cinemavera

近日上映予定

  • 武智映画100年 孤高の表現者とそのむすめ

  • 2012/07/07 ~ 2012/07/27

武智鉄二生誕百周年!
武智監督とその義理の娘、川口小枝による異形の映画史!

  • 上映予定作品一覧(全18本)

白日夢  R-18
白昼の通り魔
日本の夜 女・女・女物語  R-18

暗殺
紅閨夢  R-18
黒い雪  R-18
源氏物語  R-18
戦後残酷物語  R-18
浮世絵残酷物語  R-18
讃歌
白日夢(1981)  R-18
華魁  R-18
白日夢2  R-18
「空白の起点」より 女は復讐する
白昼の惨殺
女賭博師
怪談残酷物語
  • 『白日夢  R-18』

  • 白日夢  R-18 上映スケジュール
  • 公開:1964年
    監督:武智鉄二
    出演:路加奈子、石浜朗、花川蝶十郎、松井康子、小林十九二、小沢茂美、坂本武、吉田道紀、御木きよら、奈良あけみ、三鬼陽之助
    歯の治療中、麻酔で夢心地になっていた倉橋。診察室で隣に座っていた美女・千枝子が歯科医に襲われるのを目撃し、救出しようとするが…。口、眼、鼻の執拗なクロースアップ、ノイズ音楽のように鳴り響くドリルや電子音など、前衛的な手法を用いて描かれるのは、扇情的というよりはオブジェとしての女体。配給権を巡っては各社による争奪戦が繰り広げられ、見事大ヒットを記録した武智初の劇映画。

  • 『白昼の通り魔』

  • 白昼の通り魔 上映スケジュール
  • 公開:1966年
    監督:大島渚
    出演:川口小枝、小山明子、佐藤慶、戸浦六宏、小松方正、岸輝子、川口秀子、殿山泰司、矢野宣、観世栄夫、渡辺文雄、高原良子、茅島成美、滝沢修
    連続暴行犯“白昼の通り魔”に襲われた女中のシノは、それが故郷の村で自分を犯した幼馴染の英助だと知り、中学教諭である彼の妻に知らせるが…。めまぐるしいカット割りと、シャープなカメラワークによって、愛とエゴ、知と本能といった人間の矛盾を画面に焼き付けた、大島渚の実験的野心作。丸刈りで犯人役に挑んだ佐藤慶をはじめ、大島組のひとくせある役者陣の中、川口小枝は生命力溢れるシノを熱演している。

  • 『日本の夜 女・女・女物語  R-18』

  • 日本の夜 女・女・女物語  R-18 上映スケジュール
  • 公開:1963年
    監督:武智鉄二
    芸者、尼僧、モデル、ソープランド、ゲイボーイなど、60年代の日本の女性の生態を捉えたドキュメンタリー。ヌード能やストリップから蛇料理や美容整形まで、キッチュでエロでショッキングな映像満載!作品中には、女性とは関係のない釜ヶ崎での暴動事件や、谷川岳宙吊り遺体収容事件の映像が含まれており、当時の貴重な記録ともなっている。

  • 『母』

  • 母 上映スケジュール
  • 公開:1963年
    監督:新藤兼人
    出演:乙羽信子、杉村春子、殿山泰司、武智鉄二、高橋幸治、加藤武、頭師佳孝、横山靖子、加地健太郎、佐藤慶、宮口精二、夏川かほる、小川真由美、荒谷甫水、若杉彰、本山可久子、吉田道紀
    戦争未亡人となり二度目の結婚にも失敗した民子は、脳腫瘍を患う息子の利夫を連れて、印刷屋を営む韓国人の田島と三度目の結婚式を挙げる。田島は利夫の手術費用を出してくれる優しい夫で、民子は初めて安らぎをおぼえるが、手術の甲斐なく利夫は死んでしまい…。原爆、貧困、在日問題などを絡めながら、人間の生と性をリアリスティックに描く。武智は小川真由美を相手にベッドシーンに臨んだ。

  • 『暗殺』

  • 暗殺 上映スケジュール
  • 公開:1964年
    監督:篠田正浩
    出演:丹波哲郎、岡田英次、早川保、岩下志麻、木村功、佐田啓二、竹脇無我、蜷川幸雄、武智鉄二
    尊皇攘夷派から幕府側に転向した清河八郎は、老中の命で攘夷派を討ちに京都に向かう。しかし彼を信用できない幕府は、密かに暗殺者を差し向け…。幕末の謀略の嵐を駆け抜けた風雲児・清河八郎の半生を描いた司馬遼太郎の『奇妙なり八郎』を映画化。煽てられて増長し、天下を取り清河幕府を開くと豪語した八郎を、丹波哲郎が熱演。篠田監督は『市民ケーン』の技法を模倣し、立体的な構図や手持ちカメラなど実験的な演出を実践した。

  • 『紅閨夢  R-18』

  • 紅閨夢  R-18 上映スケジュール
  • 公開:1964年
    監督:武智鉄二
    出演:茂山千之丞、川口秀子、川口秀延、後藤陽吉、柳美那、奈良真養、葵千代、アンジェラ浅丘、五月美沙、葵三代、花柳春、K水町、小浜奈々子、花川蝶十郎、川口秀一郎、土方巽
    小説家の男がストリップやポルノ映画を鑑賞し、妻とその妹と食事を共にする。眠りに就くと、ストリップ小屋や映画の中で見た女たちの妖しい夢を見て…。ロングテイクという表現に日本人の民族性を見ていた武智は、本作でも随所に長廻しを採用。映倫審査によって作品の大部分が削除され、配給会社を変更して再審査を請求するも、およそ二割の部分が削除される結果となった。

  • 『黒い雪  R-18』

  • 黒い雪  R-18 上映スケジュール
  • 公開:1965年
    監督:武智鉄二
    出演:紅千登世、花ノ本寿、美川陽一郎、村田知栄子、松井康子、内田高子、滝まり子、月まち子、水町圭子、沢律生、野上正義、リカド・ヘモサ、花川蝶十郎
    横田基地周辺で売春宿を経営する母を持ち、憤りと挫折感に苛まれる次郎は、娼婦を買った黒人兵を殺して拳銃を奪い、米軍将校のオンリーさんである叔母が貯め込んだドルを手に入れるのだが…。その反米思想ゆえ撮影時より官憲の激しい妨害にあった本作は、公開後に公然猥褻物陳列罪で起訴され、裁判では三島由紀夫、大島渚らも弁護に乗り出して社会的論争を巻き起こした。

  • 『源氏物語  R-18』

  • 源氏物語  R-18 上映スケジュール
  • 公開:1966年
    監督:武智鉄二
    出演:花ノ本寿、浅丘ルリ子、芦川いづみ、花川蝶十郎、北条きく子、志賀山章、中村孝雄、和田浩治、茂山千之丞、菅原通済、月まち子、柏美紗、香月美奈子、松井康子、川口牡丹、紅千登世、北条きく子、西崎緑、川口秀子、八代真矢子、川口小枝、山本陽子
    浅丘ルリ子、和田浩治、芦川いづみら豪華キャストを起用した、古典芸術の大家・武智鉄二による『源氏物語』と大々的に喧伝された作品。しかし武智の目的は、光源氏と義母・藤壷との不義密通によって生まれた子が冷泉帝となるという『源氏物語』の根底に流れる「天皇制への侵犯」を映像化することにあった。「労働者」や「不景気」など現代語を使うことで、殿上人に対する民衆の存在を浮かび上がらせた、反体制の作家・武智鉄二の面目躍如たる一本。

  • 『戦後残酷物語  R-18』

  • 戦後残酷物語  R-18 上映スケジュール
  • 公開:1968年
    監督:武智鉄二
    出演:路加奈子、紅千登世、有沢正子、小畑通子、剣持伴紀、月まち子、李麗仙、八木千枝、ボッブ・ベイン、マイク・ダニーン、トム・ハーパー
    戦災孤児の年子は、GIに輪姦されたあげくに性病にかかり、やけになって売春婦になる道を選ぶ。やがてGIのオンリーになり豪邸に住むようになった彼女は、自ら日本人女性を騙してGIの餌食に差し出すのだが…。小野年子の転落人生を描いた自伝的小説を映画化。敗戦国の被害者である女性がいつしか加害者になる過程を通し、アメリカの卑屈な同伴者である日本の現状を鋭く追及した。

  • 『浮世絵残酷物語  R-18』

  • 浮世絵残酷物語  R-18 上映スケジュール
  • 公開:1968年
    監督:武智鉄二
    出演:刈名珠理、辰巳典子、稲妻竜二、矢田部賢、直木いさ、河出瑠璃子、大月清子、紅千登世、宇佐美淳也、小林重四郎、茂山千之丞、小山源喜
    幕府より日光東照宮の彩色補修の大仕事を命じられた浮世絵師・長春。その見事な仕事ぶりを嫉妬した幕府お抱えの絵師・狩野春賀は、報酬を受け取りに来た長春の指を折り、さらには娘をなぶり者にするが…。芸術への異常な執着を、作品のためなら娘を弟子に抱かせることも厭わない長春の姿を通して描いた作品。実在の浮世絵師・宮川長春の作品が随所に挿入されている。

  • 『讃歌』

  • 讃歌 上映スケジュール
  • 公開:1972年
    監督:新藤兼人
    出演:渡辺督子、河原崎次郎、乙羽信子、武智鉄二、初井言栄、殿山泰司、原田大二郎、戸浦六宏、草野大悟、本山可久子、新藤兼人
    傲慢で独善的な盲目の春琴は、使用人の佐助に風呂の世話から排泄物の処理、性生活の奉仕までをも求める。そして春琴に従順な佐助はそれに献身していくが…。歪んだ男女の究極の愛の行方とは?文豪谷崎潤一郎の不朽の名作「春琴抄」の映画化作品。新藤兼人監督自身がインタビュアーとして登場し、春琴の家で働いていた女中に目撃した事柄をインタビュー形式で語らせ、物語は展開されていく。

  • 『白日夢(1981)  R-18』

  • 白日夢(1981)  R-18 上映スケジュール
  • 公開:1981年
    監督:武智鉄二
    出演:愛染恭子、佐藤慶、川口小枝、勝然武美、殿山泰司
    64年の同タイトル作品をセルフリメイク。筋書きにほぼ変更はないものの、親交のあった大島渚が発表した『愛のコリーダ』の影響からか、カラー画面を得て繰り広げられる過激描写はオリジナルを遥かに上回るものとなった。愛染恭子と佐藤慶の“ホンバン”映画としてあまりにも有名な作品だが、ディスコシーンのBGMに笙と篳を使うなど、前作同様の実験的な試みがなされている。

  • 『華魁  R-18』

  • 華魁  R-18 上映スケジュール
  • 公開:1983年
    監督:武智鉄二
    出演:親王塚貴子、真柴さとし、川口小枝、伊藤高、夕崎碧、梓こずえ、殿山泰司
    長崎の遊郭の売れっ子花魁・菖蒲太夫は、情夫の喜助と廓を逃げ出すが失敗、喜助は殺され太夫は横浜で外人相手に商売することに。しかし、いつしか右膝に喜助の人面疽が現れ、客を脅すようになり…。谷崎潤一郎の「人面疽」と「刺青」を素材に、廓の性風俗を華麗に描いたハードコア。クライマックスはアメリカ人青年と太夫の結婚初夜。股間に現れた人面疽vs牧師の戦いは「エクソシスト」もビックリ!?

  • 『白日夢2  R-18』

  • 白日夢2  R-18 上映スケジュール
  • 公開:1987年
    監督:武智鉄二
    出演:愛染恭子、霧浪千寿、速水建二、菅貫太郎
    前二作のヒロイン・千枝子は今回女医として登場し、医師と共に若いカップルをいたぶるという、原作からは大きく逸脱した設定となった。主体的に性を貪り、ほとんど怪物化した千枝子の迫力には目を見張るものがある。武智自ら「最後のハードコア」と語った本作は、そのフィルモグラフィを顧みても、きわめてポルノ色の強い特殊な一本となった。

  • 『「空白の起点」より 女は復讐する』

  • 上映スケジュール
  • 公開:1966年
    監督:長谷和夫
    出演:天知茂、川口小枝、原知佐子、岩崎加根子、加藤嘉、菅井一郎、露口茂、笠置シヅ子
    電車から転落事故を目撃した女・鮎子。ところが、死んだ男は鮎子の父で、彼女が受取人の高額な生命保険に加入していた。偶然同じ電車に乗り合わせた保険調査員の新田は、いやおうなく事件に巻き込まれ…。練られたトリックに加え、電車、歪んだ人間関係、崖の上での犯人追及まで、今や二時間ドラマでおなじみとなったサスペンスの要素が満載のエロティック・ミステリー。笹沢佐保原作が鮎子に込めた女の悲しさを川口小枝が体現している。

  • 『白昼の惨殺』

  • 上映スケジュール
  • 公開:1967年
    監督:梅津明治郎
    出演:安藤昇、平井昌一、川口小枝、伊藤雄之助、新藤恵美、山茶花究、細川俊夫、松本朝夫、砂塚秀夫、殿山泰司、加藤嘉、荒井千津子
    建築界の重鎮・龍造寺の娘が誘拐される。部下の英次に設計図を代筆させのしあがってきた龍造寺は、彼を犯人ではないかと疑う。しかし、既に英次は何者かに拉致され、龍造寺が横取りしようとしたマニラ美術館の設計図も消えていた。誘拐犯人から呼出しを受けた龍造寺は、その正体を知るのだが…。

  • 『女賭博師』

  • 女賭博師 上映スケジュール
  • 公開:1967年
    監督:弓削太郎
    出演:江波杏子、川口小枝、本郷功次郎、内田良平、山田吾一、早川雄三、仲村隆、竜岡晋、内田朝雄、加藤嘉、水原浩一、夏木章、高村栄一、春本泰男、高見国一、津田駿、河島尚真、谷謙二、大山健一、伊東光一
    六本木でバーを経営する夏江の裏の顔は、父親仕込みの凄腕賭博師。ある温泉宿で出会った女子大生・滝子との辛い勝負を切り抜けるも、その後滝子が恋人と心中して一人だけ生き残ったことを知る。夏江には田上という恋人がいたが、あるとき彼の前に滝子が現れて…。江波杏子の冷ややかな美しさと色気が光る、大映の人気シリーズ第二弾。夏江への復讐に燃える滝子を川口が演じる。

  • 『怪談残酷物語』

  • 怪談残酷物語 上映スケジュール
  • 公開:1968年
    監督:長谷和夫
    出演:川口小枝、田村正和、川津祐介、賀川雪絵、春川ますみ、桜井浩子、花柳幻舟、明石潮、田村奈巳、戸浦六宏、金子信雄、北村英三
    旗本・深谷新左衛門は借金の返済を迫る鍼医の宗順を殺してしまう。ところが、宗順の呪いは新左衛門の息子たちにまで及び…。長男・新一郎役の若き田村正和が、春川ますみに童貞を奪われ、その後やけになって犯罪に手を染めるという汚れ役を熱演!原作は柴田錬三郎『怪談累ヶ淵』。

新着情報

一覧を見る

アクセス


〒150-0044
東京都渋谷区円山町1‐5
KINOHAUS(キノハウス) 4F
03-3461-7703

メールマガジン

上映情報等をお届けいたします。
登録はこちらのURLからお願いいたします。
メールマガジンの登録はこちらから