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近日上映予定

  • 巨星・橋本忍

  • 2015/11/21 ~ 2015/12/18

兵庫県出身。戦時下の闘病生活中にシナリオ作家を志す。黒澤明『羅生門』(1950年)でデビュー後、成瀬巳喜男、今井正、岡本喜八など名匠の脚本を次々と手がける。伊丹万作から脚本指導を受けた唯一の弟子であり、黒澤組の一人として傑作群を送り出したシナリオ界の巨星。その骨太なストーリーと確固たる構成力、深い人間洞察は他の追随を許さない。

1973年、「橋本プロダクション」を設立し映画制作に進出。『砂の器』『八甲田山』『八つ墓村』と大ヒットを飛ばすが、東宝創立50周年記念映画『幻の湖』が数週間で興行打ち切りに。その後二本の脚本を最後に事実上引退状態だったが、2008年『私は貝になりたい』のリメイク作品で自らの脚本をリライトした。
また、『私は貝になりたい』『南の風と波』『幻の湖』の三作品を監督している。
本特集では、黒澤作品を含む傑作群から『幻の湖』以後の迷作まで、さらに全ての監督作を上映。偉大なる橋本忍の全貌に迫る!

※12月14日(月)、12月17日(木)の上映時間が変更となりました。ご確認の上、ご来館くださいますよう宜しくお願い申し上げます。

  • 上映予定作品一覧(全24本)

生きとし生けるもの
生きものの記録
憎いもの
女殺し油地獄
夜の鼓
奴が殺人者だ
鰯雲
隠し砦の三悪人
私は貝になりたい
七つの弾丸
南の風と波
怪談 蚊喰鳥
切腹
白と黒
悪の紋章
霧の旗
大菩薩峠
上意討ち 拝領妻始末

人斬り
暁の挑戦
幻の湖
旅路 村でいちばんの首吊りの木
愛の陽炎
  • 『生きとし生けるもの(デジタル)』

  • 生きとし生けるもの(デジタル) 上映スケジュール
  • 公開:1955年
    監督:西河克己/脚本:橋本忍
    出演:山村聡、三國連太郎、三島耕、山内明、南寿美子、東谷暎子、北原三枝、村瀬幸子、轟夕起子、笠智衆、宇野重吉、田中筆子
    余分に入っていたボーナスをネコババした靖一郎は、会計の民子が穴埋めしたことを知り…。貧乏に喘ぐ靖一郎と、社長の息子に求愛された民子の恋の行方は!? オフィス恋愛に階級闘争を絡めた壮大なテーマに西河克己が挑む。小津安二郎に直談判して出てもらったという笠智衆による魂の説諭を聴け!
    ©日活

  • 『生きものの記録(35mm)』

  • 生きものの記録(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1955年
    監督:黒澤明/脚本:橋本忍
    出演:三船敏郎、志村喬、千秋実、清水将夫、三好栄子、青山京子、東郷晴子、千石規子、根岸明美、太刀川洋一、田吉二郎、東野英治郎、佐田豊、藤原釜足、三津田健、渡辺篤
    根岸明美、太刀川洋一、田吉二郎、東野英治郎、佐田豊、藤原釜足、三津田健、渡辺篤工場経営者の中島は、原水爆を恐れるあまり家族全員でのブラジル移住を企てるが…。狂っているのは中島か社会かを問いかける黒澤明の社会派ドラマ。核競争や第五福竜丸事件の時代にも関わらず興行的には惨敗したが、大島渚など激賞する人も多かった。福島原発事故後、本作のリアリティは増すばかり。今こそ観るべき一本!
    ©1955 東宝

  • 『憎いもの(35mm)』

  • 憎いもの(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1957年
    監督:丸山誠治/脚本:橋本忍
    出演:藤原釜足、安西郷子、小泉博、宮口精二、中田康子、東野英治郎、賀原夏子、若原亘、千石規子
    弘前で雑貨商を営む父のため、恋人とも離れ東京で働いて仕送りする由子だったが…。石坂洋次郎原作、橋本忍脚色による中編映画「東宝ダイヤモンドシリーズ」第四弾。純朴な父と孝行娘がある偶然から地獄へと転がり落ちていく様を冷めたタッチで描く。日本の名脇役・藤原釜足の代表作。
    ©1957 東宝

  • 『女殺し油地獄(35mm)』

  • 女殺し油地獄(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1957年
    監督:堀川弘通/脚本:橋本忍
    出演:中村扇雀、中村鴈治郎、三好栄子、香川京子、若宮忠三郎、新珠三千代、山茶花究、池田栖子、志摩多佳子、藤乃高子、上田寛、岩井半四郎、三津田健、芦屋雁之助、芦屋小雁
    老舗油屋の跡継ぎの与兵衛は、放蕩、悪態の限りをつくし、遊女に入れあげ無理な借金を重ねるが…。原作は、凄絶なラストが有名な近松門左衛門の世話もの。我儘な子供のままのダメ男を中村扇雀、義理堅く真面目に暖簾を守る義父役を中村雁治郎という父子の演技合戦が見もの。
    ©1958 東宝

  • 『夜の鼓(35mm)』

  • 夜の鼓(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1958年
    監督:今井正/脚本:橋本忍、新藤兼人
    出演:三國連太郎、有馬稲子、森雅之、中村万之助、雪代敬子、日高澄子
    一年ぶりに江戸から鳥取に帰郷した彦九郎は、愛妻・おたねの不義の噂を聞く。真相を探るべく、親族会議が開かれるが…。近松門作衛門の原作を橋本忍と新藤兼人が脚色。過去と現代を交錯させ、真相を探っていくミステリー仕立ての構成は、さすが橋本忍。時代劇ながら人物造形はリアルであり、役者陣の演技もまた見事。
    ©1958 松竹株式会社

  • 『奴が殺人者だ(35mm)』

  • 奴が殺人者だ(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1958年
    監督:丸林久信/脚本:橋本忍
    出演:佐藤允、淡路恵子、天本英世、横山道代、土屋嘉男、中田康子、東郷晴子、中丸忠雄
    隅田川にあがった麻薬密売人の死体。麻薬取締官の石原は、捜査のため組織に潜入するが…。中丸忠雄の初々しい演技が見られるサスペンス映画の佳作だが、ヤク中の殺し屋「ヤッパの竜」を演じた天本英世の怪演が全てを食ってしまう。禁断症状による錯乱演技の凄まじさはまさに伝説!
    ©1958 東宝

  • 『鰯雲(35mm)』

  • 鰯雲(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1958年
    監督:成瀬巳喜男/脚本:橋本忍
    出演:淡島千景、飯田蝶子、新珠三千代、司葉子、木村功、中村鴈治郎、小林桂樹、加東大介、杉村春子、清川虹子、大塚国夫、太刀川洋一
    “開明的未亡人”の八重は、農家の実態を取材にきた記者の大川と恋に落ちるが…。戦後の農村を背景に、家制度の変化や世代による価値観の対立を様々なエピソードを積み重ねて描く群像劇。橋本忍は天才的構成力で多くの登場人物をさばいていく。成瀬・橋本コンビの隠れた傑作。
    ©1958 東宝

  • 『隠し砦の三悪人(35mm)』

  • 隠し砦の三悪人(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1958年
    監督:黒澤明/脚本:菊島隆三、小国英雄、橋本忍、黒澤明
    出演:三船敏郎、千秋実、藤原釜足、藤田進、志村喬、上原美佐、三好栄子、樋口年子、藤木悠、笈川武夫、土屋嘉男、高堂国典、加藤武、三井弘次、小川虎之助、佐田豊、上田吉二郎、沢村いき雄
    『スターウォーズ』の元ネタとして余りにも有名な黒澤明の傑作痛快活劇。敗軍の将が、雪姫と黄金とともに敵陣を突破する! 次々に襲う絶体絶命の危機、三船渾身の殺陣と馬上一騎打ち、C-3PO、R2-D2のモデルとなった藤原釜足と千秋実のオトボケ百姓コンビ、庶民の生活を知り大人になっていく雪姫(『ローマの休日』)と、見どころ満載!!
    ©1958 東宝

  • 『私は貝になりたい(35mm)』

  • 私は貝になりたい(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1959年
    監督:原作・脚本:橋本忍
    出演:フランキー堺、新珠三千代、水野久美、笠智衆、中丸忠雄、藤田進、加東大介、南原伸二
    過酷な戦地から復員し、平和な生活を取り戻した理髪師の豊松だったが…。BC級戦犯死刑囚の悲劇を描き永遠に語り継がれる名作ドラマの脚本を書いた橋本忍が、自らメガホンを取り映画化。戦争の非合理と不条理を徹底的に追及した本作は、今戦争とは何かを考える者すべてが観るべき一本。
    ©1959 東宝

  • 『七つの弾丸(35mm)』

  • 七つの弾丸(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1959年
    監督:村山新治/脚本:橋本忍
    出演:出演:三國連太郎、久保菜穂子、今井俊二、星美智子、高原駿雄、伊藤雄之助
    大阪北浜銀行強盗事件をモデルにしたサスペンス群像劇。犯人、銀行員、警官、タクシー運転手など複数の人物が絡み合い、犯罪が実行されるまでをドキュメンタリータッチで描く。地方と都会の格差、構造的貧困と学歴重視社会、核家族化など、社会問題を巧みに織り込んだ脚本が見事な傑作。
    ©東映

  • 『南の風と波(35mm)』

  • 南の風と波(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1961年
    監督:橋本忍
    出演:新珠三千代、星由里子、夏木陽介、西村晃、賀原夏子、藤原釜足、飯田蝶子、板屋幸江
    貧しい中で助け合って暮らしてきた漁村の人々が、遭難事故で家族を失い…。実際に四国で起きた漁船遭難事件をもとに描いた橋本忍監督第二作。遭難した船の乗組員の家族たちの淡々とした日常の描写が、事故という悲劇を際立たせる。ベテラン役者たちのいぶし銀の演技が楽しめる人間ドラマの秀作。
    ©1961 東宝

  • 『怪談 蚊喰鳥(35mm)』

  • 怪談 蚊喰鳥(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1961年
    監督:森一生/構成・監修:橋本忍
    出演:船越英二、中田康子、小林勝彦、丹羽又三郎、丸凡太、山本弘子、村田扶実子
    「げに、恐ろしきは人間だ」と役人がつぶやく…。常盤津の師匠、やくざな情夫、不気味な按摩。この三人が50両の金をめぐって、互いを騙し合い、破滅の道を突き進む。この作品に続き、船越英二は『盲獣』でも盲目の男を怪演している。
    ©KADOKAWA1961

  • 『切腹(35mm)』

  • 切腹(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1962年
    監督:小林正樹/脚本:橋本忍
    出演:仲代達矢、岩下志麻、石浜朗、稲葉義男、三國連太郎、三島雅夫、丹波哲郎、中谷一郎、青木義朗、井川比佐志、小林昭二、武内亨
    井伊家の上屋敷に津雲半四郎と名乗る浪人が現れ「切腹のためお庭拝借」と申し出るが…。娘婿を悲惨な死へと追いやった者への半四郎の復讐劇は、武士社会に対する痛烈な批判へと変わる。小林正樹の鬼気迫る演出、橋本忍の圧倒的な構成力、シネスコを活かした構図の素晴らしさ、武満徹の緊迫した音。時代劇の枠を超えた日本映画の至宝!
    ©1962 松竹株式会社

  • 『白と黒(35mm)』

  • 白と黒(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1963年
    監督:堀川弘通/脚本:橋本忍
    出演:小林桂樹、仲代達矢、井川比佐志、千田是也、三島雅夫、東野英治郎、山茶花究、大空真弓、淡島千景、乙羽信子、小林哲子、木村俊恵、野村昭子、菅井きん、岩崎加根子、近藤洋介、中原成男、守田比呂也、榊原秀春、渡辺喜世子、松本清張
    宗像弁護士の妻・靖江が殺され、前科がある脇田が逮捕された。刑廃止論者の宗方は、若手の浜野とともに脇田の弁護を買って出るが…。橋本忍のオリジナル脚本を堀川弘通が映画化。観客を翻弄する橋本忍の語り口はまさに名人芸!緊迫感溢れる白黒映像と贅沢な俳優陣の熱演も素晴らしい、裁判ミステリーの傑作。
    ©1963 東宝

  • 『悪の紋章(35mm)』

  • 悪の紋章(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1964年
    監督:堀川弘通/原作・脚本:橋本忍
    出演:山崎努、新珠三千代、岸田今日子、佐田啓二、北あけみ、大坂志郎、志村喬
    殺人事件を捜査中に陥れられ、汚職の罪で投獄された警部補の稲村。二年後、出所した彼は名前を変え…。橋本忍が朝日新聞に連載した同名小説を映画化。ハードボイルドから心理サスペンス、そして推理劇へという展開は、橋本忍の緊密な構成によるもの。事件の裏の三人の女の存在感が印象的なミステリーの佳作。
    ©1964 東宝

  • 『霧の旗(35mm)』

  • 霧の旗(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1965年
    監督:山田洋次/脚本:橋本忍
    出演:倍賞千恵子、露口茂、滝沢修、逢初夢子、新珠三千代、近藤洋介、清村耕次、金子信雄、市原悦子、阿部寿美子
    兄の冤罪を晴らすため辣腕弁護士・大塚に依頼した桐子は、貧乏ゆえに断られ…。庶民派の代表女優とも言える倍賞千恵子が、逆恨みから復讐に突っ走るモンスター・桐子を無表情に演じる。松本清張に挑んだ山田洋次が、緊張感溢れる演出と陰影を活かした映像でサスペンスを盛り上げる。
    ©1965 松竹株式会社

  • 『大菩薩峠(35mm)』

  • 大菩薩峠(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1966年
    監督:岡本喜八/脚本:橋本忍
    出演:仲代達矢、新珠三千代、内藤洋子、藤原釜足、加山雄三、中谷一郎、西村晃、小川安三、香川良介、川口敦子、田中邦衛、天本英世、佐々木孝丸、佐藤慶、中丸忠雄、三船敏郎
    理由もなく人を斬りまくる狂気の剣豪・机龍之助を仲代達矢が演じた、岡本喜八版『大菩薩峠』。虚無を湛えた仲代の眼、終盤での無数の敵相手の壮絶な殺陣は、日本映画史上に燦然と輝く素晴らしさ。アメリカでも熱狂的なマニアを生んだ、暗黒時代劇の金字塔。
    ©1966 東宝

  • 『上意討ち 拝領妻始末(35mm)』

  • 上意討ち 拝領妻始末(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1967年
    監督:小林正樹/脚本:橋本忍
    出演:三船敏郎、加藤剛、江原達怡、大塚道子、司葉子、仲代達矢、松村達雄、三島雅夫、神山繁、山形勲、浜村純、山田恵美、佐々木孝丸、福原秀雄、川尻則子、市原悦子、小林哲子、山岡久乃、日塔智、青木義郎
    藩主の側室・いちを妻として与えられ戸惑う与五郎。いつしか二人は愛し合い娘が生まれるが…。封建主義の世に、お上の無理非道に逆らい理を通して破滅していく武士の姿を様式美溢れる重厚な映像で描いた、小林正樹監督代表作の一本。
    ©1967 東宝

  • 『首(35mm)』

  • 首(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1968年
    監督:森谷司郎/脚本:橋本忍
    出演:小林桂樹、古山桂治、鈴木良俊、南風洋子、下川辰平、宇留木康二、鈴木治夫、小川安三、加藤茂雄
    獄舎で炭坑夫が謎の死を遂げる。弁護士の正木は死因に疑問を抱くが、検察や警察の権力の壁が立ちはだかり…。実際の首なし事件を描いた弁護士・正木ひろしの『弁護士』が原作。狂気にも似た執念で真相を突き止めようとする正木を小林桂樹が熱演。黒澤組のバックアップを得た、新鋭・森谷司郎による傑作。
    ©1968 東宝

  • 『人斬り(35mm)』

  • 人斬り(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1969年
    監督:五社英雄/脚本:橋本忍
    出演:勝新太郎、仲代達矢、石原裕次郎、三島由紀夫、倍賞美津子、新條多久美、仲谷昇、下元勉、山本圭、伊藤孝雄、賀原夏子、田中邦衛
    幕末に実在した「人斬り以蔵」こと岡田以蔵の半生を豪華キャストで描く。謀略家の半平太に心酔し、殺人を勤皇と信じ込み、「天誅!」と叫びながら人を斬る。哀しいほど単細胞な以蔵を、カツシンが熱く演じる。三島由紀夫が薩摩の「人斬り」田中新兵衛役で出演、切腹シーンを演じたことも話題に。
    ©フジテレビジョン、勝プロ

  • 『暁の挑戦(デジタル)』

  • 暁の挑戦(デジタル) 上映スケジュール
  • 公開:1971年
    監督:舛田利雄/脚本:橋本忍、国弘威雄、池田一朗
    出演:中村錦之助、若林豪、渡哲也、倍賞美津子、尾崎奈々、財津一郎、仲代達矢、佐藤慶、辰巳柳太郎、島田正吾
    川崎市の「大工業都市建設計画」でうまい汁を吸おうとする地元ヤクザの酒巻組に挑み、自ら土建業を立ち上げた正岡。その対立は市民を巻き込んで激しさを増し…。大正14年の「鶴見騒擾事件」を題材にした問題作。長く行方が知れなかったフィルムが発見され、ッ昨年「川崎市90周年記念事業」として修復された幻の一本。
    ©フジテレビジョン、新国劇映画

  • 『幻の湖(35mm)』

  • 幻の湖(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1982年
    監督:橋本忍
    出演:南條玲子、北大路欣也、関根恵子、大滝秀治、隆大介、星野知子、光田昌弘、長谷川初範、かたせ梨乃、宮口精二、室田日出男
    愛犬を殺されたジョギング好きのトルコ嬢が、出刃包丁片手に琵琶湖から東京、戦国時代、そして宇宙へと犯人捜しの旅をする!? 製作に二年を費やした「東宝創立50周年記念作品」ながら上映はすぐに打ち切り、その後20年に渡り完全封印された問題作。観る者の脳をランナーズ・ハイに叩き込む「キング・オブ・カルト」!
    ©1982 東宝

  • 『旅路 村でいちばんの首吊りの木(35mm)』

  • 旅路 村でいちばんの首吊りの木(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1986年
    監督:神山征二郎/製作:橋本忍
    出演:倍賞千恵子、早見優、蟹江敬三、ハナ肇、長門裕之、梅宮辰夫、河内桃子、安藤一夫
    東京で東大受験をめざす紀美子の元に、奥飛騨に住む母親から手紙が届く。兄が殺人の容疑者になったというが…。偏執的なまでに頑固で強い母親を演じた倍賞千恵子が圧巻。一家七人が並んで首を吊ったという伝説の巨木が雪に埋もれた荒涼たる風景が、悲劇的な結末を象徴する。
    ©1986 東宝・テレビ朝日・橋本プロ

  • 『愛の陽炎(35mm)』

  • 愛の陽炎(35mm) 上映スケジュール
  • 公開:1986年
    監督:三村晴彦/脚本:橋本忍
    出演:伊藤麻衣子、萩原流行、司葉子、風祭ゆき、北林谷栄
    男に裏切られたルミ子(伊藤麻衣子)は、祖母の「クギぶち込めばイイだ」という言葉に…。カジュアルに丑の刻参りセットを出してくる祖母役の北林谷栄もナイス! 冠にはロウソク代わりの豆電球、電源はウォークマンという現代風丑の刻参りは効くのか!?『幻の湖』と並ぶ橋本脚本の迷作。
    ©1986 松竹株式会社

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