみ、清川虹子、越路吹雪、小泉博、小林桂樹、森繁久彌、岡田茉莉子
    コブ付やもめ兄弟(柳家金語楼と千秋実)と周囲の人々に巻き起こる結婚話の結末や如何に!? 仲人役と思いきや、大阪から来た金語楼の見合い相手役の浪花千栄子は、乗り気でない相手に初婚で処女(本人談)だと猛アピール! ヒゲも汚い大食らいの野蛮男を演じる池部良、カメオ出演の上原謙など、スターが意外な役柄を楽しそうに演じている結婚コメディの佳作。
    ©1956 東宝

  • 『猫と庄造と二人のをんな(35mm)』

  • 猫と庄造と二人のをんな(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1956年
    監督:豊田四郎
    出演:森繁久彌、山田五十鈴、香川京子、浪花千栄子、林田十郎、南悠子、山茶花究、芦乃家雁玉、都家かつ江、春江ふかみ、桂美保、横山エンタツ、平尾隆弘、谷晃、森川佳子、万代峰子、田中春男、環三千世、三木のり平、三好栄子、宮田芳子、内海突破、任田順子
    金に目のない母親は、よくデキた嫁を追い出し、金貸しの不良娘を息子にあてがうが…。猫好きマザコン駄目男・森繁、借金チャラ命の姑・浪花千栄子、恨み骨髄の前妻・山田五十鈴と、国宝級役者の名人芸が味わえる日本映画黄金期の傑作の一本。そんな中、ほとんど水着か下着姿の不良娘を香川京子が熱演。キャットファイトが凄まじく、雌猫リリーの演技もまた素晴らしい。
    ©1956 東宝

  • 『裸の町(35mm)』

  • 裸の町(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1957年
    監督:久松静児
    出演:池部良、淡島千景、森繁久彌、杉村春子、山崎猛、志村喬、浪花千栄子、淡路恵子、江幡高志、織田政雄、山茶花究、山本学、田中春男、左卜全、原保美、山内みどり、十朱久雄
    借金漬けの音楽評論家(池部良)が営むレコード屋を巡って、町の高利貸(森繁)と大物金貸し(志村喬)が騙し合い…。金が全ての鬼畜たちの闘いも凄まじいが、甲斐性なしの池部に翻弄される淡路千景、守銭奴・森繁と別れられない杉村春子、金と女に目がない志村喬と連れ添う浪花千栄子ら、妻たちの人生の哀しさがシミジミと胸にしみる。
    ©1957 東宝

  • 『駅前旅館(35mm)』

  • 駅前旅館(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1958年
    監督:豊田四郎
    出演:森繁久彌、森川信、草笛光子、藤木悠、三井美奈、都家かつ江、伴淳三郎、多々良純、若宮忠三郎、フランキー堺、淡島千景、淡路恵子、左卜全、藤村有弘、浪花千栄子、若水ヤエ子
    上野駅前の老舗旅館を舞台に描く群像劇。森繁、伴淳、フランキー堺などキラ星のごとき軽演劇人が芸を競う中、浪花千栄子は慰安旅行に来た紡績工場の保健の先生として登場。旅館の屋上で朝の体操を指導する千栄子先生の白い短パン姿が眩しい! 時代の波に晒される旅館の姿を風刺的に描いた社会派コメディであり、井伏鱒二原作映画の中でも最高の一本。
    ©1958 東宝

  • 『貸間あり(35mm)』

  • 貸間あり(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1959年
    監督:川島雄三
    出演:フランキー堺、淡島千景、乙羽信子、浪花千栄子、清川虹子、桂小金治、山茶花究、藤木悠、小沢昭一、加藤春哉、益田キートン、沢村いき雄、加藤武、市原悦子、渡辺篤、西岡慶子、頭師満、長谷川みのる、津川アケミ
    大坂のアパート屋敷を舞台に、よろず引き受け業を営む才人・五郎ら奇人変人の住人たちが繰り広げる騒動を描くスラップスティック群像劇。クセモノ揃いの役者陣の中、ケチケチ賄い婆さんを演じる浪花千栄子の存在感が光る。「どぎつく、汚い」と原作者の井伏鱒二には不評だったが、人間の汚さの底に流れる哀しさや虚無感が心に染みる一作。
    ©1958 東宝

  • 『江戸の悪太郎(35mm)』

  • 江戸の悪太郎(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1959年
    監督:マキノ雅弘
    出演:大友柳太朗、大川恵子、浪花千栄子、梶すみ子、田崎潤、堺駿二、山形勲、三島雅夫
    貧乏長屋で寺子屋を開く浪人が、土地の乗っ取りを狙う旗本の悪巧みを叩き潰す。山形勲と三島雅夫が悪人たちを憎々しく演じれば、普段は渋ちんだが情に篤い長屋の金貸し婆さんを浪花千栄子が圧倒的な演技力で体現。全篇笑いあり涙あり、田崎潤が歌う「めでた、めでたの、若松さまよ」で大団円というマキノ的喜びに満ちた痛快娯楽時代劇。
    ©東映

  • 『こつまなんきん(35mm)』

  • こつまなんきん(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1960年
    監督:酒井辰雄
    出演:瑳峨三智子、藤山寛美、安井昌二、花菱アチャコ、乙羽信子、河津清三郎、曽我廼家明蝶、高野真二、浪花千栄子、佐乃美子、浅茅しのぶ、千之赫子、菅井一郎、山路義人、永田光男、乃木年雄
    霊感の強いお市を教祖に、インチキ新興宗教を始めた永之助夫婦。お市の色っぽさに、お布施もどんどん集まり大儲けするが…。財産なくして怒り狂い、教団に火をつける浪花千栄子の狂気の演技が凄い!小粒で美味しい南瓜“こつまなんきん”のような河内女を演じる嵯峨美智子の、はち切れんばかりの若さと美しさをご覧あれ。
    ©1960松竹株式会社

  • 『河内風土記 続おいろけ説法(35mm)』

  • 河内風土記 続おいろけ説法(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1961年
    監督:佐伯幸三
    出演:森繁久彌、高島忠夫、浪花千栄子、山茶花究、原知佐子、花菱アチャコ、藤木悠
    村にやって来た芝居一座の役者たちと村人たちが繰り広げる艶笑コメディ。夫の精力が衰えて満足できないと寺の住職に相談するお民。そんな折、たまたま訪ねてきた若い男に身を投げ出し…。珍しくも欲求不満で悶々とする人妻・お民を演じる浪花千栄子。若い男の裸にムラムラする姿も淫らです。
    ©1961 東宝

  • 『女ばかりの夜(35mm)』

  • 女ばかりの夜(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1961年
    監督:田中絹代
    出演:原知佐子、北あけみ、浪花千栄子、富永美沙子、田上和枝、関千恵子、田原久子、千石規子、春川ますみ、淡島千景、沢村貞子、岡村文子、桂小金治、中北千枝子、佐藤徳明、深沢裕子、菅井きん、夏木陽介、香川京子
    元売春婦の厚生施設の優等生・邦子は、更生しようと仕事に就くが…。執拗な差別に悔し泣きする邦子の姿に、社会の矛盾が映し出される。邦子役の原知佐子はもちろん、59歳オサゲ髪の元売春婦を演じる浪花千栄子の役者根性には脱帽。『夜の女たち』で売春婦を演じた田中絹代が、彼女たちのその後を描いた監督第五作。
    ©1961 東宝

  • 『悪名(35mm)』

  • 悪名(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1961年
    監督:田中徳三
    出演:勝新太郎、田宮二郎、中村玉緒、中田康子、水谷良重、浪花千栄子、阿井美千子、倉田マユミ、藤原礼子、若杉曜子、高橋とよ、山茶花究、須賀不二男、嵐三右衛門、荒木忍
    仁義に篤い朝吉と貞は、女郎の足抜けを手助けしヤクザと騒動に。売られた女郎を救うべく因島へ乗り込んだ二人だが、そこには二千人を束ねる大親分・イトがおり…。映画のクライマックス、ラスボス感満載で登場するは浪花千栄子。まだまだ小物の朝吉に、手痛い洗礼を授ける浪花千栄子の圧倒的な格の違いをご堪能あれ。
    ©KADOKAWA1961

  • 『小早川家の秋(35mm)』

  • 小早川家の秋(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1961年
    監督:小津安二郎
    出演:中村鴈治郎、原節子、司葉子、新珠三千代、小林桂樹、宝田明、加東大介、島津雅彦、森繁久彌、浪花千栄子、団令子、杉村春子、笠智衆
    小津が東宝に招かれて撮ったオールスター映画。道楽者の隠居老人(二世・中村雁治郎)が、かつての愛人(浪花千栄子)とよりを戻したことから巻き起こる小早川家の騒動を描く。鴈治郎が老いらくの恋にはしゃぐ旦那を軽妙に演じるが、作品には死の気配が濃厚に漂い、当時57歳の小津安二郎の無常観が反映された作品となった。
    ©1961 東宝

  • 『今年の恋(35mm)』

  • 今年の恋(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1962年
    監督:木下惠介
    出演:吉田輝雄、岡田茉莉子、田村正和、野々村潔、石川竜二、峯京子、東山千栄子、若水ヤエ子、三遊亭円遊、浪花千栄子
    落ちこぼれ高校生の一郎と光。一郎の姉と光の兄は友達が悪いと反感を募らせるが…。吉田輝雄と岡田茉莉子が結ばれるまでのドタバタを軽妙洒脱なタッチで描く。担任の三木のり平、婆やの東山千栄子など名優たちのコメディ演技も見ものなら、岡田の呑気な両親を演じる三遊亭円遊と浪花千栄子夫婦のコンビも素晴らしい。木下惠介の名人芸に酔いしれる傑作ラブコメ!
    ©1962松竹株式会社

  • 『丼池(35mm)』

  • 丼池(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1963年
    監督:久松静児
    出演:司葉子、三益愛子、新珠三千代、森光子、佐田啓二、中村鴈治郎
    昭和27年、大阪の丼池。老舗問屋の乗っ取りを巡って、女たちの意地と情のバトルが勃発する。大卒論理派金貸し・司葉子と老練の高利貸し・三益愛子、色仕掛けで店を狙う新珠三千代の三つ巴の騙し合いに加え、空売り、買占め、インサイダー等の頭脳戦も手に汗握る面白さ! 浪花千栄子は行商のおばちゃんとして登場し、森光子との軽妙なやり取りで笑いを取る。
    ©1963 東宝

  • 『三匹の悪党(35mm)』

  • 三匹の悪党(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1968年
    監督:松尾昭典
    出演:小林旭、高橋英樹、田中邦衛、浪花千栄子、町田祥子、松尾嘉代、深江章喜、近藤宏、渋沢詩子、浜川智子、木浦佑三、玉村駿太郎、野呂圭介、河上喜史郎、柳瀬志郎、黒田剛、河野弘、荒井岩衛、大浜詩郎、榎木兵衛、浜口竜哉
    大正末期。ヤクザの金の強奪を企てた半次郎(高橋英樹)と三郎(田中邦衛)に、片目の一本松(小林旭)が手を貸すが…。主演三人の息もぴったりな日活印の任侠映画。一度でいいから親孝行がしたいと、持ち逃げした金をもって故郷に帰る三郎。迎えるは、苦労を重ねてもなお息子を思う母・浪花千栄子。珍しくも関西弁を話さない役だが、その魂の演技に涙せずにいられない隠れた傑作。
    ©日活

  • 『東北の神武たち(35mm)』

  • 上映スケジュール
  • 公開:1957年
    監督:市川崑
    出演:芥川比呂志、伊豆肇、小高尊、左卜全、溝井哲夫、恩田清二郎、堺左千夫、高畑文也、千葉一郎、岡部正、千葉太郎、佐藤允、千秋実、東郷晴子、藤原釜足、浪花千栄子、三好栄子、沢村いき雄、浜村純
    “神武(ズンム)”と呼ばれる東北の貧農のやっこ(次男、三男)達。中でも利助は生まれつき口が臭く家族からも嫌われていた。そんな時、寡婦のおえいがやっこと一晩共にしてくれると聞いた利助は、卵を飲んで意気込むが…。土地にも女にも一生縁がない男たちの悲喜劇が、原作者・深沢七郎独特のユーモラスな語り口で描かれる。亡き夫の罪滅ぼしのため、毎夜やっこたちと交わっていく浪花千栄子の狂気の演技が凄い。
    協力:東京国立近代美術館フィルムセンター

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